マルイG17改G17Gen5⑯

今回はヒマネタです。
皆様のお役に立てる情報は一切含まれていません。
ただ単に「暇を持て余していたらこうなった」だけの内容です。
サラッと読み飛ばして頂ければ幸いです。



発端は暇潰しのネットサーフィンでとある商品を発見した事です。
ミリタリー関連のプリントが施されたiPhoneケースです。
コチラです

私は ”グロックGen5” を購入しましたが、図柄は他にも沢山あります。
とはいえ私はガラケー派なのでiPhoneケースは全く不要なのですが。
無駄遣い以外の何物でもありません。



こんなお洒落なパッケージに入っていました。
”Designed in Hong Kong Made in China”と記載されています。
単に「中国」と書くよりも「香港」と記載する方が箔が付くのでしょうか? その辺りの事情はよく分かりませんが、要は中華製品です。


 
品質は良いと思います。
繰り返しますが私はガラケー派なのでiPhoneに装着した状態での使い勝手は全く分かりません。単純に「モノ」として見た感想です。
非常に綺麗なプリントです。



このケースはロゴパネルの裏にカードが一枚入るスペースが設けられています。
隠しポケットみたいで面白いですが、カードは一枚しか入りません。
コレが実用的かどうかは分かりません。むしろカードを入れた事を忘れてあたふたする光景が頭に浮かびます…

ロゴパネルを外します。
非常に柔軟性の高い樹脂が用いられています。
恐らくPP樹脂だと思います。



このロゴパネルをガンケースに埋め込んでドレスアップします。
こんな事を思い付く時点でどうかしていますが、本人は至って真面目に本気です。
「暇」とは本当に恐ろしいモノです。

上の写真でも判りますが、カード入れとして機能させるためのレールが四辺に設けられています。
このレールは不要なので切り落とします。



柔らかい樹脂なので、Pカッターとハサミで簡単に切断できます。
四辺のレールを切り落とすとこんな感じになります。
ロゴパネルの厚さは1.5mmです。



コレをガンケースに乗せて周囲をケガきます。
コチラも柔軟な素材なので簡単にケガキ線が入ります。

ガンケースというのはもっと硬い素材が用いられているのだと思い込んでいましたが、簡単に割れない柔軟さと銃を持ち運ぶのに十分な頑丈さを両立させるために、PP樹脂を堅牢な箱型形状に成型して製作されている様です。



ケガキ線の内側を彫刻刀で削ります。
柔らかい樹脂なのでサクサク削れます。

概ね1.5mmの深さまで削り、切削ビットで凸凹した削り痕を平らにします。
こんな簡単な加工なのに二箇所もミスしてしまいました。
ABS樹脂と違い、PP樹脂なので修正不可能です。クルマ用のバンパーパテを使えば修正可能なのかも知れませんが…



そしてロゴパネルを接着します。
接着剤はいつもの『ボンド ウルトラ多用途SU プレミアムハード クリア』です。
特に「PP樹脂も接着可能」と記載されてはいませんが、ガッチリ接着できました。
本当に便利な接着剤です。



例によって接着剤の厚みで0.5mmほどロゴパネルが浮き上っています。
2mm~2.5mmほど削れば完璧なツライチが実現できていましたが、彫刻刀で削るのも結構疲れます。それに深く削り過ぎて裏側に突き抜けてしまうのも面倒です。
そんなこんなで削る深さを1.5mmにしました。



コレが完成形です。
物凄く派手です! ロゴの自己主張がハンパありません!
なかなかどうして、予想以上に綺麗なガンケースになりました!
それだけに二箇所の加工ミスが悔やまれます…



現状ではいまだ未完成のグロックを収納しています。

マッドさんは6/2と6/3のショットショージャパンの関係で忙しいのか、かつてない作業の遅れが発生しています。
ショットショージャパンはコチラです

スライドが帰ってくるのはショットショージャパンの後かも知れません。
バンパーパテの研究をしながら気長に待ってみます。

次回に続きます。

(さらに…)

