マルイG17改G17Gen5⑩

昨日(一昨日)からゴールデンウイークの前半戦が始まりました。
毎日晴れてポカポカ陽気の行楽日和が続いています。
皆様はどのようにお過ごしでしょうか?



私はフツーのサラリーマンですので、連休など全く関係ないどころか超不規則な飛び石勤務を強いられて、正直、迷惑以外の何物でもありません。
しかも左手はまだモノを軽くつまんで持つ位しかできません。仕事し難いったらありゃしない状態です。

とまぁこんな感じですが、ぼやいていても仕方ありません。
グロックの製作を続けます。

昨日、交換式バックストラップを固定していたセロテープをすべて剥がしました。
ピンは挿したままです。







剥がれて浮いてくる気配はありません。
ピンを抜いてもビクともしません。完全にプラリペアで溶着されています。
引っ張っても叩いても剥がれそうにありません!
ガッチガチです!

しかし…

何日もセロテープで完全密封していたため、気化したリキッド(硝酸メチレル)がABS樹脂の表面を柔らかくしています。
ハミ出したプラリペアもゴムの様な状態で、完全硬化していません。

仕方なく丸一日放置します。
表面が完全硬化してくれないと仕上げ作業ができません。





そして今日(昨日)、最終仕上げを行いました。
ハミ出したプラリペアの除去と表面の仕上げ作業です。

ガンガン注入した割には僅かな量しかハミ出していません。
それをカッターとペーパーで削り取ります。



ビーバーテイル下部の曲面を深く削り込み、取付部分の立体感を強調します。
側面の隙間もペーパーで自然な感じに仕上げます。
こうする事で「ベチャッと張り付いている」感が薄らいで、いかにも交換式バックストラップがパコッ!と外れそうな雰囲気が出てきます。





マグウェル部分の内側も0.1mmのABS板で平面を出し直しました。
前後の隔壁やバックストラップ真下の空間も仕上げ直しています。
全体的にシャープさが増して良い感じになりました。



そしてスライドロック部分と20mmレールへ続く部分も形状を整えました。
決して完璧ではありませんが、前回よりも「らしく」なったと思います。
とはいえ左右を見比べると違いが一目瞭然なのですが。





ま、どうしても満足できなければ素のフレームを部品注文して右側の側面を丸ごと移植すれば済むハナシです。
それはそれで大変な加工になりますが…

しかし外観の完成度は追及すればキリがありません。
さすがに疲れてきました。
ブログ的にも同じ様な記事が続いてダレてきていると思います。

無事にGen5化が終わったという事で、フレームの加工は今回で終了です。
仮組して作動に問題がなければアンビスライドストップの製作を再開します。

次回に続きます。

(さらに…)

マルイG17改G17Gen5⑨

週末に抜糸しました。
暑苦しい包帯から解放された左手が心地良いです。
親指の付け根が今回の手術跡で、手の平の下の方が平成25年の手術跡です。



親指がタケノコみたいに晴れ上がってます。
そして握力が体感で1/10になりました。親指にチカラが入らないのは致命的です。
完治するまで約一年との事ですが、コレでは仕事に影響が…

そんな今日この頃ですが、グロックの製作は続きます。

IPAに漬けたマガジンキャッチですが、何日経っても塗膜が剥がれません。
仕方なく真鍮ブラシで削り落しました。



綺麗な金色なので勿体ないですが、ブラスブラックで黒染めします。
しかし…
真鍮パーツをブラスブラックで染めるのは熟練のワザが必要なのか、今まで一度も綺麗な黒色に染まった事がありません。
毎回くすんだ灰色になってしまいます。



純正インナーバレル先端も見事に汚い灰色です。
どうやっても綺麗な黒色になりません。
ブラスブラックはズボラなドブ漬け染めには向いていない様です。



という訳でミッチャクロンとブラックブラッセンで塗装します。
これなら間違いなく黒色になりますが、マガジンキャッチ穴をキツ目に整形しているので擦れて剥げない保障はありません。





