KSC H&K Mk23①

今回から新しい記事になります。

昨夜、前々から欲しかった銃をオクで落札しました。
KSC H&K Mk23です。



KSC公式webサイトの ”ヒストリーアーカイブ” で主要な外装バリエーションが写真付きで紹介されています。
コチラです
もちろん紹介されていない外装バリエーションも多数存在します。

しかしこのMk23、内部エンジンのバリエーションが多い上に外装とエンジンのバリエーションが一致していないため、外装からエンジンのバリエーションを特定するのが困難です。
その結果、気軽に中古に手を出せない厄介な銃となっています。

とはいえ偉大なる先人達の努力により、外装とエンジンのバリエーションとその識別方法が公開されています。
代表して「ハイパー道楽」様のwebサイトを紹介します。
コチラです
もちろん他の大勢の方々のwebサイトも参考にさせて頂きましたが、多過ぎてとてもご紹介し切れません。
皆様、貴重な情報ありがとうございます!



という訳で、外装とエンジンのバリエーションを整理すると次の様になります。
KSC Mk23はミリタリーモデルが基本形です。

 ・ ロングレンジ(金色ピストン+スチールマガジン)
   ABS
 ・ ハードキック(銀色ピストン+スチールマガジン)
   ABS、スライドHW、オールHW
 ・ 05ハードキック(銀色ピストン+スチールマガジン)
   ABS、スライドHW、オールHW、フェイズ2プロト(期間限定モデル)
 ・ ニューハードキック05(05ハードキック+亜鉛合金一体成型マガジン)
   コマーシャル(最終モデル)

つまり外装でエンジンが100%識別できるのは、次の二機種だけです。

 ・ フェイズ2プロト:05ハードキック
 ・ コマーシャル:ニューハードキック05

エンジンに拘るのは作動性能の優れたモデルが欲しいからです。
こう書くと「そこまで性能に拘るのならUMAREX/KWA製Mk23を買えば?」と思われるかも知れません。
確かにKSC純正で実現しなかった「システム7エンジン搭載のMk23」は魅力的です。



かつて所有していたUMAREX/KWA製USP.45です。
マガジンバンパーをUSPタクティカル用に交換して、映画『コラテラル』のトム・クルーズ仕様にしています。
システム7エンジンが軽量マグネシウムスライドを「ガツン! ガツン!」と激しくブローバックさせるので、撃つのがとても楽しい銃です。
しかもアウターバレルもマグネシウムなので、スライド閉鎖時に「キーン」と金属音が響きます。

しかし今の私はメタル銃は持たない方針ですので、UMAREX/KWA製Mk23はここでは触れません。
まぁマグネシウムなんて脆い非鉄金属はお咎めナシで構わないんじゃないか?と思わなくもありませんが…

という訳で今回はフェイズ2プロトとオールHWで激しく迷いましたが…
結局、オールHWを落札しました。
フェイズ2プロトはマルイの固定スライドでも買えますので…



何でもゲーム『メタルギアソリッド』の主人公スネークさんがフェイズ2プロトを使用しているとかで、そちら方面でもMk23は人気の銃だそうです。

ゲームやアニメや漫画などで特定の銃に人気が集中すると、そのトイガンの値が跳ね上がる現象が発生します。
で、なぜかそういう銃に限って絶版で入手困難な銃だったりします。
ジェリコが良い例です。
ジェリコなんて『カウボーイビバップ』がなければオクで二万円越えなんて絶対にあり得ないダメ銃です。黒歴史として忘れ去られていてもおかしくない欠陥商品です。
自腹で三丁も買った私が言うのですから間違いありません。



フェイズ2プロトは元々が期間限定販売だったのでタマ数自体は少ないのですが、プレ値はついていません。
多分、マルイの固定スライドが受け皿になっているのでしょう。価格も性能もKSC Mk23では全く相手になりませんので…

そもそも「フェイズ2プロト」は米国特殊作戦軍(USSOCOM)がトライアルを経てH&Kに開発させた「攻撃用拳銃」の二番目のプロトタイプです。あくまでもプロトタイプなので通常は表舞台には出てきません。映画に登場するのも米軍正式採用モデルか民間市場向けモデルのどちらかです。
『メタルギアソリッド』の銃器監修者はよほどフェイズ2プロトに思い入れがあったのか、それとも単にスライド前方のセレーションが気に入っただけなのか…

