TK1911T cal. 44TK③

気がつけばもう11月です。
今年は猛暑と台風のインパクトが強過ぎたのでイマイチ秋らしさを感じませんが、空を見上げると綺麗な秋の雲が広がっています。



秋は多彩な雲が見られます。
巻積雲と高積雲と積層雲が見事な立体模様を描いています。
デジカメで雲の立体感を写し撮るのは難しいです。



コチラは綺麗な三層構造が撮れました。
「あ!」と思った時にサッと撮影できるのがデジカメの利点です。
時と場所を考えないと誤解を招きやすいのも事実ですが…

さてTK1911Tです。
前回の記事で「今回は全く新しい方法です!」と書きました。
どんな方法かと言えば…



3Dプリントです! まさに時代の最先端です!

最初はいつもと同じ様にカスタム内容をメールに書いて見積もりをお願いしました。
するとマッドさんから「刻印とセレーションは問題ないけど、スライド上面のリブを普通の方法で再現すると凄く割高になるよ?」と言われました。



何でも1911系のスライド上面は前方に向けて約1度傾斜しているので綺麗に削るのが難しい上に、リブを製作するとF/Rサイト取付部分の形状が変化して既存のF/Rサイトが使用できなくなるため、必然的に専用のF/Rサイトを現物合わせで製作しなければならなくなるとの事。
確かに言われてみればラウンドしていたスライド上面が一段高い平面になるのですから、既存のF/Rサイトが取り付けできなくなるのは当然です。



そこで「スライド丸ごと3Dプリンターで製作する」ハナシになりました。
高性能な3Dプリンターと精密に製作された3Dデータを使用すれば、造形物の表面に刻印やセレーションはもちろんF/Rサイトの様な突起物も正確に成形できるそうです!

こんな素晴らしいハナシを断る理由はありません!
即答でお願いしました!







注文用の画像データです。
本国ロシアでさえまだ発表されて半年位しか経っていない新しい銃なので、現状では限られた情報しか入手できません。

 ・ キリル文字の刻印と各種記号
 ・ 独自形状のF/Rサイト
 ・ 中途半端な本数の前後セレーション
 ・ マカロフそっくりの波状のセレーションが刻まれた反射防止リブ

これらの正確な位置と形状が判らなければ3Dデータが製作できません。そのために複数の写真を切り貼りして三枚も画像データを製作しました。



今や3Dプリントサービスが新しいビジネスとして定着した感があります。
DMM.makeのプリントサービスなど、商品(3Dデータ)と素材を選んで買い物カゴに入れるというamazon並の手軽さで3Dプリントされた商品が購入できます。
凄い時代になりました!
コチラです



もちろん自分で製作した3Dデータを送って3Dプリントしてもらう事もできます。3Dデータに色情報が含まれていればフルカラープリントも可能です。あと数年もすれば「棒ヤスリで削ったスライド上面に1mmのABS板をプラリペアで溶着して…」などというアナログな記事など誰も見向きもしなくなるかも知れません。



待つこと一週間…

マッドさんから3Dデータの画像が送られてきました!
「コレで良ければ3Dプリントしますよ」という最終確認です。
コチラです!






コレは凄い…
刻印はもちろん前後セレーションも波状のリブも完璧に3Dデータ化されています!

しかも作用/反作用の法則を考慮してFサイトをRサイトより低くする実銃のセオリー通りに作られたTK1911TのF/Rサイトをエアガン用にアレンジして、FサイトをRサイトと同じ高さに引き上げると共に前方に伸ばしてFサイトのシルエットが破綻するのを防いでいます!
エアガン/モデルガンを熟知したマッドさんだからこそ可能なワザです!



他にもキリル文字の刻印や波状のセレーションなど、とんでもなく手間と時間のかかる緻密な作業がこのデータに込められている事は素人目にも判ります。決して産業スパイがテクリム社からデータを盗んできたのではありません。

今やコレが特別でも何でもない時代になろうとしています。
時代の流れに取り残されそうです…

次回に続きます!




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