ま、綺麗な黒色になったので良しとします。

フレームの加工に戻ります。
無数のキズやス、ピンホールなど消して綺麗にします。

フレームのキズ消しには『黒い瞬間接着剤』を使用しました。
細かいキズやピンホール消しにプラリペアを使うと無限ループに陥ってしまいます。
なので今回初めて使用しました。



しかし使ってビックリ! 強烈な刺激で目が痛いのなんの!
まともに目が開けられません!
「パテの様に使えます」の説明書きを鵜呑みにしてイッキに広範囲に塗布したおかげで地獄の目に遭いました。
せめて注意書きに「一度に大量に塗布すると、目がムスカ状態になります」とか書いておいて欲しいです。

コレは時間を空けて少量ずつ塗布するモノなのですね…
何事も最初は勉強です。



そしてフレーム右側のキズ消しで悪戦苦闘していると…
面がグダグダに歪んでしまいました。

プラリペア盛りでは修正不可能なので、0.1mmのABS板を張り付けて平面を造り直します。
タミヤセメントABS用で接着して、周囲の段差をプラリペアで埋めると同時に隙間からプラリペアを流し込んで強力に溶着します。



こうなると必然的にスライドストップ部分の凹形状を作り直さないといけません。
実に四回目の作り直しです。目をつぶっても加工できます。
全く自慢になりませんが…



綺麗に整形できました。
ABS板のおかげでフレーム上部の平面がビシッ!と出ています。



そしてフレーム前方のスライドロック部分の窪みと20mmレールへ続く段差部分を整形します。
切削ビットで輪郭を削ってペーパーで仕上げました。
まずまずの出来栄えだと思います。



歪みの修正とキズ消しが終われば、改めて全体を400番のペーパーで仕上げます。
これでフレームの加工はひとまず終了です。

いよいよバックストラップ…と行きたいトコロですが、まだ加工が残っています。
Gen5で形状が変更されたマガジンベースです。




Gen5のマガジンベースは先端が延長されてハネ上がった形状になっています。
マガジンを引き抜き易くするための改良です。
コレを再現します。





雰囲気は良くできていますが…
先端が少々長過ぎました。それに実物の先端は横一直線に加工されています。
ハネ上がりの始まる部分も同様に横一直線です。
あとで修正しておきます。

さて!
それでは交換式バックストラップに取り掛かります。

まずは交換式バックストラップの内側の突起を全て削り落とします。
と言いつつ加工前の写真を撮り忘れていました。
コチラは加工後の写真です。



交換式バックストラップの裏側には四箇所に突起があります。
青色の丸で囲んだ部分にはトリガーハウジングピン取付部分の凹形状に合わせた凸形状の突起が成型されています。


そして黄色の丸で囲った部分にはバックストラップの下側に引っ掛けるツメが成型されています。
下側のツメと左右の溝、そして上側のトリガーハウジングピンでバックストラップを固定する構造です。



先の記事に書いた通り、本体のバックストラップ部分と交換式バックストラップの長さが全く合っていないので、突起をすべて削り落としました。

バックストラップを仮組してみます、が…
見事に合いません。
交換式バックストラップの底面が干渉して浮いてしまいます。





どうもバックストラップ下部の形状が実銃と微妙に異なる様です。
とはいえ実銃写真を見ても何が違うのかよく分かりません。

という訳でG17改G34のバックストラップ下部を見てみます。
この銃はフレームをGunsModify製Gen4フレームに交換しているので、見比べて違いを見つける作戦です。



…作戦も何も、見た瞬間に違いが一目瞭然です。

バックストラップが始まる部分が大胆にえぐり込まれています。
しかもバックストラップ下部の肉厚が非常に薄いです。
こんな判別し難い微妙すぎる形状は、今回の様にGen4/5フレームを手に取って自分の目で見ないと判りません!

