TK1911T cal. 44TK④

不覚にも軽く風邪気味になりました。
私の職場は古いコンクリート造の建物なので冷えます。事務所はともかく業務の大半を窓がひとつもない空間で行うので秋冬はとにかく冷えます。



土日の業務は暖房ナシだったので「ヤバいかも?」と思いましたが…今朝起きるアタマがボーっとします。仕方なく葛根湯を飲んで昼過ぎまで爆睡しました。
皆様も風邪にはご注意下さい。

MEUピストルのフレームを組み立てます。
スライドとアウターバレルが到着すれば仮組して作動チェックする必要があります。
そのためにフレームを先に組み立てておきます。

…と思いきや、いきなり不具合が発生しました。

タニオコバのトリガーを組み込むとキツキツで入りません。ギュッと強引に押し込めば定位置まで入りますが、それではトリガーの役割を果たせません。
トリガーの通り道を削ります。





トリガーの上下左右をすべて削りました。それでも動きが渋いのでトリガーバーが通過するレール部分も少し削りました。
これでようやくトリガーがスルスル動く様になりました。

他に問題は発生しませんでした。
トリガー以外にはハンマーしか交換していないので当然です。
勝手知ったるマルイ1911系なのでサクサク組み立てます。



フレームが完成しました。
フロントストラップのチェッカリングはこのグリップには似合いますが、TK1911TのM1911A1風アースカラーグリップに似合うかどうかは判りません。

という訳でジャンクBOXに転がっていたマルイM1911A1のグリップをインディのオリーブドラブで塗装しました。
フレームは作動チェックの際に擦り合わせや分解/組立を繰り返す可能性がありますが、グリップはその時だけMEUグリップで代用すればOKです。先に塗装しても問題ありません。



厳密に言えばマルイM1911A1グリップはグリップスクリューの周囲がリング状に成形されていますが、TK1911Tのグリップにはこのリングはありません。



木製グリップではよくある形状ですが、樹脂グリップでは見た事がありません。いくらweb検索しても見つかりません。
別に木製グリップがキライな訳ではありませんが、今回は塗装カスタムが前提です。
素材が木製よりも樹脂の方が塗料が定着し易く変色し難いと思います。
僅かな形状違いなので気にしない事にします。

問題は独自形状のバレルブッシングです。
試作モデルの写真では45度くらいのテーパー加工が施されています。しかもテーパー部分に同心円状の溝?が見られます。



これだけなら同じ様なテーパー加工を施せば再現可能でしたが…市販モデルの動画ではマズル形状がガラリと変更されています。
市販モデルの動画をキャプチャーした画像です。



テーパー加工がなくなり、バレルとバレルブッシングがツライチに変更されました。
そして驚くべき事にテーパー部分の同心円は溝などではなく、バレルとバレルブッシングの間に設置されたカラーでした!

S&W M945のスフェリカルブッシングの様な志の高いパーツではありません。製造コスト削減が目的のパーツだと思われます。



TK1911シリーズは同じ本体を異なる四種類の弾薬(空砲仕様を含む)に対応させなければいけません。口径はすべて同じ11.5mm非致死性ゴム弾でも使用する薬莢が異なるのでマガジンとバレルは専用品が必要です。しかしバレルブッシングは作動不良が発生しない程度のタイトさがあればOKです。そういう理由で一種類のバレルブッシングに異なる厚さのカラーを圧入する製造方法を採用したのでしょう。

おそロシアな発想です…



しかしこんな細い同心円を旋盤も使わずに手作業で彫り込むには、バレルブッシングの内径14mmと同じ外径14mmの丸棒に超鋼バイトを取り付けた治具を製作して地道にゴリゴリ切削する位しか方法が思い付きません。
しかも超鋼バイトは非常に高額です…
コチラです



とりあえず純正バレルブッシングをテーパー加工して試作モデルの形状を再現してみます。とはいえ一度の加工で完璧に仕上げる自信はありません。
手持ちのバレルブッシングが純正品一個だけでは不安なので、失敗した時のためにGuarder製スチールバレルブッシングを購入しました。



純正品とGuarder製品は素材が異なるだけでほぼ同じ形状です。
しかしバレル外周部分の厚みが異なります。純正の1.8mmに対してGuarderは2mmです。僅か0.2mmですが見た目の印象は大きく異なります。
今回のカスタムで重要な部分の厚みが大きいのは有り難いです。



テーパー加工には専用のテーパーリーマーを使用します。
テーパー角14度の製品をamazon価格1,580円(税込)で購入しました。
コチラです



昔クルマ弄りで使用していた樹脂用テーパーリーマーはもっとテーパー角が大きかった気がしますが、金属用では大きいテーパー角を付けられないのでしょう。
私が探した限りではコレが一番テーパー角が大きい商品でした。





テーパーリーマーは刃が鋭利なので防刃手袋が必須です。特に金属用のモノは重量があるので素手で持つと非常に危険です。
しかも今回は小さいバレルブッシングをゴリゴリ削るのですから、防刃手袋を着用しないとバレルブッシングを持つ左手が血だらけになります…

まず純正バレルブッシングをテーパーリーマーで削りました。
最初は普通にテーパーリーマーを挿し込んで削りましたが、テーパー角14度ではほとんどテーパーがつきません。そこで思い切りテーパーリーマーを寝かせて削り直しました。テーパー角の異なる二種類の切削加工が施されているのはそのためです。



アウターバレルを仮置きしてみます。
テーパー加工が始まる部分までアウターバレルを下げればテーパー部分がハッキリ見えます。テーパー角をもう少し大きくすれば試作モデルの雰囲気を再現できそうです。



しかし市販モデルの様にアウターバレルとバレルブッシングをツライチにするとテーパー部分がほとんど隠れてしまいます。
「何か加工している」雰囲気は感じられますが…





もう少し大胆にテーパー角を大きく加工して仕上がり具合を見てみるか、それとも治具を製作して市販モデルの同心円を再現するか、判断が難しいです。
可能であれば両方やってみて完成度の高い方を採用すれば良いのですが、そのために高価な超鋼バイトを購入するのは気が引けます…

ま、あれこれ悩むのもカスタムの楽しみです。
次回に続きます。




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