WA シグマSW40F

先週の土日に倉敷と京都に行ってきました。
今回のBUCK-TICKツアー参戦はこれで終わりです。
六月からガツンと仕事が忙しくなりますので、週休日を調整して土日を休日にする作戦はもう使えません。
ま、体力的にも限界ではありますが…

○ 倉敷市民会館(土曜日)



○ ロームシアター京都(日曜日)



さてグロックですが…
製作を打ち切った訳ではありません。
マッドさんの刻印加工がまだ終わっていないので、作業が止まっている状態です。
スライドが戻ってくるのはもう少し先になります。

という訳で今回は、GW前にオクでゲットしたWAのシグマを紹介します。
銃の好みが「?」なのは相変わらずです…





この銃はS&W社が確信犯的なグロック丸パクリで開発し、1994年に ”Sigma SW9F/40F” の名称で発売されました。
しかしすぐにグロック社に訴えられて敗訴した上に、同年施行のAWB法(アサルト・ウエポン・バン)で装弾数が10発に制限されるというダブルパンチを受けました。
可哀そうにも程があります。

AWB法に反発したのか逆ギレしたのか、S&W社は同法対応モデルとして大幅に価格ダウンしてフレームをライトグレーにした ”Sigma SW9V/40V” を発売します。
Vは ”Value” の意味です。
色と装弾数以外はSW9F/40Fと全く同じです。
コチラです



1999年に改良モデルの ”Sigma SW9VE/40VE” が発売されます。
Eは ”Enhanced(強化)” の意味です。
この改良でスライドとグリップが共に改良され、ローデッドインジケーターや追加グリップテクスチャー、USP式専用レール、改良型トリガーメカ、大型エジェクションポート、板バネ式リコイルスプリング等が導入されました。
この銃に対するS&W社の本気度が伺えます。
コチラです。



そして2012年に外観を一新した ”SW SD9VE/40VE” が発売されました。
SDは ”Self Defence” の意味です。このコンセプトに従い ”Sigma” の名称が廃止されました。
2004年にAWB法が失効しているため、装弾数は17発/15発に復活しています。
スライド前後セレーション追加やF/Rサイト改良、グリップテクスチャー改良、汎用20mmレール、トリガー形状変更等が行われ、三種類のスライドとフレームの組み合わせが設定されました。

 ・ ブラックスライド+グレーフレーム
 ・ ブラックスライド+フラットダークアースフレーム
 ・ シルバースライド+ブラックフレーム

このモデルが現在販売されている現行モデルです。
コチラです



このような流れで改良を重ねて進化し、現在もラインナップに残っています。
「安くて扱いやすい護身用の銃」という需要に「国内大手メーカーの製品」という付加価値を加えた絶妙な位置付けの商品です。
逆風に負けずに進化し続けたS&W社の粘り勝ちといった所でしょうか?

WAシグマに戻ります。
この銃は1994年に発売された最初期型をモデルアップしています。





私が購入したのはS&W刻印でABSスライドの後期モデルです。
アウターバレルは綺麗なメッキが施されています。

撃った感じは軽量なABSスライドが「バシッ!」と超高速ブローバックする、マグナブローバックらしからぬフィーリングです。
リコイルスプリングがかなり強く、スライド操作をすると「ジャキン!」と勢い良く閉鎖します。マルイの銃に強化リコイルスプリングを組み込んだ感覚です。

全体的なフィーリングがショーティ.40のABSモデルに良く似ています。スライド閉鎖時に「キーン!」という金属音はしませんが、軽いスライドがビシビシ回転する
フィーリングはまさにショーティ.40と同じです。
以前、ショーティ.40のABSモデルを持っていたので間違いありません!