交換式バックストラップを仮組してみます。
メーカーが違うので全体の形状は微妙に異なりますが、部分的な仮組には全く支障はありません。







メーカー違いにも関わらず、ジャストフィットしています。
つまりバックストラップ下部をこの形状に加工すればOKという訳です。

早速加工します。
削っては仮組みし、また削っては仮組みし…の繰り返しです。
そしてジャストフィットまで漕ぎ付いたのがこの形状です。







かなり大胆に削り込んでいます。
ランヤードリング穴が半分なくなったので、上に移動させて整形し直しています。
これでバックストラップ側の準備ができました。

次は交換式バックストラップを加工します。
トリガーハウジングピン穴を現物合わせで移動させます。

まず縦方向に穴を広げます。



そしてGunsModify製Gen4フレームに同封されていた交換式バックストラップ用の長いトリガーハウジングピンを用意します。

…と思いきや、Mサイズ用のピンと用途不明のやたら長いピンしかありません。
Lサイズ用があった筈ですが、いつの間にか紛失していた様です。





一番上が純正のピンで真ん中がGunsModify製Mサイズピン、そして一番下が購入当時から「何に使うんだろう?」と思っていた無駄に長いピンです。
しかもこの長いピン、純正ピンとMサイズピンの外形1.8mmに対して外径1.2mmと微妙に細いのです。
本当に何のために同封されているのか分からない謎のピンです。

今回はこの長いピンを使用します。

バックストラップをセロテープで養生します。
そして交換式バックストラップを乗せて長いピンで固定し、プラリペアを盛ってピン穴を整形します。





こんな感じでピン穴が整形されます。
荒削りの表面をペーパーで綺麗に整えれば準備完了です。



準備は整いました。
いよいよ交換式バックストラップを取り付けます!

長いピンとセロテープで交換式バックストラップをガチガチに固定します。
同時に本体との隙間をセロテープでしっかり塞ぎます。





そしてランヤードリング穴からプラリペアを流し込みます。
様子を見ながら少しずつ入れていきます。



内部の隙間が大きいので、結構ガンガンに入ります。
やがて内部がプラリペアで一杯になるとセロテープの隙間から滲み出てきます。
この時点でプラリペアの流し込みは終了です。





交換式バックストラップはフレーム本体とは逆に非常に柔らかい弾力のあるABS樹脂で成型されているので、完全硬化する前にセロテープの固定を外すと弾力で剥がれてしまう可能性があります。

このまま逆さにしてプラリペアが完全硬化するまで放置します。



とはいえピンが長過ぎるので、切断して断面を綺麗に面取りします。
そしてスーパーブルーで黒染めします。もちろんドブ漬けです。
ドブ漬けで簡単に黒色に染まる事と、切断の際に火花が飛ばなかった事から、ピンの材質は亜鉛合金と推測されます。



黒染めが終わればすぐにフレームに差し直します。
セロテープだけだと不安ですが、ピンが刺さっていれば安心です。







これで交換式バックストラップの取付作業は終了です。
あとはプラリペアの完全硬化を待つだけです。
慌てず焦らず、時間をかけて硬化させたいと思います。

次回に続きます。

(さらに…)

マルイG17改G17Gen5⑧

いよいよフロントストラップのRTFテクスチャーを製作します。

まずは前回アローダイナミックG17のグリップパネルを型取って成型したRTFテクスチャーをハサミで切ります。



本当は一枚で製作するのがベストなのですが、長さが足りません。
二枚を途中で繋ぎ合わせて使用します。



中心線を合わせるために縦方向のドット列を13本にしています。
真ん中の8列目のドット列とフレームの中心線を合わせて、上下をセロテープで固定します。

この状態でドライヤーで加熱します。
触れる寸前の超至近距離でガンガンに熱します。
ドライヤーがギャル仕様なのはスルーして下さい。家電量販店で一番安いドライヤーがたまたまコレだっただけです。



すると、あら不思議!
薄いプラリペアのRTFテクスチャーがフレームの曲面に沿って曲がっていきます!

