KSC CZ75改ジェリコ941F②


それではカスタムを開始します!




まず両者を比較します。既に互換性チェック済みではありますが、実際に切り貼り作業を行うためには、事前に各部分の寸法差を把握しておかなければいけません。








一番重要なのはブローバックエンジンが組み込まれたスライド部分です。ここで両者の寸法が大きくかけ離れていると困った事になります。




 スライド長
  ・ CZ     182mm
  ・ ジェリコ 180mm
 アウターバレル長
  ・ CZ           187mm
  ・ ジェリコ 181mm




スライド長が2mm、アウターバレル長が6mm、CZの方が長いです。この程度であれば許容範囲内ですが、アウターバレル長が6mmも違うとアウターバレルをジェリコスライドに合わせて短縮加工する際に、インナーバレルも短縮加工して長さを揃える必要がありそうです…








次に重要なのは、前回の記事でも書いたバックストラップ形状です。コチラはハンマーストラット&ハンマースプリングとグリップの互換性に関わる箇所ですが、全く形状が異なります。




これだけ形状が異なると、CZのハンマーストラットをジェリコのバックストラップ内部に組み込む事は不可能です。








形状の差異が機能に影響を及ぼす箇所はこれだけです。メーカーも製作時期も全く異なるエアガンがここまで酷似しているのは本当に驚きます! まるで「切り貼り加工をして下さい」と言わんばかりの互換性です!




外観の細かな差異は多々ありますが、気になる部分は二箇所です。




ひとつめはハンマー形状です。CZのスパーハンマーに対して、ジェリコは独特な三角形のハンマーです。見た目に大きな影響を及ぼす部品ですが、亜鉛合金製のハンマーをニコイチ加工しても全く強度が出ないので悩みます…








もうひとつはトリガー上部の逆R部分の形状です。CZはココに肉抜き加工が施されていますが、ジェリコはフラットな逆Rです。しかもジェリコの方が逆Rの幅が広くなっています。




両者のフレームをこの辺りで結合させる予定なので、その際に肉抜き部分をプラリペアで埋めて逆R部分の幅を広げる加工を行います。しかし逆R部分を上手に加工するのは手間がかかりそうです…








これで確認作業は終了です!




まずCZを分解します。KSC CZ75の分解方法は既にweb上で多数紹介されているので今さら感がありますが、今回のカスタムの主役はあくまでもCZです。カスタム中に何度も分解/組立を行うので、改めて分解方法を確認しておきます。




通常分解を行います。1911系とほぼ同じ手順です。








スライドを分解します。




まずブリーチ下部のブリーチフィクススクリューを2.5mmの六角レンチで取り外します。








ブリーチフィクススクリューを取り外すとブリーチが外れます。ブリーチが外れるとブリーチとスライドに挟まれるカタチで固定されていたリアサイトが外れます。








次にアウターバレル内にインナーバレルを保持しているバレルホルダースクリュー&ナットを取り外します。バレルホルダースクリューはアウターバレル保持と疑似ショートリコイル前進位置規定の役割を果たす重要なパーツですが、極小部品なので紛失注意です。ラジオペンチと精密ドライバーで取り外します。








バレルホルダースクリューを取り外すとアウターバレルが取り出せます。








これでスライドの分解は完了です! 実際の作業ではブリーチとチャンバーを完全分解するのですが、この段階ではこれでOKです。








次にフレームを分解します。




まず左右グリップを取り外します。グリップを取り外すとメインスプリングキャッチピンが出てくるので、ピンポンチで叩き出します。1911系と同じ手順ですが、CZはピンの方向性がないので左右どちらからでも抜けます。しかしピンを抜くとメインスプリング一式が飛び出すので、メインスプリングキャッチを抑えながらピンを抜く必要があります。








メインスプリングキャッチピンを抜くとメインスプリング一式が取り外され、ハンマーがフリーになります。この辺りも1911系と同じです。








次にハウジングピンを抜きます。このピンはハンマーハウジングとメインスプリングハウジングの両方を固定するピンです。このピンを抜かないとハンマーハウジングが取り外せません。








続いてハンマーピンを抜きますが…コチラは実銃同様にハンマーピンストッパーで固定されています。ハンマーピンストッパーを抜いて右側から叩き出さないと抜けない構造です。








ハンマーピンストッパーを引き抜きます。








これでハンマーピンが抜けます。








この時にハンマーススリーブも抜いておきます。








そしてセフティを抜きますが…コチラは固く組み込まれているので、細いピンポンチで思い切り叩き出さないと外れません。しかしセフティの裏側にセフティクリックとスプリングが組み込まれているので、それらが飛び出さない様に手で覆いながら叩き出します。そうしないと高確率でセフティクリックスプリングがどこかへ飛んで行きます…








セフティを引き抜いてセフティクリック一式を取り外します。








これでハンマーハウジングが取り出せます。








次にトリガーピンを抜きます。コチラは方向性があるので、右側からしか抜けません。ピンポンチで叩き出します。








フレーム右側に見えるシャーシピンも抜く必要があります。旧モデルではライブのシャーシピンでしたが、システム7モデルではダミーピン化されています。しかしシャーシ固定ピンの役割に変わりはないので、このピンを取り外さないとシャーシが外れません。












このピンはシャーシ裏側から細いピンポンチで叩き出さないと抜けません。私は六角レンチで叩き出しましたが、六角レンチが曲がる可能性があるのでオススメしません。












このピンは叩き出すにもシャーシの形状から斜め方向にしかチカラを加える事ができません。そのためアタマが浮き出す程度に抜けたピンをペンチで引き抜く必要があります。








これでシャーシが取り出せます。








最後にバインドスクリューを抜いてマガジンキャッチ一式を取り外します。












これでフレームの分解は完了です! コチラも実際の作業ではハンマーハウジング&メインスプリングハウジングとシャーシを完全分解しますが、この段階ではこれでOKです。








次にジェリコを分解するのですが…詳細は省きます。




というのも今回はジェリコの外装を切り刻んでCZに移植するのが目的なので、分解しても組立は行いません。なので分解方法を記録しておく必要はありません。それにジェリコの分解方法はCZとほぼ同じなので、CZの分解/組立方法を把握しておけばジェリコの分解/組立にも役立ちます。
















CZとジェリコが分解できました! 切り貼り作業の準備完了です!




いよいよ次回から「CZをジェリコにする」壮大な?カスタムが始まります! 作動不良との果てしない泥沼の戦いの火蓋が切って落されました…




次回に続きます!

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