刻印はすべてリアル刻印です。
これだけでも満足度が高いのですが、この銃は細部のリアリティに並々ならぬ拘りを感じます。
まずはスライドです。



マルイグロックでは省略されている、エキストラクターがスライド内側に入り込む形状がモールドで完全再現されています。凝ってます!
グロックも同様にエキストラクターが斜め下に入り込むのですが、この形状はマルイグロックでは一切再現されていません。



リコイルSPガイドロッドは実銃同様に樹脂製です。
この辺りも抜かりなく再現されています。
マルイグロックのリコイルSPガイドロッドが亜鉛合金製なのは、エアガンとしての耐久性を重視した結果だと思います。



中央の四角い銀色のパーツがハンマー上部とファイアリングピンです。

WAシグマはダブルアクションオンリーのエアガンなのでハンマー方式ですが、ストライカー方式の雰囲気を再現するためにフラットな形状になっています。
トリガーを引くとハンマー上部が後方に水平移動し、引き切るとハンマースプリングのチカラで「パチン!」と前方に飛び出します。
マルイグロックを飽きるほど見た後でコレを見ると「凝ってるなぁ」と思います。
見えない部分なのに拘り方がハンパありません。

ま、この凝った方式のおかげで、1911系を含めたWAのエアガンは「実銃と同じ機構」と見做されて米国へ輸出できないのですが。



そして極め付けがココ! 超リアルなマガジンバンパーです!
現行のSD9VE/40VEでは形状が変更されましたが、それまでのシグマはすべてこの特徴的なスリットの入ったマガジンバンパーが使用されています。
地味な部分ですが、これこそ古き良きWAのクラフトマンシップの本領発揮です!
物凄く手間がかかってます!
マルイがこんな地味な部分をここまで正確に再現するでしょうか?

私は古き良きWA製品が大好きです。
今は手放しましたがショーティ.40も持っていましたし、このシグマもずっと欲しいと思っていた製品です。
絶版になった今ではショーティ.40もデザートイーグル.40も程度が良い個体は価格が高騰するので手が出ません。



このシグマは少しキズとシミがあったので、私以外に入札する人がいませんでした。
その結果、非常に安く手に入りました。

本当はカスタム用に購入したのですが、ここまで出来が良いとカスタムするのを躊躇してしまいます。
そのくらい気に入ってしまいました。

「シグマのカスタム?」と思われるでしょうが、上で記したSW40VEやSD40VEを再現するのも立派なカスタムです。
とはいえSD40VEを再現するのは個人レベルでは困難です。
しかしSW40VEなら、以下の四箇所を加工するだけで再現できます。

 ・ スライド上部左右のコーナーを削ってラウンド加工を再現
 ・ 切削ビットで穴を開けてローデッドインジケーターを再現
 ・ グリップ左右をチェッカリングツールで彫ってチェッカリングを再現
 ・ ABS板で専用レールを再現









こんな事を書いていると「遂に気が狂ったのか」と思われそうですが…
実は超絶カッコ良いカスタムシグマを見つけたのですが、そのベースガンがSW40VEなのです…
コチラです



このカスタムシグマのカスタムは四箇所です。

 ・ スライド前方左右のポート加工
 ・ バレル前方左右のポート穴加工
 ・ スライド前方のセレーション追加
 ・ スライドとフレーム先端の面取り加工

このカスタムはWAシグマそのままの状態には絶対に似合いません!
コレを再現するにはSW40VE化が不可欠です!

しかし、いくらなんでもコレはハードルが高すぎます。
スライドの真ん中にマグナポートが一本入った形状ならWAシグマにも似合うと思いますが、そんなカスタムシグマは…ありました!
閲覧不可ですが、写真の出所はコチラです



コレならスライドの真ん中にマグナポートを開けて、メッキバレルに慎重に穴開け加工を施せばOKです。
実銃が存在するので架空カスタム銃ではありません!

