SV Infinity ”Fast8 Pistol”⑤

いよいよ本格的なカスタム作業開始です。

まずはスライドです。
事前にエジェクションポートの形状をチェックしておきます。
ハイキャパとは結構カタチが違います。



不要な部分をすべてプラリペアで埋めます。
今回はスライド先端のリーフカットも埋めてしまいます。



もちろん刻印も消去します。
同時にエジェクションポートのリーフカットも埋めます。



スライド後端のセレーションも彫り直すので埋めます。
ガッツリいきます。



そしてひたすら削ります。
240番のペーパーでガンガンいきます。
プラリペアはスやヒケが必ず出るので一回では上手くいきません。
一回目はザックリで十分です。



そして二回目です。
一回目で上手く埋まらなかった部分を再度プラリペアで埋めます。

スライド先端はリーフカットの下部が埋め足りませんでした。
凸凹になってます。



足りない所はすべて埋めます。
刻印部分もスが多かったので追加で埋めます。



セレーションのスも埋めます。
反対側も同様です。



エジェクションポートのリーフカットは一回目で綺麗に消去できました。

ここでエジェクションポートを下方向に拡大します。
まずリューターのノコ歯で下側を切ります。
そして両端のRの大きさを考えて、このくらい左右を残して下部を切り落とします。



そして両端のRを整形します。
エル・ポトロで一度やってる加工なのでサクサク進めます。



この段階では多少汚くても構いません。
切り溝をプラリペアで埋めます。
セレーションのスも忘れずに埋めておきます。



そして再び研磨します。
削り終えるとこんな感じです。



なかなか良い感じです。
リーフカットはこんな風にすべて埋まりました。



刻印も綺麗に消えました。
毎回、刻印が消えると清々しく感じてしまいます。
消えた刻印が "マルイ・レスポンス・ピストル” なので余計清々しいです。



エジェクションポート周りです。
雑だった断面もペーパーで綺麗に仕上げています。
これで実物と同じ形状です。

エジェクションポートの下の刻印も消えています。



セレーションも完全に消去できました。
ここまで消えると気持ち良いです。



凸凹が一切なくなったので、スライドが角材に見えます。
ここまで埋めたのは初めてです。

写真では判別できませんが、スライド上部のカドを落としてます。
ハイキャパのスライド上部はカクカクした角断面ですが、カドを削り落としてラウンド形状に加工しました。
実物に合わせた加工です。



ここから難易度の高い加工が続きます。

まずはバトラーカットです。
シャーシ先端にカットするラインをケガきます。



そしてリューターで慎重に切っていきます。
切断砥石でガリガリ削りますが、部材が厚いので亜鉛合金と言えどもなかなか切れません。リューターを壊さない様に慎重に削っていきます。



このくらい削れたら糸ノコで切断します。
何回も切ると要領も良くなります。学習能力って凄いですね。
「バカのひとつ覚え」とも言いますが。



急にシャーシの加工を行ったのは、このシャーシ先端の角度がスライドのセレーションの角度と同じだからです。
なのでココを決めておかないとスライドの加工ができません。
地味ですが超重要ポイントです。



現状で1,000番のペーパーで仕上げています。
最終仕上げはシャーシの加工が全て終わってからなので、今はコレで構いません。

スライド加工に戻ります。

バトラーカットのラインをマジックでマーキングします。
シャーシ先端の加工が終わっているので、バトラーカットのラインが決まります。
何事も段取りが大事です。



反対側も同様にマーキングします。
ここから先は「左右対称」がキーワードの作業が続きます。



数種類のビットを用いてリューターで加工します。
プラリペアで埋めたリーフカット部分の加工です。プラリペアはABS樹脂より硬いので削るのも苦労します。ガガッ!と走らない様に回転数を落としてるので尚更です。
一回目にザックリ削ります。
凸凹をプラリペアで修正して、二回目で仕上げます。



実物のバトラーカットは先端部分が非常に短いです。
こんなに長くはありません。
印象がかなり違います。



今回は4.3のシャーシをそのまま流用しているので長さが足りません。
それを承知で製作しています。
完璧を目指すならシャーシを二個用意して継ぎ足し延長加工するべきでしたが…まぁ他の部分でも実物と異なるのを承知でパーツを揃えた箇所が多々ありますので、ココは割り切ってコレでいきます。

とはいえスライド先端部分は非常に目立つのですが…



反対側も上手くいきました。
削った部分が荒れていますが、最終仕上げの時に綺麗にします。
現状ではこれでOKです。

続いて…

今回は「スライド上部の逆Rを再現する」という大仕事があります。
さすがにコレはやったことのない加工です。
そのために事前にこんなモノを準備してました。



チェーンソー用の目立てヤスリです。
長さが何と250mm!
ホームセンターで長い丸棒ヤスリを探してたらコレがあったので買いました。

チェーンソー用なので鉄工用です。
私はヤスリに関しては「〇〇用」というのはあまり気にしません。
明らかに特殊なヤスリ目でない限り、使えそうなヤスリはサクッと購入します。
鉄が削れるのならABS樹脂も亜鉛合金も削れます。
むしろテッポー弄りには鉄工用ヤスリの方が向いてると思います。



これだけ長ければ十分です!
今回はゴム製の持ち手を外して使います。

逆Rを彫るラインをケガきます。



ラインに沿って削ります。
削り始めが難しいのですが、溝が掘れれば後はヤスリを前後するだけです。
意外と簡単に加工できたので驚きました。



逆Rがバッチリ入りました!
なかなか格好良いワンポイントカスタムです。



一直線にビシッと逆Rのラインが入りました。
銃が引き締まって見えます。
ラインは後端まで続きます。



マズル側から見ると逆Rがクッキリ!
我ながら非常に上手くいきました。
すべてはチェーンソー用ヤスリのおかげです!



そして特徴的なセレーションの加工に移りますが…
改めて実物を確認してビックリ!
フロントセレーションがまさかの不等ピッチです!



さすがはタラン・バトラー氏に ”most insane pistol”(最もイカれた銃)と言わしめた銃です。凝り過ぎ感が尋常ではありません。

コレにはちょっと目まいがしましたが…気を取り直して進めます。
色々と考えた結果、セレーションの中心線の間隔が8mm、9mm、10mm、11mmになる様にケガきました。
1mmずつ幅が増加する不等ピッチです。



そしてセレーションを彫ります。
逆Rより細い丸棒ヤスリを使用します。
角度が狂わない様に注意しながら削っていきます。

とりあえず片側を彫り終えました。



まだ仕上げ前ですが良い感じです!

この調子でもう片側も! と思いきや…



全く同じ位置にケガき線を入れた筈なのに、いざ削ると左右対称になりません。妙にズレた位置にセレーションが彫れてしまいます。
一度失敗してプラリペアで修正し、再度挑戦しましたがまた失敗。
写真は二度目のプラリペア修正です。
ただ削るだけなのですが、左右対称というのは難しいです…。

遅くなったので今日(昨日?)はここまでです。

次回に続きます。




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