綺麗に曲がったら即座に冷風で急速冷却します。
これでフレームの形状にピッタリのRTFテクスチャーの完成です、
あっという間に整形できるので面白いです。



同じモノを二個製作します。
固定してドライヤーで加熱するだけなので10分もかかりません。



よく見て頂ければ判りますが、表面がウネッています。
コレは成型時のプラリペアの厚さが不均一なのが原因です。
いくら成型時にパウダーを均一に敷き詰めても、リキッドを垂らすと濃淡がまだらになってしまいます。

かといって分厚く成型して均一な厚さに削るのも現実的ではありません。
ドライヤーで加熱して綺麗に曲がる厚さには限度があります。そこまで薄く均一に削るのは相当なウデが必要です。
少なくとも私にはそんなウデはありません。

フロントストラップの長さに合う様に、一方のテクスチャーを短くカットします。
そしてセロテープでガッチリ固定します。



セロテープをちょっとだけカッターで切り、そこからニードルでプラリペアのリキッドをフレームとテクスチャーの間に流し込みます。
これを全方向から行います。



10分ほど放置してからセロテープを剥がすと、フレームとテクスチャーがバッチリ溶着されています。
しかしそのままではテクスチャーが割れやすいので、すぐに周囲をプラリペアで固めてしまいます。
テクスチャーの厚さだけフロントストラップが厚くなるので、フレームとの境目が不自然にならない様にプラリペアを広範囲に盛る必要があります。

この方法ではビシッ!と均一な面の製作はできません。
テクスチャーが微妙に反っているのはご愛嬌です。





下側のドット5列分のテクスチャーを継ぎ足しています。
良く見ると継ぎ目が判りますが、無理に埋めようとプラリペアを流し込むと表面が荒れる可能性が高いので、このままにしておきます。



硬化したら削って形状を整えます。
折角のテクスチャーを削り落とさないように注意しながら余分なプラリペアを削り落とします。集中力が必要な作業です。

削り終えるとこんな感じになります。







予想以上の出来栄えです。
フロントストラップにテクスチャーが入ると一気にフレームが引き締まります。
テクスチャーのウネリも真正面から見る分にはそれほど気になりません。

トリガーガードの周囲に盛った辻褄合わせのプラリペアを不自然にならない様に気を遣いながら削り落として、それらしい形状に仕上げました。







実はマガジンキャッチ穴の上下でフレームの厚さが異なります。
こんな辻褄合わせをあちこちに施しています。
これだけの切った張ったの大加工なので、辻褄合わせは不可欠です。
不自然にならない様に仕上げるのに非常に気を遣いました。

そして前回失敗した部分の再加工も行いました。
右側スライドストップ部分の凹形状です。



三回目でようやく満足できる形状になりました。
グダグダだったフレーム上部のラインも整形し直しています。
コチラは一発で綺麗に仕上がりました。

これで一応、バックストラップ以外のすべての加工が終わりました。

全体を400番のペーパーで整えます。
そしてシリコンオフで切粉を落として綺麗にしました。
表面の仕上がり具合を確認するためです。





引きの写真なので綺麗に見えますが、表面にはプラリペアのヒケやス、鉄工ヤスリの削りキズなどが沢山残っています。
お世辞にも綺麗な状態とは言えません。

週末に左手の抜糸を行う予定です。
それまで地道に表面を整えていこうと思います。

次回に続きます。

(さらに…)

マルイG17改G17Gen5⑦

先週、左手親指の腱鞘炎(ばね指)の手術をしました。
局所麻酔で15分のお手軽な手術ですが、手術は手術です。
家に帰るとドッと疲れが出て熱っぽくなりました。



平成25年にも両手の親指~中指の腱鞘炎(手根管症候群)の手術で両手の手の平を切りましたが、その時はこんなに疲れが出ませんでした。
四十代になると一年毎に体力が落ちていきます。
歳はとりたくないものです。