他にもカスタムシグマは存在します。
SAIカスタムみたいな肉抜き加工を行ったSD9VE


トリジコンRMRを搭載したSD9VE


ま、一番お手軽なのはシルバーとライトグレーのスプレーでSW40Vを再現するカスタムですが、「カッコ良いか?」と問われれば答えに窮してしまいます…



今回はずっと欲しかったWAシグマが期待以上の銃だったので、妄想過多の記事になってしまいました。
しかしWAシグマはウソ偽り誇張なく良い銃です!
程度の良い個体があれば迷わず買いです!
撃って良し鑑賞して良しの、古き良きWAの美点が凝縮された逸品です!
この銃については様々な意見が存在しますが、少なくとも私は良い銃だと思います。
グロックとは違うカッコ良さを感じます。

次回に続きます。

(さらに…)

マルイG17改G17Gen5⑮

さて、問題のアンビスライドストップレバーですが…

「右側のレバーだけを押し下げてもスライドストップが解除されない」のは、どうやらステンレス板の厚さが原因ではない様です。

本体に組み込んだ状態ではガタもなく綺麗に上下に動きます。
レバー部分に後方から圧力が加わった状態で右側のレバーを押し下げた時にだけ、アンビスライドストップレバー全体が右に傾いてしまいます。

アンビスライドストップレバーは実物と全く同じ形状で製作しています。
マガジンフォロアーに持ち上げられる時も、持ち上がったレバーを指で押し下げる時も、レバーの断面方向に全てのチカラが加わる構造です。
材質と厚さは異なりますが、力学的な原理は同じです。



僅か0.5mm厚のステンレス板とはいえ、ステンレスはステンレスです。断面方向に指で押す程度のチカラを加えた位ではビクともしません。平面方向にチカラを加えるのとは訳が違います。
右側のステンレス板が「縦方向に」曲がる事などあり得ません。

では、なぜアンビスライドストップレバー全体が傾くのかと言えば…
原因は軸穴の寸法差です。

トリガーピンの外径2.5mmに対して左側の軸穴は3.5mm、右側は3mm。
左側で1mm、右側で0.5mmの寸法差です。
コレには理由があります。





スライドストップ形状を整形した段階では、両方ともピッタリ内径2.5mmでした。
トリガーとスライドストップバネを取り付けてインナーシャーシに組み込んでも、作動に問題はありません。

しかし、いざインナーシャーシをフレームに組み込もうとすると…どうやってもトリガーピンが入りません。何がどこでどう干渉しているのか全く判りませんでしたが、軸穴を拡大する以外にトリガーピンを貫通させる方法がありませんでした。



この写真の状態にするために左右の軸穴を切削ビットで削って広げました。
こんな強引な方法でトリガーピンを貫通させているので、組み込んだ状態でガタがないのは当然です。
軸穴付近をピンセットでつまんで動かしても、ほとんど動きません。

しかし「後方から圧力が加わった状態で右側のレバーだけ押し下げる」という想定外の操作を行うと、それまで隠れていた寸法差(ズレ幅)が顔を出し、左側が1mm上がると共に右側が0.5mm下がります。
コレが傾きの元凶です!①

しかしこれだけが原因ではありません。
左右の隔壁に隙間(傾き代)がないと、物理的にアンビスライドストップレバー自体が傾く事はできません。





黄色い丸で囲った部分に隙間があります。
加工の際にちょっと削り過ぎました…
コレがアンビスライドストップレバー自体が右に傾く原因です!②

上記①と②の合わせ技で傾きが発生していました。
原因が判明したので、対処方法を考えます。

軸穴は現状の寸法でないと組み込めません。コレは修正不可能です。
しかし左右の隙間をジーナスで埋める事は可能です。
ガッツリ極限まで間隔を詰めて、傾き代をゼロにします!





