KSC H&K Mk23⑤

今日は時々ポコッと取れるスポット的な休日でした。
晴れて気温も高いのでエアガンのカスタム/調整にはピッタリの日和です。

という訳でGUARDER製150%リコイル/ハンマースプリングを組み込みます。
相手がKSC Mk23なので組込後の調整が難航必至です…



スプリングは二本ともステンレス製で銀色です。
付属のピンはスチール製の強化インパクトハンマーガイドピンです。amazonの商品説明にはシアーピンと記されていますが、これは記載誤りです。
パーツNo.66はインパクトハンマーガイドピンです。シアーピンはNo.71で全く形状が異なります。



とりあえずリコイルスプリングを交換します。
コレで作動が良くなればハンマースプリングを交換する必要はありません。ハンマースプリングを強化品に交換するとハンマー周辺のパーツに強い負荷を与えてしまいます。また放出バルブに加わる負荷も増大します。

できればリコイルスプリング交換だけで上手く行って欲しいです。



リコイルスプリングはインナーバレルEリングを外すと取り出せます。
このEリングがリコイルスプリングブッシュを固定し、そのリコイルスプリングブッシュが圧縮されたリコイルスプリングを固定しています。
つまり強力なスプリング圧をこの小さなEリング一枚で受け止める構造です。



負荷が一点に集中するので、Eリングが劣化してポロポロになっています。
現状はもはや「E」ではなく「C」になりつつあります。
汎用品で代用可能なら速攻で交換したいのですが、アウターバレルのOリング同様、特殊サイズの可能性も否定できません。

スプリングを比較します。



上が純正品で下がGUARDER製品です。
純正スプリングがピアノ線の様な細い鋼材なのに対して、GUARDER製スプリングは太めのステンレス鋼材です。
長さは若干短いですが、純正品より格段に硬いスプリングです。



組み込むとこんな感じです。
長過ぎるスプリングは圧縮時にたわんでスライド/シャーシ内側に干渉しますが、純正品より短いこのスプリングは問題なさそうです。

スライドに組み込むとこんな感じになります。
見た目は全く違和感ありません、が…
純正スプリングの「シャコン」という弱々しい動きが激変しました!



まずスライドを引く手応えが全く異なります。強力なスプリングをグイッと引き絞るのに結構なチカラが必要ですが、とても頼もしい感触です。
そしてスライドを放すと勢い良く「ジャコン!」と閉鎖します。HWスライドの重さをモノともしない力強さです! これはイイ!

で、肝心の作動ですが…

最初の10発までは物凄く快調です!
リコイルは「ガツン!」という感じではなく、銃全体が「ドシン!」と揺さぶられる感覚です。

しかし10発目で生ガスを「ブシュウ!」と盛大に吹き出すと途端に作動が不安定になり、二点バーストになったり弾が出たり出なかったり…
そして最後に「プシュゥゥ…」と生ガスを吹いて終わります。

生ガスをブシュブシュ吹きながらスライドが回転する様は、まるで映画『ワイルドスピードX2』でニトロガスを吹き出しながら登場するR34 GT-Rの様です…



やはり150%スプリングは強過ぎるので、スプリング調整を行います。
この「調整」が失敗の元凶なのですが…

とりあえずスプリングを二巻きカットしました。
若干スプリング圧は下がりましたが、元々短いスプリングの全長を更に短くしたのが悪かったのか、今度は5発目で生ガスを吹き出す様になりました。
しかも生ガスを吹いた後の作動が全くダメダメです。満足にブローバックせず弾が銃口からポロポロ落ち続けて、最後に「プシュゥゥ…」と生ガスを吹いて終わります。

それならばと純正スプリングを三巻きカットしたものをスペーサー的に組み込んでスプリング長を延長してみましたが、作動不良は変わらず…

仕方なくカットしたGUARDER製スプリング二巻き分を元通り組み込むと、10発目で生ガスを吹く状態に戻りました!
しかし10発目以降に作動が不安定になるのは同じです…



そもそもこのMk23、マガジンの温度変化に敏感過ぎです!

今日の日中は室温20度でした。
表面を人肌+@に温めたマガジンだとインパクトハンマーがマガジンバルブを叩けず、「パコン、パコン」と鯉の息継ぎみたいな状態になります。
で、表面がわずかに冷たい状態になると途端に「ガツン! ガツン!」と猛烈にブローバックし始めますが、10発目以降は二点バーストや給弾不良に陥ります。

ここまで温度変化にデリケートな銃は初めてです!
これでは到底まともに作動させられません!

仕方なくGUARDER製150%ハンマースプリングを組み込みます。
マガジンが暖かい状態でもインパクトハンマーがマガジンバルブを叩ける様になれば、作動可能な温度範囲が広がる筈です。
それを見越してハンマースプリングがセット販売されているのでしょうが…



上が純正品で下がGUARDER製品です。
リコイルスプリングとは逆にGUARDER製スプリングの方が長いですが、どちらも非常に硬く、手で押した位では違いが判りません。

グリップ下側のインサートとロッキングボルトを外せば、簡単にハンマースプリングを交換できます。



そしてインパクトハンマーガイドピンも同封されていたスチール製品に交換します。
コチラもシャーシを分解しなくても交換可能です。

フレーム左側のシャーシ上部にインパクトハンマーガイドピンが露出しています。



上から見るとこんな感じです。
インパクトハンマーガイドピン、シアースプリング、インパクトハンマーの位置関係が分かると思います。



インパクトハンマーガイドピンはシアースプリングの圧力で固定されているだけなので、精密ドライバー等で簡単に抜き取れます。
抜き取るとシアースプリングが「パチン!」と跳ねますが、シアーピンが貫通しているので、どこかに飛んで行って紛失するような事はありません。



インパクトハンマーガイドピンを比較します。
コチラも上が純正品で下がGUARDER製品です。



形状は全く同じです。
純正品が若干摩耗しているかな? な程度の違いです。GUARDER製品は黒染めされた美しい表面仕上げが施されています。

組み込みは抜き取りと逆の手順で行います。
シアースプリングを精密ドライバー等で押し下げた状態で差し込みます。
非常に簡単です。



組込後の写真です。
当たり前ですが組込前と全く同じです。

それでは作動させてみます…

バスン! バスン! バスン! バスン! バスン!

おおおおおぉぉぉぉぉ!!!

物凄いスピードでガツンガツン作動します!
弾の威力も明らかに上がってます!
さすがに20発目に生ガスを吹きましたが、この時期の旧型ハードキック改05ハードキックの作動性能としては十分過ぎる性能です!!



とりあえずマガジンにフル装填しなければ、全弾撃ち尽くしてバシッ!とホールドオープンする状態になりました!
私のMk23が硬い150%ハンマースプリングに負けないスライド重量を持つオールHWモデルだという事も、ここまで作動性能が向上した理由だと思います。
ABSスライドだとどうなっていた事か…

ここまでくればフル装填した弾を全弾撃ち尽したいものです。

KSC Mk23のブローバック不調に関しては、この方がブログで調整方法を紹介されています。
コチラです
この方のMk23はEXブリーチの形状を見る限り、旧型ハードキックモデルです。
とはいえ旧型ハードキックと05ハードキックはシリンダー径と長さが若干異なるだけでエンジンは全く同じです。
理論上は全く同じ調整方法で不調が改善される筈です。

私もシリンダーをかさ上げしてみましょうか?

次回に続きます。




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