SV Infinity ”Fast8 Pistol”①

前回、映画『ワイルドスピード・アイスブレイク』に登場するKimber Warrior SOFを紹介しました。



カッコイイ銃なのですが、残念ながら発砲シーンはありません。
持ち主のローズが威嚇したり敵ボスのサイファーがドミニクを試すために渡したりするだけです。



構えてるのはローズです。女性みたいな名前ですが髭がむさ苦しい大男です。
映画『遊星からの物体X』に出ていたノルウェー人みたいな風貌です…と思って調べると、ローズ役のクリストファー・ヒヴュはノルウェーのオスロ出身でした。



ノルウェーの方はみんな髭モジャなんでしょうか?

下のシーンで初弾装填しているのが敵ボスのサイファーです。
手しか映ってませんが、コチラは綺麗な女性です。



X300を装着してますが全く使いません。
ラストのドミニクとの格闘シーンで一回発砲しますが、すぐに叩き落されて殴り合いに突入するのでノーカウントとします。

カッコイイだけに扱われ方が残念です。

対照的に映画の後半で物凄く活躍するカスタム銃が存在します。
ジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウがサイファーの飛行機内で使用するSVインフィニティです。



9mmメジャー口径の23連発です。
もうバンバン撃ちまくりです。
撃ちまくった後に銃で敵を何人も殴り倒してからマグチェンジします。でまた撃って撃って撃ちまくります。


2マガジンで46発なので連続撃ちにも説得力があります。
むしろ映画的「無限に撃てる銃」な不自然さを避けるためにこの銃が選ばれたのかも知れません。



シルバースライドに太い5本のセレーション。チャンバーは金色に輝いてます。
これでもかとキャラが立ってます。
まるでSVのプロモーションビデオの様です。

マグチェンジの写真です。
クイックなマグチェンジとは言い難いやり方ですが、周囲の敵を全員殴り倒してるのでそこまで急ぐ必要はありません。
近接格闘のプロなのでこのまま殴るなり撃つなり、何とでも対応できる設定です。



SVにはスタンダードグリップとラージグリップがありますが、この銃はグリップ後端が後ろに長いラージグリップです。
グリップセフティがグリップ後端とツライチになって「くの字」を描くのがラージタイプの特徴です。

これだとグリップセフティを押し込めないので、このグリップを選択するとグリップセフティは必然的にキャンセルされる筈です。未確認ですが。
レースガン的な割り切りですね。



とてもカッコイイ銃です。
ジェイソン・ステイサムが使ってるので更にカッコ良く見えます。
この銃はSVのwebサイトで ”Fast8 Pistol” の名前で紹介されています。
コチラです

写真が三枚公開されていますが、三枚ともグリップの下側が写っていません。
なのでマグチェンジの写真はとても貴重な情報源です。

一枚目



二枚目



三枚目



この三枚と先に挙げたプロップガンの写真から、この銃を分析します。
お値段5,000ドルの超高級カスタム銃です!

 ・ 赤色集光ファイバーFサイト
 ・ スライド上面とツライチの超ローマウントフルアジャスタブルRサイト
 ・ スライドはブラック&サイドポリッシュシルバー
 ・ スライド側面は5本セレーション→ロゴマーク→4本セレーション
 ・ スライド上部両側が逆R加工
 ・ スライド先端はバトラーカット&バトラーカット用ロングシャーシ
 ・ 9mm口径ゴールドバレル
 ・ ロングリコイルSPガイドロッド
 ・ リコイルプラグが特殊形状
 ・ 赤色ロングインターチェンジャブルトリガー
 ・ SVシルバーハンマー
 ・ アンビセフティ
 ・ ”ゴルフボール” ラージディンプルグリップ&ハイグリップ加工
 ・ マガジンキャッチは ”チェッカードティアドロップ” タイプ
 ・ 大型マグウェル

もうカスタムの嵐です。お値段に見合った特盛りカスタム銃です。
ちなみに ”チェッカードティアドロップ” マガジンキャッチはコレです。



「こんなの造れないよ!」と思いきや、WAが2015年に ”バトラーカスタム” の名前で商品化していました!
ホントに1911系が好きな会社ですね…
コチラです



全体像はバッチリ再現されています。
これだけ完成されていれば十分です!

ただ細部が色々と異なります。
最大の相違点はやはりスライド上部両側の逆R加工ですね。



これをベースに加工すれば ”Fast8 Pistol” が造れそうです。

が、しかし…

どこのショップも売り切れです。オクにすら出ていません。
適当なベースガンを見つけて加工するしかなさそうです。

WAはHW樹脂なので切った張ったが難しいです。
リーフカットをバトラーカットに形状変更したりセレーションを埋めたり…これらをHW樹脂で行う技術は私にはありません。
少なくとも個人レベルではプラリペアが使えるABS樹脂に分があります。
なので社外パーツの豊富なマルイのハイキャパをカスタムする方が現実的です。

ザックリ調べた感じでは、ハイキャパ用のパーツでかなり近い銃が造れそうです。
あくまでも「近い」であって「ドンピシャ」ではありません。

例えば ”ゴルフボール” ディンプルグリップ。
ドンピシャの製品がRWAから発売されています。
コチラです



写真はグレーの商品ですが、探せばブラックもあると思います。
材質はアルミです。
チェッカードティアドロップマガジンキャッチも付属しています。
グリップ中央のロゴマークがアレですが、背面が「くの字」に曲がったラージグリップ形状が再現されています。
AnvilのInfinity Signatureグリップセフティを組み合わせると完璧です。
コチラの方が実践されています

しかし…

ハイキャパはシャーシが亜鉛合金です。
グリップをアルミにするとメタル比率が高くなります。
ココは見解が分かれる所ですが、私はメタルグリップは使いません。

私なら割と似ているBWCのディンプルグリップで我慢します。
コレをハイグリップ加工すれば近いモノができそうです。
コチラです



最大の難関はやはりスライド上面の形状です。
下手な図を書いてみました。


”Fast8 Pistol” はバトラーモデルではないので、スライドトップは平面ですが両側は普通の1911と同じ様な円弧を描いています。
その円弧の下側が逆Rに加工されていますが、円弧の下端ではなく、下側に僅かに円弧を残した微妙な位置に逆R加工が施されています。
フロントセレーションの上端が逆Rではないのが証拠です。



普通こういうのは旋盤で加工するのでしょうが、私には棒ヤスリしかありません。
すごく難しいと思います。
外注に出せば可能でしょうが、できる加工は自分でやりたいです。
ま、刻印は外注するのですが。

「やってみよう!」と軽い気持ちで調べると凄く難しいのが判りました。
それっぽいので我慢すれば割と簡単に実現できます。
突き詰めると大変な技術と労力が必要です。
パーツ集めだけでも結構な時間と金額が必要です。

やるかどうかは未定です。




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