硬化後に削って整形するので、少々盛り過ぎても問題ありません。
ガンガン盛り付けます。

同時にアンビスライドストップレバーもジーナスで補強します。
いくら断面方向にしかチカラが加わらない構造になっているとはいえ、0.5mm厚のステンレス板はちょっと薄過ぎです。
主に曲げ加工を行ったR部分中心にジーナスを盛っていきます。

トリガーを巻き込んでいるR部分がタイトなので、トリガーの赤丸で囲った部分を削り落とします。





下の写真の赤い丸で囲ったR部分は、ハンマーを起こすとトリガーバーが接触寸前の位置まで前進してきます。
現状ではギリギリ接触していません。
この状態では内側にジーナスを盛る事ができません。



逆に外側には隙間があります。
このR部分だけは外側にジーナスを盛って補強します。

この先に1mm厚のGUARDER製スライドストップレバーを取り付けています。
つまり厚さ1mm以内であれば、レバーの外側全体にジーナスを盛ってガッチリ補強する事が可能です。
ガッツリ盛って補強します!



盛り付けが終わるとこのようになります。
インナーシャーシと同様に、後から削る前提でガンガンに盛っています。





盛り付け後はセロテープで養生した板の上に置いて丸一日乾燥させます。
説明書には6時間で硬化すると書かれていますが、急いでいる訳ではないので、完全に硬化するのをジックリ待ちます。



新緑の時期は気持ちが良いです。
動物も植物もすべてが活き活きしています。

丸一日経ちました。
ジーナスがカチンカチンに硬化しています。

まずアンビスライドストップレバーを整形します。
コチラを完成させてから、インナーシャーシを削って隙間の調整を行います。
鉄工ヤスリや切削ビットでサクサク削れるのがジーナスの良いトコロです。





黄色く囲った部分を削って整形しました。
決して見栄えが良くはありませんが、機能最優先です。
外側から見えない部分なので気にしません。



ただジーナスが硬化する際に収縮?したのか、それとも削り加工の際に誤ってチカラを加えてしまったのか、なんとなく右側のレバーが少し内側に傾いています。
コレが原因で後で地獄の目に遭うのですが…

この形状に合わせてインナーシャーシを削ります。
超慎重に削っていきます。









隔壁の形状がガラリと変わりました。
アンビスライドストップに合わせて削った結果です。
まるで別物の様になりました。

それでは組み合わせて隙間をチェックします。
まずは左側です。



黄色で囲った部分の隙間がなくなりました。
写真ではスライドストップバネを外していますが、本当にバネ一本組み込むだけの隙間しかありません。
事実上、隙間はゼロです。

次は右側です。





コチラも隙間はほぼゼロです。
レバーを下げた状態から跳ね上げた状態まで、隙間はゼロのままです。
このためにインナーシャーシ右側の隔壁を抉る様に削りました。





これだけ隙間をタイトにしていますが、レバーはスムーズに動きます。
そして傾きは一切発生しません!
成功です!



すべてのパーツをフレームに組み込みます。
そして最終チェック…と、ここで問題が発生しました!

先に述べた「右側のレバーが少し内側に傾いた」のが原因で、右側のレバーとトリガーバーと干渉していまい、アンビスライドストップレバーがスライドストップバネのチカラで定位置に下がらなくなりました。

今さら造り直す訳にもいきません。
双方のレバーを削ります。



右側レバーの接触面はかしめた真鍮クギを削り落とし、0.4mm厚まで削りました。
真鍮という金属は強力な結合力がある様で、最初に製作したテストピースを削って実験してみると、かしめた部分を完全に削り落としているにも関わらず、引っ張っても叩いてもどうやっても部品が取れませんでした。
なので安心して削りました。



コチラはひたすら削り倒して0.9mm厚まで削りました。
熱くて持てないのでメカニクスグローブで持って削りましたが、それでもヤケドしそうな熱さで持っていられません。
補強リブが入っているとはいえ、1.5mm厚のスチール板を0.9mmまで削ると、両端を持って曲げると少し反ります。
これ以上は削れません。



ようやくギリギリ触れるか触れないかの隙間で避ける事ができました。
スライドストップバネのチカラでスムーズに定位置に戻ります。
レバー部分がキズだらけになりましたが、機能最優先という事で気にしません。

加工が終われば黒染めします。
外側から見えないパーツですが、酸化防止のために黒染めは欠かせません。



改めてすべてのパーツを組み立てます。
ジーナスで肉厚を増やしたアンビスライドストップレバーが頼もしいです!