ここでMk23の歴史について長々と語るのはアレなので省略しますが、興味深いwebサイトを見つけたので紹介します。
この攻撃用拳銃プロジェクト(the Offensive-Handgun Weapon System project:OHWS)に関する詳細な説明に加えて、フェイズ1プロト、フェイズ2プロト、フェイズ3=米軍正式採用モデル(Mk23 mod 0)と民間市場向けモデル(MARK23)のすべての写真が掲載されています。
コチラです

1. フェイズ1プロトタイプ
  何となくモッサリして垢抜けなく見えます。サプレッサーも独特の形状です。



2. フェイズ2プロトタイプ
  色々な変更点が確認できます。サプレッサーも変更されています。
   ・ スライド表面処理
   ・ スライドストップ形状
   ・ セフティ形状
   ・ グリップ前後のチェッカリング
   ・ グリップ下部形状



3. フェイズ3=米軍正式採用モデル Mk23 mod 0
  スライド前方のセレーションがなくなり、刻印が変更されています。
  ナイツ製サプレッサーとITI製LAMが正式採用されました。
  マルイのLAMよりコチラの方が断然カッコイイです。



4. 民間市場向けモデル MARK23
  基本的に刻印が違うだけの同一モデルです。



さて、このMk23(実際はMARK23)が活躍する映画はそう多くはありません。
どれも今さら私が語るまでもない映画ばかりです。

まずは『ティアーズ オブ ザ サン(2003)』です。
米軍全面協力で製作された、空母も戦闘機も全部本物が登場する凄い映画!
全編に渡ってMk23がこれでもかと活躍する、まるでH&Kのプロモーションビデオの様な…どころではなく、一部で「正義の米軍が悪のイスラム教徒を退治するだけの米軍礼賛映画」と揶揄されている映画です。



ま、確かに戦争マニア、特殊部隊マニア、鉄砲マニア以外には一般ウケしそうにない「内容がないよう」な映画ではあります。米軍礼賛な側面も否定しません。
しかしここまでMk23が大活躍する映画は後にも先にもこれだけだと思います。
私の「Mk23欲しい!」病が持病と化した作品です。

次に「お! MARK23!」と驚いたのが『アイアムレジェンド(2007)』です。
こちらも「廃墟と化したニューヨークを再現するために、週末ごとに撮影区間のアスファルトに膨大な数の草を手作業で挿して撮影した」という逸話を誇るアクションホラー大作です。



主人公のウィル・スミスは外出する際に必ず腰のホルスターにMARK23を挿しています。いつ使うんだろう…と思いながら見ていると、実際に発砲するのはクルマのドアに常備していた方のMARK23!
何回か観た後で「あの時に限って腰のホルスターにMARK23を挿してなかったのだろうか?」と疑問に思いましたが、映画的ハプニングが起きる場面では「?」と思う事がよくあります。ツッコミはナシの方向で鑑賞しましょう。

この映画で使用されるMARK23はフレームがタンカラーのモデルです。
真っ黒のモデルより遥かに垢抜けて今風の銃に見えます。



最後は『ボーダーライン(2015)』です。
これまた特殊部隊マニアや鉄砲マニアにしかウケそうにない映画です。
一応ちゃんとしたストーリーはありますが、特殊作戦部隊の作戦行動が特殊過ぎ&個々の場面の説明がなさ過ぎで、観客を最初から最後まで「何が起こっているのか分からない」状態に放置する不親切極まりない作品です。

私も三回くらい観てようやくストーリーの全貌が理解できましたが、コッチ方面の知識のない方が観るとこれまた「内容がないよう」になりかねません…



目が怖過ぎなベニチオ・デル・トロ。
終盤でナイツ製サプレッサーを装着したMARK23を使用します。麻薬カルテルの親玉の屋敷に拳銃だけで乗り込むこの場面では「まさに攻撃用拳銃の本領発揮!」と言わんばかりにMARK23が活躍します。

さて、ここまで長々と記事を書いてきました。
「肝心の銃がまだ手元に届いていないのに、よくこれだけ長い記事を書けるな」と我ながら感心してしまいます。

次回に続きます。




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