TK1911T cal. 44TK⑫

MGC製.38super仕様マガジンが届きました。
オクで落札したMGC製.38superダミーカートリッジ10発も揃っています。
どちらも雰囲気アイテムとして購入した品です。





刻印はWinchester製.38super+P弾薬を再現しています。
プライマーはありません。
シルバーの薬莢と銅色の弾頭部分のコントラストが美しいです。



マガジンはエル・ポトロ用とTK1911T用の二本です。
.38superダミーカートリッジも基本的にはエル・ポトロ用マガジンに使用します。

始めての.38super仕様マガジンです!
見た目の雰囲気が.45ACP仕様マガジンとはかなり異なります。
独特の形状と渋いステンレス無垢仕上げがカッコイイ!



マガジンには8発装填できます。無理すれば9発目も装填できそうな感じでしたが、貴重なマガジンを壊すといけないので8発にしておきました。
エル・ポトロの雰囲気アイテムはコレで完成です!





余った2発をTK1911T用マガジンに装填…はしません。
.38superと.44TKは形状が違い過ぎます。



.44TKに限らずテクリム社の非致死性ゴム弾薬はゴム弾が薬莢内に埋没して外側から見えない構造になっています。
実物と同じ手法で7.62×39mm弾薬の薬莢を切断して.44TKの薬莢を製作しても、それがMGC製.38siuper仕様マガジンに装填できるかどうかは別問題です。

上の写真の左端が.44TK弾薬で右端が9mm弾薬です。
長さはともかく太さが全然違います。どう見ても9mm≒.38super仕様マガジンに装填できるとは思えません。



という訳で黒色の.44TKマガジンを再現します。
今回のMGC製マガジンはステンレス無垢仕上げです。コレを黒色に染めます。
G. Smith. Sの『シャイニーブルーステンレス用』を使用します。
コチラです



超簡単なインディのドブ漬け亜鉛合金用ブルー液でさえ綺麗に染められない超ヘタクソな私が難易度の高いステンレス染めを成功させる自信は全くありませんが…

何事も経験です。

マガジンの表面を1,000番のペーパーで研磨します。
ツルッツルのピッカピカです!



次にマガジンを分解…なのですが、モデルガンに疎い私にはどうやってもマガジンの分解方法が判りませんでした。
仕方がないので分解せずにこのまま染めます。

この時点でどうかしています。

今回のブルー液は筆塗り等ではなく漬け置き方式です。100mlしか入っていないのに勿体ないと思いましたが、説明書に「ブルーイング<深漬法>」と記載されているのでその通りにします。
100均のタッパーにブルー液を入れて、そこにマガジンを着けます。



漬けた途端に物凄く鉄臭いというかサビ臭いニオイが発生して、ブルー液がみるみるうちに変色してきました。
裏返すと染まっているのかどうか微妙な状態です。



そのままマガジンを何回も裏返していると、ブルー液が真っ茶色になりました。
何やら剥離したステンレスの皮膜の様なモノも浮かんでいます。
しかしまだまだ全然染まっていません。



ブルー液を入れ替えて同じ作業を繰り返します。
徐々にマガジンが黒くなると共に反応が鈍くなってきました。
8回目のブルー液に漬け込んだ状態です。



ブルー液があと一回分になったので作業を終了します。
マガジンを水洗いしてメラミンスポンジとティッシュペーパーで拭き取ると…

全然染まっていません。

さすがはステンレス。錆びないから「ステンレス」なのに強引に錆びさせようという手法はどうなの? と思いながら作業を行いましたが…見事に失敗しました。



再チャレンジしようにも、ブルー液はあと一回分しかありません。
最後に水で1:1に希釈してマガジンを漬けてみました。
「1:1に希釈」というと聞こえは良いですが、単に残り少ないブルー液を水で増量しただけです。
そんなモノで綺麗に染まるとは思えませんが…



染まりませんでした。
死にそうなほど強烈なサビ臭さだけが残りました…

マガジン表面はザラザラです。ちょっと途方に暮れる荒れ具合です。
マガジンリップをガチャガチャ動かしていると急にポロッと取れました。まさかの作業終了後の完全分解です! 手際が悪いにも程があります。
中を見ると真っ黒なスラッジがガチガチに固着しています。マガジンスプリングも同じ状態です。

すべてが失敗しています…



ブルー液はもうありません。
失敗するのが目に見えていながらamazon価格2,463円(税込)もする高価なブルー液を何回も購入する訳にはいきません。あまりにも勿体なさ過ぎます。

「染め」がダメなら「塗装」するしかありません。
荒れた表面を修復して塗装します!