フレームを完成させた状態です。
左側のレバーに後ろから指で押して圧力をかけた状態で右側のレバーだけを押し下げても右に傾かず、両側のレバーがストン!と真下に下がります。
意地悪く左右のレバーを捻っても傾きは発生しません。

問題解決です!

コレで本当にスライドが帰ってくるのを待つだけになりました。
のんびりDVDを観ながら連絡を待つことにします。

次回に続きます。

(さらに…)

マルイG17改G17Gen5⑭

五月も中旬になりました。
気温もグッと上がってきました。



先週と今週はBUCK-TICKライブ後半戦です。
土日2DAYSの二週連続参戦なんて今までやったコトもありませんが、今回のツアーは上手く仕事の日程調整ができました。

○ サンポートホール高松(土曜日)



○ 高知市文化プラザかるぽーと(日曜日)



先週は地元の四国でしたので移動は楽でしたが、今週は倉敷と京都です。
体力が持つかどうか、全く自信はありません…

そんな先週末にフレーム塗装が完成しました。
ウレタンつや消しブラックです。





えーっと…

コレがイサム塗料のウレタンつや消しブラックの仕様なのか私の塗り方が下手だったのか分かりませんが、仕上がりが半つや状態になりました。
ブラックブラッセンの様な「完全つや消し状態」を期待していたので、コレジャナイ感で一杯です…

ま、実銃のポリマー樹脂そのものの色合いと塗料の「色」を比較する事自体、意味がないのかも知れませんが…
実銃の色合いはこんな感じです。



気を取り直して各部分を見てみます。

まずはフレーム右側上部の平面を造り直した部分です。
綺麗に平面が出ています!
バッチリです!



凹部分の仕上げがイマイチですが、まぁ許容範囲内です。
RTFテクスチャー上部の少々荒い仕上がりも良しとします。

スライドロック部分と20mmレールへ続く段差部分です。
コチラは非常に綺麗に仕上がりました。



しかも嬉しい事に、塗膜が梨地になったおかげでペーパー仕上げの際に消えた金型成型のシボ模様が少しだけ復活しました!

あくまでも「シボ模様っぽい」梨地に過ぎませんが、不自然にツルツルした状態とは比較になりません! 加工していない部分との質感の差も少なくなりました!
塗料のムラやタレもなく綺麗に塗装できています。

しかし…



実はアローダイナミックG17のグリップパネルを切り取る際に、誤ってPカッターでRTFテクスチャーにキズを付けていました。
塗装前はジックリ見ないと判らない状態でしたが、塗装するとキズが鮮明に浮かび上がってしまいました。
コレはもう我慢するしかありません…



フロントストラップです。
非常に綺麗に塗装できましたが、RTFテクスチャーの歪みはそのままです。
キズと同様に表面の起伏も一目瞭然になりました。
コレも我慢するしかありません…



次はマグウェル部分ですが、その前に…

黄色い丸で囲んだピンは塗装前に追加したモノです。
塗装の直前に加工しました。



600番のペーパーで最終仕上げを行っている際に、交換式バックストラップの下側が少し浮き上っているのに気付きました。
プラリペアの接着力がABS樹脂の弾力に負けて剥がれ始めた証拠です。

上側はトリガーハウジングピンが貫通しているので絶対に剥がれませんが、下側にはピン類が一切ありません。
なので直径1mmの真鍮クギの先端を切り落として、即席のピンを製作しました。



ピンには後方に引き剥がすチカラがかかっているので、この状態でガッチリ固定されて動きません。交換式バックストラップの浮き上りも止まりました。
もしピンが緩んできたら、見えない部分に少量の接着材を塗布して固定します。



マガジンの装填を考えて、外から見えない部分には塗料が付着しない様にティシュペーパーで養生して塗装しました。
こういう小技は少しずつ身に着くモノですね。

そしてマガジンベースです。
実物の先端部分は平面で、両側が面取りされています。
そして横一直線のラインから先の部分がハネ上がっています。
意外と複雑な面構成をしています。





