ハドソン ジェリコ941②

さてジェリコです。

リューターがぶっ壊れた(ぶっ壊した)とはいえ、給料日まで放置するのもアレなので、手元の工具でできるカスタムを続けます。

ジェリコにCZのバレル一式とリコイルスプリング一式を入れてみます。
文字通りポン付けです。



KSCがジェリコをパクったのか!?レベルの互換性です。
この状態でスライドを前後にスルスル動かせます。途中で引っかかって動かなくなることもありません。マルイ1911にマルイ1911用カスタムバレルを組み込んで不具合が発生する確率を考えれば、この互換性は異常と言わざるを得ません。

だがしかし。



スライドストップの入る穴がズレています。
これではバレル一式を固定できないので、穴を広げます。



チャンバー側に広げていきます。当たり前ですがアウターバレルを外した状態で削ります。リコイルスプリング一式はロングリコイルスプリングガイド標準のジェリコ用を使いますので、不要なバレルホルダーピンは外しておきます。
ある程度削ったらスライドに組み込んで様子を見て、慎重に削っていきます。最終的にスライドストップを組み込んだ状態でインナーバレルがスライド銃口穴のセンターにくるまで削ればOKです。
アウターバレルをはめ込んで、穴の周囲を削ります。amazonで買った2,018円のUSB充電式リューターが大活躍しました。iHELP製リューター、侮れません。

組み込んでみます。



パッと見は問題ありません。スライドもスルスル動き、手を離せばジャコン!と閉鎖します。
しかしマズル部分が大変なことになってます。



アウターバレルが2mm長いのは事前に把握していました。その程度は許容範囲内だろうと。しかしリコイルスプリングガイドが10mmも飛び出してるのは頂けません。
スライドも2mm前方にズレてます。



スライド後端も2mmズレて、ハンマーとの間にダサい隙間ができてます。
しかもこの状態ではセフティレバーが動きません。スライドを2mm下げてやらないとフレーム側の穴と合わないので当然なのですが、これはどうしたものか…

原因はコレです。



CZチャンバーブロックのスライドストップ基部が、ジェリコより前方に10mm長いのが原因です。
「長いのなら切ってしまえ」といきたいところですが、ココを切り飛ばすとバレルストッパーがなくなるなど様々な弊害が生じてしまいます。さすがにココは切れません。

またこの10mmのおかげでリコイルスプリングがノーマルジェリコより10mm早く底付きし、スライドストロークが10mm短くなります。つまりスライドストップがかかりません。現状で切り刻みマガジンが使用不可能なため、CZバレルで給弾、発射、ブローバック、次弾装填の一連の動作が正常に行われる確証が得られません。

不安の原因はコレです。



CZバレルとジェリコマガジンの組み合わせだと、CZのフィーディングランプが短いためチャンバーとの間に空間ができてしまいます。一応、手動操作でチャンバーに給弾できるのを確認していますが、ガスで作動させたときに給弾不良が起きない保障はありません。



ノーマルジェリコの光景です。マガジンリップとフィーディングランプが密着しています。この二枚の写真を見比べると、動作確認前にあれこれイジるのを躊躇してしまいます。

CZバレルが完璧に機能した場合、次の加工が必要です。
 1. スライドストップノッチを10mm後退させる。
 2. リコイルスプリングガイドを10mm短縮する。
 3. スライドが2mm前進しているのをなんとかする。

1と2はプラリペアとジーナスで簡単にできますが、3はどうしたものか。現状で良い解決案が思い浮かびません。

ちなみにウチのジェリコはスライドを既にプチカスタムしています。
本当に「プチ」です。



スライド前方下部のダストカバーを肉抜きしています。皆様ご存知の通り、ジェリコのこの部分は亜鉛合金の別パーツ(部品名「スライドウェイト」)です。文字通りウェイトのためだけの部品なら外してしまえば済みますが、実はブローバック時にこの部品がインナーシャーシ(部品名「サブシャーシ」)と接触することで、スライドが後退し過ぎてハンマーに乗り上げるのを防いでいます。なのでこんなメンドクサイ切削加工で最低限必要な部分を残して軽量化しています。もちろんリューターがぶっ壊れる前に行った加工です。

