KSC H&K Mk23④

不覚にも風邪を引いてしまいました。
アタマがボーっとしています。

土日の作業が結構長かったので、汗で塗れたTシャツが冷えてゾクッ!としたのが原因です。こまめに下着を替える様に心がけていますが、状況によっては作業が全部終わってからでないと着替えができない事が多々あります。
全国100万人のフツーのサラリーマンの皆様もご事情は同じだと思います…



さて、前回塗装したパーツを五日間=120時間じっくり乾燥させました。
完全乾燥時間78時間を大きく上回る乾燥時間です。
カチカチに硬化しています。



フレームのコヨーテタンは初めて使用しましたが期待通りの色合いでした。
この上にウレタンつや消しクリアーを塗装しましたが、インディのアースカラー系は上塗り塗装で不要なツヤが出てしまう事はありません。



この事は以前フレームをOD色に塗装したドルフィンで確認済みでしたので、今回は心置きなく上塗り塗装を行いました。
ドルフィンの記事はコチラです

まずはスライドとアウターバレルです。
コチラはブラックパーカー+ウレタンつや消しクリアーです。



スライドとアウターバレルですが、今回はデザートイーグルほどつや消しクリアーを厚塗りしていません。
Mk23はエッジのシャープさが損なわれると雰囲気が台無しになります。しかも上塗りの塗膜が厚くなると視覚的にエッジがタレて見えます。
今回はそれを避けるためにつや消しクリアーを控えめに塗装しています。
おかげで刻印が消えずにクッキリ読めます。



ご覧の通りの半つや梨地仕上げです。
本当はもっとツルッとしたテカテカ仕上げが良かったのですが、それを実現するには思い切り厚吹きして乾燥後に塗膜をコンパウンドで磨く必要があります。
私にはそんな高度な塗装テクニックはありません…



とはいえ黒基調の程良い半つや仕上げが良い雰囲気です。
いくらKTL処理された実銃スライドがテカテカしているとはいえ、エアガンのスライドをテカテカに塗ってしまうと安っぽさ全開になってしまいます。
それを避けるためにも半つや仕上げに留める必要があります。

続いてフレームです。
コチラは期待通り「最も一般的なタンカラー」に仕上がりました。



インディにはダークアースもありますが、コチラは事前に「かなり暗い色」という情報を得ていましたので使用しませんでした。

セフティの赤白ドットもタミヤカラーで塗装済みです。
ドットの赤白が入るとフレームがグッ!っと引き締まりますね。



デザートイーグルはグリップ部分がスカスカでしたが、Mk23はグリップの凸凹部分の奥の奥まで塗料を入れて色ムラなく綺麗に塗装する必要があります。実際、この凸凹部分の塗装でかなりタンカラーを消費しました。

それを踏まえて上塗りのつや消しクリアーもフレームを重点的に塗装しました。
この影響でスライドとアウターバレルの上塗りが控え目になった点は否めません。
ま、結果良ければすべて良しです。



スライドストップ軸の座グリ穴とその左右の平面部に仕上げ吹きのタレが発生しましたので、ペーパーで修正して重ね吹きで誤魔化しました、が…

ご覧の通り、全く分からなくなりました。

修正した時点では凸凹と妙なツルツルが目視できる状態でしたが、つや消しクリアーが梨地になってくれたおかげで周囲との違和感が消えてしまいました。
これまた結果良ければすべて良しです。



このトリガーガード先端の五本のセレーションが思いのほか深く、奥まで綺麗にタンカラーを入れるのに苦労しました。
その甲斐あってフレームも綺麗に仕上がりました。

乾燥待ちの間に05ハードキックピストンユニットが届きました。
パッケージはこんな感じです。



時代を感じるものの、まぁ普通のパッケージです、表側は…
問題は裏側です。



えーっと…
冷静に文章を読んでみましょう。

・ このユニットに交換するだけで、05タイプの80%くらいの性能は実現できます。

え、80%…?

