WA シグマSW40F

先週の土日に倉敷と京都に行ってきました。
今回のBUCK-TICKツアー参戦はこれで終わりです。
六月からガツンと仕事が忙しくなりますので、週休日を調整して土日を休日にする作戦はもう使えません。
ま、体力的にも限界ではありますが…

○ 倉敷市民会館(土曜日)



○ ロームシアター京都(日曜日)



さてグロックですが…
製作を打ち切った訳ではありません。
マッドさんの刻印加工がまだ終わっていないので、作業が止まっている状態です。
スライドが戻ってくるのはもう少し先になります。

という訳で今回は、GW前にオクでゲットしたWAのシグマを紹介します。
銃の好みが「?」なのは相変わらずです…





この銃はS&W社が確信犯的なグロック丸パクリで開発し、1994年に ”Sigma SW9F/40F” の名称で発売されました。
しかしすぐにグロック社に訴えられて敗訴した上に、同年施行のAWB法(アサルト・ウエポン・バン)で装弾数が10発に制限されるというダブルパンチを受けました。
可哀そうにも程があります。

AWB法に反発したのか逆ギレしたのか、S&W社は同法対応モデルとして大幅に価格ダウンしてフレームをライトグレーにした ”Sigma SW9V/40V” を発売します。
Vは ”Value” の意味です。
色と装弾数以外はSW9F/40Fと全く同じです。
コチラです



1999年に改良モデルの ”Sigma SW9VE/40VE” が発売されます。
Eは ”Enhanced(強化)” の意味です。
この改良でスライドとグリップが共に改良され、ローデッドインジケーターや追加グリップテクスチャー、USP式専用レール、改良型トリガーメカ、大型エジェクションポート、板バネ式リコイルスプリング等が導入されました。
この銃に対するS&W社の本気度が伺えます。
コチラです。



そして2012年に外観を一新した ”SW SD9VE/40VE” が発売されました。
SDは ”Self Defence” の意味です。このコンセプトに従い ”Sigma” の名称が廃止されました。
2004年にAWB法が失効しているため、装弾数は17発/15発に復活しています。
スライド前後セレーション追加やF/Rサイト改良、グリップテクスチャー改良、汎用20mmレール、トリガー形状変更等が行われ、三種類のスライドとフレームの組み合わせが設定されました。

 ・ ブラックスライド+グレーフレーム
 ・ ブラックスライド+フラットダークアースフレーム
 ・ シルバースライド+ブラックフレーム

このモデルが現在販売されている現行モデルです。
コチラです



このような流れで改良を重ねて進化し、現在もラインナップに残っています。
「安くて扱いやすい護身用の銃」という需要に「国内大手メーカーの製品」という付加価値を加えた絶妙な位置付けの商品です。
逆風に負けずに進化し続けたS&W社の粘り勝ちといった所でしょうか?

WAシグマに戻ります。
この銃は1994年に発売された最初期型をモデルアップしています。





私が購入したのはS&W刻印でABSスライドの後期モデルです。
アウターバレルは綺麗なメッキが施されています。

撃った感じは軽量なABSスライドが「バシッ!」と超高速ブローバックする、マグナブローバックらしからぬフィーリングです。
リコイルスプリングがかなり強く、スライド操作をすると「ジャキン!」と勢い良く閉鎖します。マルイの銃に強化リコイルスプリングを組み込んだ感覚です。

全体的なフィーリングがショーティ.40のABSモデルに良く似ています。スライド閉鎖時に「キーン!」という金属音はしませんが、軽いスライドがビシビシ回転する
フィーリングはまさにショーティ.40と同じです。
以前、ショーティ.40のABSモデルを持っていたので間違いありません!