雑に切って雑に黒染めしてます。



またリコイルスプリングをKSK製マルイM92F用120%スプリングに交換しています。そのスプリングが10mm余計に圧縮されてるのとスライドが軽量化されてるのとで、スライド動作はノーマルジェリコと比較にならないくらい軽くて鋭いです。ノーマルが「シャコン」なら今のジェリコは「ジャコン!」位の差があります。

しかしスプリングを強化してもノーマルジェリコのスライドは前進しません。やはりこれは他機種のバレル一式を移植した弊害でしょう。いくら互換性が神レベルとはいえ、不具合が全くないなんてあり得ません…

次回に続きます。

(さらに…)

ドルフィン あるいは フロビスネイビースライド①

銃の強度は実銃・トイガン問わず重要です。精魂込めてカスタムした愛銃がこんなになったら、発狂しますよね。



”ドルフィン” は、鉄砲好きにとってはある意味特別なモデルです。マルシンのモデルガンは根強い人気に支えれられて現在も継続発売されています。エアガンでは過去にZEKEがフルオート・メタルスライドセットを販売し、そのエベレスト級に常軌を逸した組込難易度にも関わらず人気を博しました。そして昨年7月にライラクスから安価で簡単に組み込めるフルオート・スライドセットが発売され、マルシンドルフィンやZEKEドルフィンを知らない若い鉄砲好きを虜にしています。フルオート射撃の爽快さと「カスタムしてる!」ワクワク感が手軽に味わえるのですから、人気が出ない訳がありません。



ドルフィンの歴史については、マルシンがHPでそこそこ詳しく紹介しています。ちょっと長いですが引用します。

★ アメリカ軍に正式採用されているM9ピストル(ベレッタM92FFS)ですが、U.S.Navy(アメリカ海軍)においては(特に特殊部隊で)サブマシンガンとの共用のため火薬量の多い9mmパラベラム弾がしばしば使用されます。そのためスライドの上半分が大きく空いているオリジナルのM9ピストルでは早いものでは1000発から3000発が発射されるあたりでスライド中央部のロッキングブロックが噛むあたりにヒビ割れが発生し、ひどい場合にはスライドの後ろ側が射手に向かって飛んでくるケースもあったようです。そのため軍では発射1000発ごとにスライドを交換するよう命令を出したと言われています。ベレッタ社ではFSモデルでハンマーピンを大型化させ、万が一スライドが割れてもフレームから外れない様改良しましたが、アメリカ軍を満足させるには不十分な処置でした。
 この問題を解決すべく、U.S.NavyはカリフォルニアのPhrobis社にスライドの改良を依頼、チーフデザイナーのミッキー・フィンによってこの新しいスライドは開発されました。ミッキー・フィンは現在アメリカ軍で使用されている、M9多目的バヨネットをデザインした人物でもあります、このPhrobis社のスライドはコルト・ガバメントの様にフルカバー形状となっており、オリジナルのM9ピストルでは弱いとされていたスライド中央部のロッキングブロックが噛むあたりは左右に大きく肉付けされ、頑強なデザインとなっています、このスライドのプロトタイプの大半はU.S.Navyによって耐久テストが行われ、実に77000発以上の発射にも十分耐えうる性能を発揮しました。
 その後、このスライドが軍に正式に採用されたという話は聞かれませんが、マルシン工業ではフルオートマシンピストルを作るにあたって、このデザイン的にも優れ、フルオートの衝撃にも十分耐えうるPhrobis社のスライドのモデルアップを決定しました。過去アメリカ軍によって何点かのマシンピストルがテストされたようですが、機密事項である事が多く、詳しい内容はあまり知られていません。★

古くからの鉄砲好きにとっては共通の認識とされている事柄ですが、ライラクスドルフィンが「初ドルフィン」の若いユーザーが増えたことで(若いユーザーはマルシンのHP見ませんので)決着したかに見えたこの疑問が、yahoo知恵袋などでまた再燃している様です…

「ドルフィンは実在のフルオートピストルなのか?」

実銃 ”ドルフィン” に関する情報源として有名なのが、以下のページです。
結構詳しく書かれている上に、この文章以外にドルフィンのことを語る資料が存在しないミステリアスさが内容の信憑性を高めている感があります。