・ どうしても05タイプの100%の性能を再現したい場合は、314.シンプルリコイルアッシー \2,205(本体2,100)と、G232.MK23ジンクマガジン \3,780(本体3,600)に交換してくだい(誤字は原文ママ)。

えぇーっとぉ………

こんな別売ユニットを買ってまで性能アップしようという人達は、間違いなく100%全員、05ハードキック100%の性能が欲しい人達だと思うのですが…
この文章を親切と取るか正確な情報と取るか、それとも後からクレームを付けられないための予防線と取るかは人それぞれですが…



こんな事を言われた日には社外リコイルスプリングを注文しないと収まりません。
速攻でGUARDER製150%リコイル/ハンマースプリングを購入しました。
こんな社外パーツが今でも販売されているという事は、今でも需要があるという事に他なりません。
05ハードキックピストンユニットに満足できない人達が購入されているのでしょう…
コチラです

気を取り直して05ハードキックピストンユニットを見てみます。

上が05ハードキックで下が旧型ハードキック。どちらも機械式エンジンです。
この方のブログで分かり易く紹介されています。
コチラです



シリンダーを覆っていたEXブリーチがザックリ切り取られて、シリンダーが露出した形状に変更されています。
同じ空間内でシリンダー径を拡大するにはこの方法しかなかったのだと思います。
図らずもマルイのシリンダー&ブリーチに良く似た形状になりました。
最終的にはシステム7でマルイと同じ負圧式エンジンに変化します。

エンジンの基本構造は同じです。
両者共にインナーピストン内径3mm、EXピストン外径4.5mmです。
全く同じEXピストンユニットです。



シリンダーを比較すると違いが一目瞭然です。
05ハードキックのシリンダーが一回り大きくなっています。
内径13mm→14mm、奥行き26mm→27mmと各1mmの寸法アップですが、外観からは数値以上の寸法差に見えます。



05ハードキックのシリンダー先端に凸部分が追加されています。
この部分に真鍮製のカラーが装着されていますが、シリアルナンバープレートと同様にパーツナンバーが存在しません。完全にシリンダーと一体構造の扱いです。
EXピストンとの摩擦を減らしてスムーズに作動させるための改良だと思います。



ファイアリングピンは「旧品を流用してください」との事。
この作業は非常に簡単です。



シリンダーの容積を比較してみましょう。
前方の凸部分を除いた純粋なガススペースの寸法を計測して容積を求めます。
小数点以下は四捨五入します。

このEXピストンユニットはピストンがシリンダーの中央を貫く構造です。
最初にピストンの体積を算出する必要があります。

旧型シリンダー内のピストン体積
 ・ 外径 4.5mm
 ・ 断面積 2.25mm×2.25mm×3.14=15.9平方mm(半径×半径×3.14)
 ・ 長さ 26mm
 ・ 体積 15.9平方mm×26mm=413.4立方mm(断面積×長さ)

05ハードキックシリンダー内のピストン体積
 ・ 外径 4.5mm
 ・ 断面積 2.25mm×2.25mm×3.14=15.9平方mm
 ・ 長さ 27mm
 ・ 体積 15.9平方mm×27mm=429.3立方mm

各々のシリンダー容積から各々のピストン体積を除いた容積が、純粋なガススペースの容積になります。

旧型シリンダーのガススペース容積
 ・ 内径 13mm
 ・ 断面積 6.5mm×6.5mm×3.14=132.7平方mm
 ・ 奥行 26mm
 ・ 容積 132.7平方mm×26mm=3,450.2立方mm
 ・ ガススペース容積 3,450立方mm-413.4立方mm=3,036.8立方mm

05ハードキックシリンダーのガススペース容積
 ・ 内径 14mm
 ・ 断面積 7mm×7mm×3.14=153.9平方mm
 ・ 奥行 27mm
 ・ 容積 153.9平方mm×27mm=4,154.2立方mm
 ・ ガススペース容積 4,154.2立方mm-429.3立方mm=3,724.9立方mm

容積差
 3,724.9立方mm÷3,036.8立方mm=1.227≒1.2倍

長くなりましたが、旧型ハードキックが05ハードキックに進化した結果、ガススペースが1.2倍=20%増量された訳です。
これだけでも効果が十分体感できるのですから、内径が更に1.5mm拡大されて15.5mmになった上に中央を貫くピストンがなくなったシステム7の性能が05ハードキック以前とは比較にならなのは当然です。