まずマガジン内部のスラッジを真鍮ブラシで削り落とします。
完全には取れませんが仕方ありません。底面のスラッジは残ったままです。
見えない部分なので良しとします。



マガジンスプリングも同様にスラッジを削り落とします。
表面の荒れた層をリューターの砥石ビットで削り落とさない限り、完全なピカピカ状態は復活しません。しかし見えない部品なのでそこまでする必要はありません。
表面がザラザラしていますがコレで良しとします。



マガジン表面の荒れた層を砥石ビットで完全に削り落とします。
そして240番→320番→400番→600番のペーパーで研磨します。切粉からサビ臭さとは別の鉄臭さが漂うので、部屋中にサビ臭さと鉄臭さの入り混じった凄まじい臭気が充満しました。
絶対にカラダに良くないと思います…

マガジン本体とマガジンリップが復活しました!
どちらもピッカピカのツルッツルに光り輝いています!





そして両者を鉄色倶楽部 青組で塗装します。

青組の完全乾燥後に二液ウレタンクリアーで表面保護します。
今回はツヤツヤしたブルーイングの雰囲気を出したかったので、つや消しクリアーではなく普通のクリアーを使用しました。




完全硬化後のマガジン本体とマガジンリップです。
元々つやが多めのイサム塗料なので多少つやが多いだろうと思っていましたが、多少どころではないテカテカのギラギラ状態になりました。





「ここまでギラギラ&テカテカにする必要があるのか?」と思いますが、青組の美しい色合いとツルツルの手触りが最高の仕上がりになりました!
「ブルーイングらしさ」が感じられるかどうかは微妙です…







実銃TK1911Tのマガジンはフツーのブルーイングです。
角度によっては青く光って見えますが、こんなにギラギラしていません。しかし完全なつや消しでもないのが悩ましいトコロです…





マガジンを組み立てて.38superダミーカートリッジを装填してみます。
なかなかカッコイイです、が…
TK1911Tは.44TK仕様なので、何となく違和感を感じます。

.38superダミーカートリッジの弾頭部分を切断して.44TKダミーカートリッジをでっち上げても良いかも知れません。



ココで問題発生!
ダミーカートリッジを取り出してマガジンリップを取り外します。
何が問題かといえば…



ダミーカートリッジをたった二個装填しただけで塗装が剥がれてしまいました!
ミッチャクロン+青組+ウレタンクリアーといえども所詮は塗装です。カートリッジのエッジ部分で引っ掻かれると一発で剥離してしまいます。
コレでは気楽に遊べません…



という訳で塗膜を剥離します。
人為的に剥がそうとすると二液ウレタン塗料の塗膜は頑強です。ペーパーでは手間がかかり過ぎるので砥石ビットで削り落とします。
そして240番のペーパーでヘアライン風に仕上げました。



改めてマガジンに組み込みます。
青黒いマガジン本体とステンレスシルバーのマガジンリップのコントラストがイイ感じです! 最初からこの仕様にすれば良かったと思うカッコ良さです!







マガジンはこれで完成です!
ただの雰囲気アイテムに随分手こずりましたが、やって良かったです!

銃本体と一緒に並べるとこんな感じになります。マガジンリップをステンレスシルバーにする前に撮った写真ですが、パッと見ではそこまで判りません。ダミーカートリッジを装填しなければこういう雰囲気になります。

やっぱりギラギラ感が強いですね…



コレでTK1911T編はひとまず終了…ではありません。

マッドさんから素敵なモノを頂きました。
ガンケースに貼り付ける銘板です。何と今回はタダで製作して頂きました!
1mm厚のABS製です! 感謝感激です!



G17改G17Gen5のガンケースには「ミリタリーロゴ入りiPhoneケース」のロゴ部分を切り取ってグロック純正ガンケースに貼り付けました。ショットショージャパン2018秋の会場でウピウピ隊のみさみささんにサインして頂いたガンケースです。
iPhoneケースはコチラです



グロックガンケースの際は銘板を埋め込む部分を彫刻刀で彫って一段低くしましたが、今回はどうするか考え中です。
弾力のある樹脂を彫刻刀で彫るのは大変なので…

とりあえず銘板を800番のペーパーで研磨して表面を整えました。
今回はカドの部分を丸めています。一段低く彫らずにそのまま貼り付ける場合、カドの部分が立っていると引っかかります。そのための対策です。





そして今日、ウレタンつや消しブラックで塗装しました。
雨上がりで湿度の高い悪条件でしたが、雨上がりはホコリが飛ばないので広い平面を綺麗に塗装するには好都合です。



完全硬化まで78時間放置します。
その後に刻印部分にスミ入れを行い、ウレタンつや消しクリアーで表面保護します。
ガンケースに貼り付ける銘板なのでガッチリ表面保護しないとキズだらけになってしまいます。メンドクサイですが二液ウレタン塗料の二層塗りを行います。

完全硬化時間を考えると完成は年内ギリギリになりそうです。
折角マッドさんが好意(人柱代金?)で製作して頂いた銘板なので、バッチリ綺麗に仕上げたいと思います!

次回に続きます!




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