ザックリ翻訳してみます(かなり意訳しています)。

★ ”ベレッタドルフィン” はネイビーシールズのために極秘開発されたセレクトファイア・ピストルだとまことしやかに語られているが、そうではない。ドルフィンはベレッタ社が製造した「拳銃」だと誤解されることが多いが、実際は「フロビスネイビースライド」という「スライド」である。”ベレッタドルフィン” などという拳銃は存在しない。
スライド設計者チャールズ・ミッキー・フィン氏の話では、彼はベレッタ92Fのスライドが破断し射手の顔面を直撃する問題を解決するためにフロビスネイビースライドを設計・製作し、少数の完成品を海軍に持ち込んだ。「非常に強靭で卓越した性能のスライド」と評価されたが、軍内部そしてベレッタ社内部の ”政治的理由” により量産化は見送られ、スライドはすべて民間市場に売り払われたそうだ。
ヘタクソなコピー品を見たことがあるが、加工は荒いわ刻印はエアガンより汚いわで、誰が買うんだ?レベルの品であった。
スライドのイルカマークはあくまでもフロビス社のロゴマークであり、”ベレッタドルフィン” なる拳銃のトレードマークではない。
このサイトに掲載している写真はすべて正真正銘本物のフロビスネイビースライドである。OD色の92Fにこのスライドを組み合わせているが、動作は非常に滑らかだ。スライドの機能性を解説したパンフレットも同時に掲載する。★

要するに、マルシンの「…過去アメリカ軍によって何点かのマシンピストルがテストされたようですが、機密事項である事が多く、詳しい内容はあまり知られていません」の一文が誤解や疑問の元凶な訳で…

実物(とされる)ドルフィンの写真を見てみます。





確かに刻印がマルシン、ZEKE、ライラクスのどれとも異なります。またスライド左側のセレーション下部のスライドストップを逃がす切り込みや、右側セフティ部分の逆三角形の円弧の頂点が下側に切れて開いている形状も、これまで商品化されたドルフィンには見られません。

私の記憶ではこのOD色のガンケースは、カラーバリエーションが三色くらいあった旧型の純正ガンケースだと思います。しかもガンケース内側にフロビス社のロゴマーク入りの銘板が張られています。信憑性高いですね。







パンフレット写真二枚目中段下に ”FACTORY CONVERSION AVAILABLE” とあることから、このロゴマーク銘板付きガンケースに収められたドルフィンは、スライド組込み済みのコンプリート品ではないか?と推測されます。

パンフレットに記載されたスライド右側のアッセンブリナンバーと実物(とされる)ドルフィンのスライド右側のアッセンブリナンバー刻印が同じことからも、この写真が本物の「フロビスネイビースライド」である可能性が非常に高いです(もちろんすべてがフェイクならどうしようもありませんが)。

こんなに興味深い ”ドルフィン”。買わずにはいられません。
次回に続きます。

(さらに…)

『コラテラル』な鉄砲達②

さてトム・クルーズが最後に使用するのがS&W M5906ですが、これが厄介です。





この銃はM5906の「後期型」です。残念ながらドンピシャ形状のトイガンは商品化されてません。一番近いのはコクサイM5906ですが、これは「前期型」をモデルアップしたもので、刻印や形状が色々と異なってます。



いきなり残骸の写真でアレですが、部品取りに使用したコクサイM5906ポイントゲッターです。この銃のトリガーガードを加工してリアサイトを交換します。定番のカスタムですね。



いきなり完成写真です。
トリガーガードのウネりをラウンド形状にするために、まず外側をプラリペアで盛ってから内側を削ります。そして外側を成型します。でなおかつ前方のチェッカリングも残さないといけません。地味にメンドクサイです。



リアサイトは1911用のノバックサイトでいけるだろう…とジャンクBOXに転がってたサイトを取り付けると、高すぎて筆舌に尽くしがたいカッコ悪さ。これはイカンと色々調べて、WAのショーティ.40用ローマウント・ノバックサイトを部品注文して装着。バッチリ決まりました。



ここまでサクサクと書いてきましたが、カスタムベースはブラックABSのM5904です。M5906はメッキ仕上げなので加工できません。またコクサイのこのシリーズには「標準モデル」と「ポイントゲッター」がありますが、ポイントゲッターは大型スタビライザーを取り付ける都合上、アウターバレルがありません。なので加工ベースは絶対に「M5904標準モデル」でないといけませんが、これを入手するのに時間がかかりました。

本体の加工が終わった後、セフティやハンマー、トリガー等の金属パーツの黒染めを磨いて落とそうとすると…落ちません? 黒染めではなくて塗装でした。厚い塗膜を削り落とすと、まるで月面のクレーターの様な荒い仕上げの亜鉛合金が現れました…