Mk23のシステム7化を切に願います…

それでは取り外したパーツを組み込みます。

特に難しい箇所はありませんでしたが、ピン打ちでフレームのタンカラーが何箇所も剥がれました。
あまりにも目立つ部分が剥がれれば筆塗りで補修しますが、今回はすべて許容範囲内でしたので補修は行いません。
ま、端的に言えば「メンドクサイから放置する」なのですが…









意外にもスライドレールは塗膜を削って調整する必要はありませんでした。
サクサクとパーツを組み込みます。

そしてスライドにアウターバレルを組み込もうとすると…
ロッキング部分がキツくて入りません。
さすがにココは塗膜を削らないと組み込めませんでした。



上の写真がアウターバレル側で、下がスライド側です。
両者共にロッキング部分の両側の塗膜を削り落としました。


ちなみに写真右側の青丸で囲っている部分は、このMk23で唯一、HW樹脂が盛り上がって成型されていた場所です。

事前に削り落とすのは簡単でしたが、今回もサフ吹きなしの塗装です。サフを吹かないと部分的に研磨跡が透けて見える可能性が高いです。ましてインディの塗料は塗膜が薄いので尚更です。
という訳で削り落とさすにそのまま塗装しました。

とはいえスライド上面の一番目立つ部分なので、上手に削り落とした方が良かったかも知れません…

問題はシリアルナンバープレートです、が…
塗膜の厚みでABS樹脂板のハメ込みがキツくなっていて、「パキッ!」と押し込むと「二度と取れないんじゃないか?」な硬さでガッチリ固定されました。



ジーナスで接着固定しようと思っていましたが、結果オーライです。
当面はこの状態で様子を見る事にします。



以上で組立が完了しました!

作業は昨日の日中に行いましたが、完了したのは夕方です。
今回も屋外で撮影しました。



オリジナルのオールHWから激変しました!
現代仕様にアップデート完了です!



とはいえ実銃画像と見比べるとかなり白っぽい色調になりました。
実銃はもっと濃い茶系の色合いです。



トイガン用以外のタミヤカラー等を選択肢に加えれば、豊富なカラーラインアップから目指す色調にピッタリのカラーを選べます。
しかし餅は餅屋、トイガンにはトイガン用の塗料を使う方が良い気がします。
今回は塗料の食い付きがあまり良くないHW樹脂の塗装でしたので、失敗を避ける意味でもインディのコヨーテタンを使用しました。



実は現物のコヨーテタンはもう少し茶色が濃く、実銃と比較しても遜色ない濃い目のタンカラーなのですが、今回は写真マジックで現物より明るく写ってしまいました。

私は画像補正の類は一切行いません。

唯一「傾き修正」だけは行います。「被写体が斜めに写った写真を掲載するのはどうなの? カッコ悪いよね?」と思いますので、主に銃を真横から撮った写真が斜めになっている場合に真っ直ぐに修正しています。

それ以外の明るさ補正とか色調の補正とかは一切行いません。
それをやってしまうとズルい気がします。
ま、考え方は人それぞれ異なると思いますので何とも言えませんが…



スライドのテカテカ具合はバッチリです!
上塗りのつや消しクリアーを控え目にした甲斐あって、スライドのエッジがビシッ!と立っています!



ちょっと趣を変えた構図で撮ってみました。
夕日に照らされたスライド前方と青い空に照らされた後方のコントラストが美しい写真になりました。



とはいえ、いつもの様にホールドオープンの写真を撮らなかった本当の理由が「注文している緑色のOリングがまだ届いていない」なのは秘密です。

amazonで各種サイズが入った格安Oリングセットを注文しました。
Mk23にピッタリのサイズがなくても他の事に使えそうだから無駄にはならないだろう作戦です。
コチラです

塗装カスタム自体は今回で終了ですが、150%スプリングを組み込んでの作動チェックなど、まだ作業が残っています。
特殊サイズなので多分合わないだろうOリングの続報もあります。

次回に続きます。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です