しかし私が製作したマガジンベースは先端部分が丸くなっています。
ハネ上がりが始まるラインも丸く整形しています。
完全な整形ミスです。

先の記事で「形状を修正する」と書きましたが、これだけ形状が異なると大掛かりな修正が必要です。正直メンドクサイです。
よく見ないと判らない僅かな違いなので、修正せずにそのまま塗装しました。





塗装が終わればフレームを組み立てます。

まずシリアルナンバープレートを組み込みます。
定番のGUARDER製シリアルナンバープレートを使用します、が…
コレがちょっと厄介です。

このパーツはインナーシャーシ前方部分に上から抑え込まれて固定される構造なのですが、その部分は既に切断しています。
この状態でプレートを組み込むと前後の突起がフレーム内に突き出します。
ただ突き出すだけなら問題ないのですが、前方の突起の位置を考えると、リコイルSPアッセンブリーと干渉する可能性が高いです。
これは大問題です。



仕方なく前方の突起を垂直に1mm立ち上がった部分で切断しました。
コレでプレート前方がフレーム内側とツライチになります。

後方の突起はインナーシャーシの下側に入り込むので切断する必要はないのですが、インナーシャーシが突起を押すとテコの原理でプレートが外れる可能性があるので、フレームに乗る部分を少し残して突起を切断しました。

そして接着剤をプレート全体に薄く塗布して固定しました。
点で接着するよりも面で接着する方が頑丈です。



外側から見ると固定方法の違いは全く分かりません。
ま、外側から見て分かる様では困るのですが。



シリアルナンバープレートの組み込みが終われば、後は難しい箇所はありません。
サクサクと組み立てます。





無事にGen5フレームが完成しました!
丁寧に塗装した甲斐がありました!
素晴らしい!
ただ、やはり半つやブラックは安い中華製コピー銃みたいです…



クリアランスがシビアな部分に塗料が付着しない様に養生したおかげで、各部分の作動は塗装前と全く同じです。
アンビセフティも正常に作動します。

このアンビセフティを完全に機能させるのが最後の課題です。
現状の「右側セフティレバーではホールドオープンを解除できない」状態は、アンビセフティが完全に機能しているとは言い難い状態です。
何とか現状を打開したいと思います。

次回に続きます。

(さらに…)

マルイG17改G17Gen5⑬

グロックが無事完成して、イッキに気が抜けました。
なので日曜から火曜までの三連休は溜まったDVDを観て怠惰に過ごしました。
たまには息抜きも必要です。



『エイリアン:コヴェナント(2017)』の一場面です。
設定は2104年ですが、ベレッタM92FSやカスタムAR-15が現役で登場します。
一作目の『エイリアン(1979)』の設定は僅か18年後の2122年ですが、普通にパルスピストル(光線銃)が登場します。火炎放射器やスピアガン(銛銃)といった古典的な武器が登場する中で、パルスピストルが未来感を放っています。
下の写真がパルスピストルです。



だからどうしたという訳ではありませんが、1979年の時点ではまさか21世紀になってもAR-15が現役バリバリだなんて想像もできなかったのでしょう。
『エイリアン』が21世紀に製作されていたら、間違いなくAR-15ベースのパルスピストル(ライフル)が登場していたでしょうね。



さてグロックですが、フレームの塗装前にちょっと遊んでみました。
F/Rサイト交換です。

完成した時にはGUARDER製スチールナイトサイトを装着していました。
グロックにはこのG26形状のサイトが一番似合うと思います。
グロックマークがキマってます!





今回は手堅くコレでいこうと思っていましたが、ちょっと遊び心がなさ過ぎるというか「グロックGen5の完全再現」だけで終るのもアレだよな~という事で、面白そうなF/Rサイトを探してみました。
とはいえ大抵のF/Rサイトは経験済みなのですが…

で、良いのを見つけました。
「ゴーストリングサイト」です!