研磨ビットで一生懸命研磨しましたが、残念な結果に終わりました…。また塗装仕上げの本体と合わせると、金属むき出しのパーツ類がとても浮いてしまいます。そこで仕方なく部品取りにもう一丁、シルバーモデルのM5906を入手しました。それが最初の残骸の写真です。小物パーツが目的なのでポイントゲッターでも構わない作戦です。

ここで意外な発見をしました。写真はありませんが、M5904とM5906はトリガーバーの厚さが違います。これはM5904とM5906の違いというより、生産時期の違いによるものと思います。強度に関する改修があったのか、明らかにトリガーバーの厚さが異なるモデルが存在しています。でたまたま異なる両者が私の手元にやってきた訳です。すごい偶然です。



左がM5904(トリガーバー厚い)マガジンで右がM5906(トリガーバー薄い)マガジンです。M5906マガジンをM5904に挿すことはできますが、トリガーを引くとそこで固まってしまいます。そうなるとスライドをガチャガチャやったりトリガーを指で戻したりしないと元に戻りません。最初は意味が分からず焦りましたが、分解してトリガーバーを見比べると一目瞭然です。まぁこれも既出のネタだと思いますが、私は知らなかったのでビビりました。

塗装はイサム塗料の二液ウレタンメタリックシルバーです。クリアーは吹いていません。この後、専門店に刻印加工に出しました(元の刻印は埋めておきました)。

そんなこんなで完成したS&W M5906後期型。結構思い入れの強い銃です。プロップのラバーガンが"FINAL TARGET"という名前で売りに出てましたが、これよりは綺麗に作成できたかな?と思います。





(さらに…)

『コラテラル』な鉄砲達①

ブログというものはどのくらいの頻度で更新するのが好ましいのか? ブログ初心者なので、こんな些細なことが気になってしまいます。
毎日更新される方もいれば、月に一回しか更新されない方もいます。私は土日勤務の平日休みなサラリーマン(?)なので、週一回を目標にのんびりやっていこうと思います。

鉄砲好きにとって映画『コラテラル』は、私があれこれ語るのも野暮なくらい有名で人気があります。「ブリーフケースシーン」の早撃ちや「ディスコシーン」の壮絶な銃撃戦など、シビれるシーンが満載です。
またこの映画は後にも先にもたった一度だけ「トム・クルーズが悪役を演じた映画」として、一般の映画好きやトム・クルーフファンの方々にも有名です。苦み走った貫禄の殺し屋演技に激しくシビれます。カッコイイ方はなにをやってもカッコイイです。世の不条理を感じます。

さてこの映画でトム・クルーズは三丁の銃を使います。
 1. H&K USP.45 メインウェポンとして使用
 2. ルガーMKⅡサイレンサーモデル ジャズバーで一回だけ使用
 3. S&W M5906 終盤に使用

これら三丁を数年がかりでコンプリートしました。数年がかりというと大げさですが、要はメーカー再販待ちとオクの出品待ちにそのくらいの期間がかかっただけです。



まずはUSP.45です。これはKSCがシステム7版を発売中なので入手は容易です。





プロップガンに合わせてUSP.45タクティカルのマガジンベースを装着しています。システム7のUSPはホントに楽しいです!

次はルガーMKⅡです。これはマルシンの絶版品をオクで入手しました。KJとかSOCOM GEARとか新品販売されてるモデルを買っても良かったのですが、どちらもフルメタルだったので止めました(現在KJの樹脂モデルが発売されてますね)。フルメタルについては賛否あると思いますが、私は買わない方針です。昔はガンガン買ってましたが、気が変わったというかなんというか。





ブルバレルHWモデルです。実はTSS製サイレンサーアダプターとKM製25スリムサイレンサー240を用意してましたが、実物を手に取るとHWの質感や全体の雰囲気の良さにすっかり満足してしまい、カスタムする気が失せてしまいました。

この二丁はH&K純正ガンケースに入れて保管しています。気分は「ブリーフケース」です。実際は二丁とも大型なので中はキッチキチですが。



長くなったので続きは後ほど。

(さらに…)

