KSC CZ75改ジェリコ941F⑦


スライド加工を続けます。




ニコイチ加工したスライドの後方部分はCZのカタチをしています。この部分をジェリコにするために、スライド左右側面のセレーション部分を削り落とします。








フレーム加工の際に「スライドレールを0.5mm低くした」痛恨のミスを犯しているので、スライド加工ではレール部分は一切手を加えません。




レール部分は一切削らずに純正状態を保ったまま、スライド左右側面をレールの凹部分と同じ深さまで削り落とします。








次にジェリコスライドのセレーション部分を切り出します。




ハドソンジェリコはセフティレバーがスライドに装備されている「ジェリコR」をモデルアップしています。そのためセレーション部分にセフティ軸穴が開いていたり、セフティインジケーター兼クリックパーツ組込用の平面が造り込まれていたりします。




今回製作するのはセフティレバーがフレームに装備されている「ジェリコF」です。CZをベースにジェリコを製作すると必然的にジェリコFにならざるを得ませんが、この段階ではセレーション部分に穴が開いた状態で構いません。








レール部分を切り落とし、裏側を極限まで薄く削り込みます。












CZスライドにジェリコセレーションを移植します。セレーションが傾かない様に細心の注意を払いながら、まず右側のセレーションをプラリペアで接合します。








スライド上面のRとセレーション上部のRが自然に繋がる様に、現物合わせで加工します。




特にリアサイトからスライド後端まではCZスライドのままなので、ジェリコセレーションを移植した部分とはRの形状が異なります。この部分は大胆にR形状を辻褄合わせする必要があります。プラリペアを盛っては削り、また盛っては削りを繰り返します。








プラリペアを盛り付けてリアサイトの土台になる部分を造ります。そして上面を平らに削ってリアサイトが正常に組み込める様に加工します。




リアサイトが正しく装着できればOKです。リアサイトはCZのモノを使用します。今回は機能に関わる部品は極力CZの部品を使用する方針なので、ブリーチ上方の凸突起で固定されるリアサイトも機能部品のひとつと捉えてCZのモノを使用します。













セフティ軸穴をプラリペアで完全に埋めて、穴のおかげで整形されていなかったセレーションをプラリペア削り出しで整形します。








右側のセレーション加工が完了しました!




まだ荒削り状態なのでレール部分がガタガタしていますが、仕上げ作業はスライド加工がすべて終わった後に行います。
















続いて左側のセレーションを接合します。




右側と同様にセレーションの傾きに細心の注意を払いながら、セロテープで固定してプラリペアを流し込んで接合します。




スライド右側ではエジェクションポート後端まで一体で移植できるので平面の合わせ込みは不要でしたが、左側はそういう訳にはいきません。自然な逆Rを描いて移植済みジェリコスライドとツライチになる様に平面を合わせ込む必要があります、が…








薄く削り過ぎてスライドに穴が開いてしまいました。




穴の周辺部分も薄く削り過ぎてペラペラ状態だったので、リューターで穴を開けてペラペラになったABS樹脂を取り除き、スライドの表裏両面にプラリペアを盛り付けて補強修正します。
















次にセレーションの削り出しを行います。まずプラリペアでリアサイトの土台を整形して、リアサイトが正しく装着できる事を確認します。




セフティ軸穴とセフティインジケーター兼クリックパーツ組込用の平面をすべて埋めてセレーションを削り出します。右側はセレーションを一本削り出せば良かったのですが、左側は二本のセレーションを削り出す必要があります。








左側セレーション加工が完了しました!




コチラも荒削り状態なのでレール部分がガタガタですが、とりあえず左右側面のセレーション移植はこれで完了です!








スライド全体はこんな感じです。パッと見はジェリコFのスライドそのものです! 我ながら上手く加工できました!












しかし…




ジェリコスライド上面には反射防止セレーションがありますが、CZにはありません。そのためニコイチスライドの後方部分に反射防止セレーションを増設する必要があります。








『型取りくん』でジェリコスライド前方部分の反射防止セレーションを型取り、プラリペアで複製を二枚製作します。












スライド上面を削って平らにすると同時に、既存のセレーション後端部分を削って接続部分の断面をキッチリ出しておきます。












セレーションをセロテープで固定してプラリペアで溶着します。












硬化後に形状を整えます。








セレーション接続部分の隙間をプラリペアで埋めます。












セレーション上面をペーパーで削り、セレーション上面の高さを均一に整えます。そしてセレーションの左右にハミ出たプラリペアを削り落として、セレーションの左右側面を綺麗に整形します。








ラインチゼルでセレーションの溝を掘り、溝の中に硬化したプラリペアを取り除きます。そして二つ折りにしたペーパーを差し込んで溝を一本づつ削り、形状を綺麗に整えます。








作業が終わるとこんな感じになります。パッと見は非常に綺麗です、が…








溝の底面はペーパーが届かないのでガタガタです。タミヤパテ等を使用すればガタガタを綺麗に消す事が出来るのですが、よく見ないと判らない溝の内側なので、今回はそこまで細かい作業は行いません。細かい作業を行えば行うほど完成度が上がるのは判っているのですが…




次回からはこういう細かいトコロも手を抜かずにキチンと仕上げようと思います。
















スライドの形状変更が完了しました! レール部分の細かいガタガタをプラリペアで埋めて仕上げ作業も終わらせています!




銃を組み立てるとこんな感じになります。各種レバー類がCZのままですが、それ以外はジェリコFになりました! スライドの形状が替わると全体の印象がガラリと変わります! 端正でカッコイイ!












細かいガタガタを修正したスライド後方部分です。パッと見はセレーション部分のヤスリ跡が目に付きますが、実際はペーパーで削ってツルツルに仕上げています。ここから先は塗装前の最終ペーパー掛けと塗料の塗り重ねで綺麗に見えるかな? と淡い期待を抱いています…








しかし一個所だけ気になる部分があります。




フレームのR部分を上方に削り過ぎた箇所がどうしても気になります。パッと見でもラインが上方にウネッているのが一目で判ります。要修正です。








削り過ぎた箇所にプラリペアを盛り付けます。トリガーピンが埋まらない様にピンを挿した状態で盛り付け作業を行います。








まずフレーム側面のプラリペアを削り落とします。








そして新しいラインを引いて…








特殊形状ヤスリで逆R面のプラリペアを削り落とします。既存の逆Rと修正して厚みが増す部分の逆Rが違和感なく繋がる様に慎重に削って整形します。








修正が完了しました! バッチリです!












スライドとフレームの外装加工が完了しました! やはりフレーム修正後の方が違和感がなくて良い感じです! 各種レバー類以外の外装はほぼ完璧にジェリコFになりました!












外装の加工はこれで終了です。あとは作動調整を行い、上手く作動する状態まで調整できればマッドさんに刻印加工を依頼します。




その作動調整が難航を極めるのですが…




次回に続きます!

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