KSCマカロフPM⑤

グリップが完全乾燥しました、が…
蛍光灯の下でテカテカに光っています。

イサム塗料の二液ウレタンスプレーは全般につやが多めです。グロックのフレームを塗装した時に「え!?」と思った苦い経験をもう忘れていました…
いくら何でもテカテカ過ぎですが、塗ってしまったモノは仕方ありません。
仕上げ加工を行います。



塗装前と同様にペーパーで表面を削ります。
最初はABS樹脂を600番のペーパーでガシガシ削りましたが、今回はコンマ数ミリの塗膜が相手です。力を入れ過ぎるとすぐに下地のABS樹脂が出てしまいます。

1,200番のペーパーで慎重に水砥ぎします。
部分的に1,000番のペーパーで強めに削って終了です。
20分位で仕上がりました。





大抵のモノは凹んだ部分が暗く見えるので少し奇妙に見えますが、年季の入ったベークライトは大抵こんな感じです。表面は摩耗してつやがなくなりますがキズ部分は摩耗しないので、キズ部分の方が色が濃く見えるのです。

しかし今回は塗膜のつやが強過ぎて凹の部分が黒光りしてしまっています。
これではコントラストが強過ぎてちょっと不自然に見えてしまいます…





エッジ部分はこんな感じです。
この辺りはテカリも少なくて良い感じです。





底面と背面です。
加工方法そのものは悪くないと思いますが、やはりつやが強過ぎてテカッています。
グロックと同じ『つや消しブラック』で塗装すれば良かったです。



表面がトロけた様な雰囲気は悪くありません。年月と共にキズの周囲が摩耗して自然にトロンとした感じが上手く表現できていると思います。
このテカテカさえなければ落ち着いたベークライトの風合いが感じられる筈なのですが…またしてもイサム塗料にやられました。

とはいえ実物は写真より綺麗に仕上がっています。
グリップはコレで我慢します。

ここで中途半端に研磨していた35スタウトサイレンサーの仕上げ作業を行います。
表面のアルマイトを240番のペーパーでゴリゴリ削り落とします。
地肌が見えるまで削りました。





今回の作業ではコチラのサプレッサーを参考にしました。
『キラー・エリート』でジェイソン・ステイサムが使用したサプレッサーです。
重厚な色合いと質感がドスの利いた迫力を醸し出しています。
装着している銃はM92SBです。



先端の同心円状のツールマークをサイレンサーに入れました。折り畳んだペーパーの片方を銃口に差し込んでペーパーを押し付け、そのままサイレンサーをグルグル回せばチカラは要りますが簡単に同心円状のツールマークが入ります。

しかし側面の水平方向のツールマークを正確に刻むのは困難なので、安直にペーパーをサイレンサーに巻き付けてゴリゴリ回して垂直方向にツールマークを入れました。



ここまで削った理由がコレですが…これだけ表面を削っても消えてくれません。
サイレンサー全体にペーパーで疑似的なツールマークを刻んでいるので、薄く塗装して丁寧に塗膜を削り落とせば、同じ様な雰囲気が出せそうな気はします。

しかし小手先の小ワザでこの迫力を再現する自信はありません。
中途半端なコトをして失敗するよりも、現状の金属感をこのまま生かした方が良さそうな気がします。



コチラも実物は写真よりドスが効いた良い感じです。
サプレッサーもコレで我慢します。

さて! 本体を塗装して今日で48時間経ちました!
いよいよ「ボロボロ仕上げ」の作業開始です、が…

失敗しました。
おおお…



まず上の写真の様にリューターでキズを付けた部分の塗膜を400番のペーパーで切る様に剥がして下地のシルバーを出します。その後に通常のウェザリング加工を施せば「キズ加工+ウェザリング加工=ボロボロ仕上げ」になる筈でしたが…

どう見ても「黒く塗ろうとして失敗した銀色の銃」にしか見えません。

この『鉄色倶楽部 青組』という塗料ですが…とても塗膜が硬いです! もっと柔らかくて簡単に色落ちが再現できるだろうと勝手に思っていましたが、メラミンスポンジで研磨する程度ではビクともしません。しかし限界を超えたチカラを加えるとパリパリと塗膜が剥がれ落ちます。
MGC MKⅣ オフィサーズACPの時と同じパターンですが、青組の方が塗膜が硬い様に感じます。スポンジで研磨すると紫がかったとても綺麗な金属色になるのですが、如何せん塗膜が硬いです。

綺麗なウェザリング加工があってこその「ボロボロ仕上げ」です。
スポンジはあくまでも塗膜の表面を磨いて金属感を出すためだけに使用し、エッジのシルバーは1,000番程度のペーパーで地道に水砥ぎするしかなさそうです。
あまり「ボロボロ」に拘らない方が良いのかも知れません。

という訳で本体を青組で塗り直しました。
仕上げ塗り一層だけですが、また完全乾燥まで48時間待たなければいけません。

おあずけを喰らってしまいました。
明日は海にでも行って気分転換します。
次回に続きます。




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