ハドソン ジェリコ941①

思うところあってブログ始めました。皆様よろしくお願い致します。

栄えある第一回目のネタはこやつです。
ハドソン ジェリコ941 フレームシルバーモデル。



とても個性的で美しい銃です。意外と色々なハリウッド映画に登場してます。一番スクレーン栄えしてたのは間違いなく『ダイハード4.0』ですね。オールシルバーの異形のジェリコが悪役ラスボスの銃にこれ以上なくハマってました。

しかしハドソンジェリコ941のガスガンとしての性能は…偉大なる先人達の汗と涙の結晶=「ダメ銃」の栄誉を獲得しています。

ダメ銃ポイントはザックリ以下の二点です。
 1. 硬質ゴム製のチャンバー
 2. 非Rタイプマガジン(漏れるマガジン)

チャンバーは改良型モデルに可変ホップチャンバーが搭載されたことで一応解決(?)しています。バレルがチャンバーごとクルクル回るなど、ハド損的な問題は残されてますが。
問題は最後まで解決されなかった非Rタイプマガジンです。これについても先人達が果敢に挑戦し血の滲む努力を行いましたが、「メーカーの設計ミス」という最強の敵に勝つのは並大抵ではありません。先人の皆様もご自身なりの妥協点を見出して「仕方ないよね」と停戦協定を締結しています。涙なくしては語れない、ジェリコオーナーだけが共感できる愛と感動の歴史です。

私のジェリコは7年ほど前に行き付けのショップで中古購入したものです。ハーフシルバーなのに可変ホップチャンバーが入ってましたので、前オーナーが交換したのか改修で可変ホップ化されたのでしょう。
購入時は快調に作動し、接射2発でビール缶を貫くなど「凄いやん!」と喜んでましたが…ある日を境に終わりのないガス漏れ無限ループに陥り、やがて愛着が薄れて放置していました。

そのジェリコを復活させるべく、こやつを購入しました。
KSC CZ75 2nd ABS システム7です。
本当にジェリコの改修のためだけにオクで入手しました。ABSのシステム7は貴重です。



この二丁の互換性についても先人達により数々の貴重な情報が公開されてます。
 スライドストップが移植可能
 マガジンが挿入可能
 バレル一式が装着可能
 etc…

注目は「マガジンが挿入可能」です。スライドストップを抜いておけば(裏側の突起の厚みが異なるため)ジェリコにCZのマガジンはスルリと挿入できます。

そこで思いました…「ジェリコマガジンにCZマガジンの放出バルブ取付部分を上下の隔壁ごと移植すれば、ジェリコマガジンをRタイプ化できるのでは!?」と。



右がジェリコ、左がCZマガジンです(マガジンキャッチの切り欠き部分を合わせて高さ比較してます)。寸法はほぼ同じ。ジェリコの方が上部の絞り込みがキツくて細い位の違いです。もちろんガスルートパッキンの形状は異なります。

「うん、切ってみよう!」

ブログ第一回目にして基地外モード全開です。
このような加工を行うのは卓上フライス盤などお持ちの方が99%だと思いますが(そういう方しかこんなこと思いつかないかと)私はそんなもの持ち合わせてはいません。

私の相棒はプロクソンMM100です。これ一本です!



コイツと切断砥石で、まずCZマガジンの放出バルブ取付部分を切り出します。



よく「非Rタイプ」「Rタイプ」の解説など見ますが、実際に切ってみるとよく分かりますね。ガスルートはバルブ後端と上部の二箇所です。





リューターがヤケドするほど熱くなったので、ひとまず作業終了。
翌日にジェリコマガジンの放出バルブ取付部分を切り出します。CZはただ切り出すだけなので雑に切ってもOKでしたが、ジェリコはBB弾のレールを残して切り出さないといけません。
慎重に切っていきます。



放出バルブ上下を切り終え、あとはバルブ後部の隔壁を縦に切るだけ…と、ここでリューターから煙が出始めましたが、「ここさえ切れれば壊れてもいい!」と作業を続行…

「ボフッ!」

リューターが火を噴いてモクモクと煙を吐きました。ウンともスンとも動きません。定格使用時間15分のリューターを高負荷で二時間以上連続使用したら当然壊れますよね。



ここまで切って強制終了。おあずけを食らった犬みたいな気分です。
接着用のジーナスも交換用のブラックバルブも用意してるのに、肝心のリューターがなくなりました。給料日までまだまだ日数があるので、なんともはや…


(さらに…)