TK1911T cal. 44TK⑤

バレルブッシングの加工を続けます。

テーパーリーマーをほぼ垂直まで立てて切削しました。
内部のひっかきキズが前端ギリギリまで達しているのが確認できます。



ここまで強引な切削加工を施してようやく45度程度のテーパー角が付きました。
これ以上無理をするとバレルブッシング前面の輪郭部分がなくなってしまいます。
テーパーリーマーでの切削はコレが限界です。

前回よりもテーパー加工面積が増えたので見栄えが良くなりました。
まずはアウターバレルを引っ込めた試作モデルの状態です。



そしてアウターバレルをツライチにした市販モデルの状態です。
アウターバレル外周の隙間が増えています。パッと見でも「何か違う」のが判る外観になりました。



しかしせっかくマッドさんに市販モデルを3Dプリントしてもらうのですから、市販モデルのコスト削減用カラーが圧入された形状を再現したいモノです。
何か良い方法があれば良いのですが…



色々な方法を考えましたが、どれもイマイチです。
試作モデルの形状で妥協しようと思いかけましたが、ふとした気の迷いでエアガンとは全く関係のないジャンルでweb検索を行ったトコロ…

何と! 奇跡の発見をしました!

コチラです!



女子がアクセサリーを自作する際に使用するサークル(輪っか)です!
商品説明には「直径16mm」というアバウトな表記しかされていません。ホームセンターで売られている商品は正確な寸法が明記されていますが、この手のお洒落アクセサリーにはそこまで詳細な寸法は要求されていない様です…

不安はありましたが10個入りで272円(税込)なので購入しました。
写真の左が表側で右が裏側です。



届いた商品はキラキラ輝く綺麗なアクセサリーです。
素材はYG(イエローゴールド)で表側にアクセサリー業界で『ヒキモノ』と呼ばれるツイスト上の切削加工が施されています。裏側も平滑ではありません。
金色の素材といい無駄に女子力を放つ表面仕上げといい、本来ならエアガンとは全く無縁の存在なのですが…





まさかのジャストサイズです!
厚さ0.6mm×長さ0.6mmでアウターバレル外径との内径差は0.2mmです。
これにはビックリ! おもわずパッケージに『東京マルイ』の文字が記されていないか探してしまう程のピッタリぶりです!





ご覧の通りテーパー加工した部分にピッタリ収まります!
何という偶然なのでしょう! コレでカラー圧入バレルブッシングが再現できます!

早速加工します!



裏側を800番のペーパーで平滑にします。
さすがはYG、キラキラして非常に綺麗です。女子の皆様はこういう商品を購入してイヤリングやネックレスを自作するそうです。
「綺麗だけど原価は格安だよね」と思ってもそっとしておきましょう…



テーパー部分も800番のペーパーで表面をツルツルにします。
細かいトコロですが仕上がりに差が出るので手抜きはできません。
念入りに研磨します。

実はこのサークル、ブッシングに乗せた状態ではツライチではありません。
テーパーリーマーでガッツリ切削していますが、あくまでもバレルブッシングの角を斜めに削ってあるだけです。深さは0.6mm程度しかありません。
サークルは0.3mm地点に乗ります。なので前方に0.3mm突出します。



ま、YGはそんなに硬い素材ではないので後から高さを削り落とす事は可能です。
この段階では高さを気にする必要はありません。

ジーナスでバレルブッシングとサークルを合体させます。
サークル表側のヒキモノ加工にジーナスが入り込んで良い具合にガッチリ固まってくれそうです。
本当に「今回のカスタムのために販売されている商品」としか思えません!



慎重に前後左右の傾きを調整します。
後はジーナスが完全硬化するのを待つだけです。今の時期は昼間は暖かいのですが朝晩は冷えます。最低でも24時間は放置した方が良いでしょう。
ま、失敗してもあと9個あるので気楽にいきます。

YGの金色がスフェリカルブッシングそっくりです。
硬化後は高価に見える素材を安っぽく見せなければいけません。
おそらくウレタンメタリックシルバーで塗装する事になると思います。

難航すると思われたカスタムが思わぬ方面から進展しました!
やっぱりカスタムは楽しいです!

次回に続きます!




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