実銃ではそれなりに評価されていますが、一躍脚光を浴びるという訳でもなく、主にターゲットシューティング用のサイトという位置付けになっている様です。

コチラの「7ベストグロックサイト」では、上の写真のAmeriglo製Ghost Ring Gleenが ”Best Glock Sight for Target Shooting” に選出されています。
動画はDead Ringer製Snake Eyes Sightです。
Ameriglo製サイトの良い動画がなかったので、コチラの動画を挙げてみました。


Ameriglo製Ghost Ring Gleenを装着したG23です。
悪くないと思います。



しかしエアガン用のゴーストリングサイトは数が非常に少ないです。

・ UAC製スピードシュートRサイト
動画はコチラです


・ JL PrecissionタイプRサイト(詳細不明) - 在庫切れ

・ DCI guns(大門団長さんの個人ブランド)ゴーストリングサイトF/Rセット
レビューはコチラ

レビューの「直観的なサイティングが可能」「使ってみないと良さが実感できない」という文句に惹かれました。
しかしDCI guns製品は樹脂製なので、スチール製のUAC製品を購入しました。
Fサイトは同社のウルトラブライトファイバーオプティックサイトです。



予想よりもずっと小さいです。しかも軽いです。
体感的にDETONATOR製Rサイトの約半分の重さです。

Fサイトのファイバーはピンクとグリーンが入っていました。
Infinityの時はピンクを使用しましたので、今回はグリーンを選びました。





集光サイトの中では控え目なカタチだと思います。
ファイバーがガッツリ露出している方が良く光るのでしょうが、そういうFサイトはレースガン色が強過ぎて今回のグロックGen5には合わないと思います。
個人的には先端が斜めにカットされたFサイトが好みですが、むやみに削ると集光ファイバーを前方に収める部分がなくなってしまうので止めました。



ちなみに取付ネジはF/Rとも六角ネジです。
スライド先端下部にG34の様な穴を開けないとFサイトが交換できないので、リューターで慎重に穴を開けましたが…写真で見ると見事に片寄ってます。
ま、普段は見えない部分なので気にしません。





Rサイトは本当にコンパクトです。
写真を見ると違和感を感じるかも知れませんが、この「収まりの良さ」は実際に取り付けたグロックを手に取って見ないと判らないと思います。
余計な装飾が一切なく、とてもスッキリしています。





斜め後ろから見た姿です。
通常のリーフサイトとは全く異なるサイティングになります。
ちなみにFサイトのファイバーは正しくグリーンなのですが、私のデジカメでは緑成分が上手く捉えられなかったのか、黄色に写っています。





サイトピクチャーはこの様になります。
この「ぼんやり見える円の真ん中に光る点を置く」というサイティングは、確かに何も説明されなくても直観的に行えます。
しかも瞬時に円の中心に点を置く事が可能です。

個人差はあると思いますが、私はコチラの方が普通のリーフサイトより圧倒的に早くサイティングが行えます。
何よりFサイトの周囲が何にも遮られていないので、視界が抜群に広いのが最大の利点だと思います。

フレームの塗装前にもうひとつ作業をしました。
インナーシャーシ周りの加工を施したパーツの黒染めです。



インナーシャーシと皿ネジはインディの亜鉛用ドブ漬けブルー液で、そしてトリガーバーはスーパーブルーで染めました。



ガリガリに削った跡が綺麗に消えました。
つや消しブラックに塗装したフレームに合うと思います。

日曜にサフ吹きをして、月曜にウレタンつや消しブラックを塗装しました。
イサム塗料の二液ウレタンスプレーは完全硬化時間が76時間です。塗装は昼イチに行いましたので、明日の夕方以降にはフレームの組み立てが可能です。

しかしスライドが今日マッドさんの所に旅立ったので、完全完璧な完成は戻ってきたスライドを塗装した後になります。

次回に続きます。

(さらに…)