刻印はすべてリアル刻印です。
これだけでも満足度が高いのですが、この銃は細部のリアリティに並々ならぬ拘りを感じます。
まずはスライドです。



マルイグロックでは省略されている、エキストラクターがスライド内側に入り込む形状がモールドで完全再現されています。凝ってます!
グロックも同様にエキストラクターが斜め下に入り込むのですが、この形状はマルイグロックでは一切再現されていません。



リコイルSPガイドロッドは実銃同様に樹脂製です。
この辺りも抜かりなく再現されています。
マルイグロックのリコイルSPガイドロッドが亜鉛合金製なのは、エアガンとしての耐久性を重視した結果だと思います。



中央の四角い銀色のパーツがハンマー上部とファイアリングピンです。

WAシグマはダブルアクションオンリーのエアガンなのでハンマー方式ですが、ストライカー方式の雰囲気を再現するためにフラットな形状になっています。
トリガーを引くとハンマー上部が後方に水平移動し、引き切るとハンマースプリングのチカラで「パチン!」と前方に飛び出します。
マルイグロックを飽きるほど見た後でコレを見ると「凝ってるなぁ」と思います。
見えない部分なのに拘り方がハンパありません。

ま、この凝った方式のおかげで、1911系を含めたWAのエアガンは「実銃と同じ機構」と見做されて米国へ輸出できないのですが。



そして極め付けがココ! 超リアルなマガジンバンパーです!
現行のSD9VE/40VEでは形状が変更されましたが、それまでのシグマはすべてこの特徴的なスリットの入ったマガジンバンパーが使用されています。
地味な部分ですが、これこそ古き良きWAのクラフトマンシップの本領発揮です!
物凄く手間がかかってます!
マルイがこんな地味な部分をここまで正確に再現するでしょうか?

私は古き良きWA製品が大好きです。
今は手放しましたがショーティ.40も持っていましたし、このシグマもずっと欲しいと思っていた製品です。
絶版になった今ではショーティ.40もデザートイーグル.40も程度が良い個体は価格が高騰するので手が出ません。



このシグマは少しキズとシミがあったので、私以外に入札する人がいませんでした。
その結果、非常に安く手に入りました。

本当はカスタム用に購入したのですが、ここまで出来が良いとカスタムするのを躊躇してしまいます。
そのくらい気に入ってしまいました。

「シグマのカスタム?」と思われるでしょうが、上で記したSW40VEやSD40VEを再現するのも立派なカスタムです。
とはいえSD40VEを再現するのは個人レベルでは困難です。
しかしSW40VEなら、以下の四箇所を加工するだけで再現できます。

 ・ スライド上部左右のコーナーを削ってラウンド加工を再現
 ・ 切削ビットで穴を開けてローデッドインジケーターを再現
 ・ グリップ左右をチェッカリングツールで彫ってチェッカリングを再現
 ・ ABS板で専用レールを再現









こんな事を書いていると「遂に気が狂ったのか」と思われそうですが…
実は超絶カッコ良いカスタムシグマを見つけたのですが、そのベースガンがSW40VEなのです…
コチラです



このカスタムシグマのカスタムは四箇所です。

 ・ スライド前方左右のポート加工
 ・ バレル前方左右のポート穴加工
 ・ スライド前方のセレーション追加
 ・ スライドとフレーム先端の面取り加工

このカスタムはWAシグマそのままの状態には絶対に似合いません!
コレを再現するにはSW40VE化が不可欠です!

しかし、いくらなんでもコレはハードルが高すぎます。
スライドの真ん中にマグナポートが一本入った形状ならWAシグマにも似合うと思いますが、そんなカスタムシグマは…ありました!
閲覧不可ですが、写真の出所はコチラです



コレならスライドの真ん中にマグナポートを開けて、メッキバレルに慎重に穴開け加工を施せばOKです。
実銃が存在するので架空カスタム銃ではありません!

他にもカスタムシグマは存在します。
SAIカスタムみたいな肉抜き加工を行ったSD9VE


トリジコンRMRを搭載したSD9VE


ま、一番お手軽なのはシルバーとライトグレーのスプレーでSW40Vを再現するカスタムですが、「カッコ良いか?」と問われれば答えに窮してしまいます…



今回はずっと欲しかったWAシグマが期待以上の銃だったので、妄想過多の記事になってしまいました。
しかしWAシグマはウソ偽り誇張なく良い銃です!
程度の良い個体があれば迷わず買いです!
撃って良し鑑賞して良しの、古き良きWAの美点が凝縮された逸品です!
この銃については様々な意見が存在しますが、少なくとも私は良い銃だと思います。
グロックとは違うカッコ良さを感じます。

次回に続きます。




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