手が不自由になりましたが、グロックの製作は続きます。

右側スライドストップ部分の凹形状のモールドの加工を行います。
まず『型取くん』とプラリペアで凹部分を成型します。



これをフレームに溶着して整形します、が…
あまり綺麗に整形できませんでした。
凹部分だけを移植する方法では綺麗に加工するのが難しいです。



という訳で型取のやり直しです。
今度はノッチ部分まで含めた広い範囲を型取りました。



凹部分とノッチ部分の左端が同じ位置に合わせて成型されていますが、Gen5で新設された右側スライドストップ部分では両者の位置関係が逆になります。

それを再現するために真ん中で真っ二つに切断して両者の右端を合わせます。
そしてこの位置で合体させます。



硬化したら表面を削って整形します。
同時に両端の不要な部分を切り落として最小限の大きさにします。
そしてフレームを同じ大きさに切り抜き、整形した凹部分を移植します。



ここまでは順調に進みました、が…
仕上げ加工でまた失敗してしまいました。
プラリペアを削り落とすだけの簡単加工です。失敗しようのない加工です。
我ながら「どんだけヘタクソなんだ?」とツッコミたくなります…



これでは到底満足できません。やり直しです。
裏側を極限まで薄く削った影響でグダグダになったフレーム上部のラインも整形し直す必要があります。

修正が必要な部分は他にもあります。
グリップ下部の形状に注目して下さい。



現状ではグリップ部分の前後がハネ上がった形状になっています。
意図的にこの形状に整形した訳ではありませんが、強引に広げたマグウェル部分を綺麗に収束させようとすると、自然にこの形状になりました。

しかし実銃Gen5のグリップ下部を真横から見ると、Gen4以前と変わりありません。
底面そのものはフラットで、バックストラップ部分がハネ上がった形状です。



ここまで形状が異なると修正せざるを得ません。
底面の前方をフラットに加工し直します。

前方のハネ上がった部分にプラリペアを盛ります。
深く加工し過ぎていたフロントストラップの切り抜き部分も埋めて、切り抜き部分を浅く加工し直します。





硬化したら削って整形します。
部分的な修正なので簡単に終わりました。







綺麗に整形できました。
しかし上手くできる時とできない時の落差が激しいのが難点です。
どう考えてもスライドストップ部分の加工の方が簡単たと思うのですが…

次にGen4/5形状のマガジンキャッチを組み込みます。
アートルームユニコーン製ワイドマガジンキャッチ「角型」です。
特に「Gen4/5形状」とは謳われていませんが、形状はGen4/5そのものです。
真鍮製の塗装仕上げです。
ユニコーンさんの商品説明よりも、LAさんの商品説明の方が分かり易いです。
コチラです



「組込にはフレームの加工が必要」という、初心者お断りの漢らしいパーツです。
小さいショップだからこそ販売可能なマニア指数のい商品です。



こんな「取付説明」が添付されています。
「削り過ぎに注意(赤字)」や「万一削り過ぎた場合、パテやプラリペアで修正して下さい」などのシビれる注意書きが記されています。

モノ自体は非常に良い品です。
純正品と全く同じ寸法で誤差はありません。エッジもシャープです。
ただ黒染めではなく塗装仕上げなのが残念ですが…



とりあえず組み込んでみます。
ある程度マガジンキャッチ穴をGen4/5形状に加工していましたが、厳密に寸法を合わせて加工していた訳ではありません。
上手くマガジンキャッチを組み込むためには、正確な加工が必要です。





マガジンキャッチ穴を広げて組み込み可能な状態にしてマガジンキャッチを組み込み、その状態でプラリペアを盛ってピッタリサイズの穴を整形します、が…

案の定、表面の塗装が剥げました。



黒染めすれば済む事なので、気にせず加工を続けます。
ピッタリサイズの穴を僅かに削ってマガジンキャッチが抵抗なく左右に動く様に微調整すれば完成です。

丸で囲んだ部分が噛み合う事でマガジンキャッチの位置が規定されます。
この部分の整形と調整がちょっと面倒ですが、概ね簡単な加工で組込可能です。





それではマガジンキャッチスプリングを差し込み…ができませんでした。
内部の隔壁がゴッソリなくなっています。

前回グリップ内側を削った際に、図らずも鉄工ヤスリがマガジンキャッチスプリングの収まる細長い穴の隔壁を削り落としてしまっていました。
まさかこんな事になっていたとは…



この状態ではマガジンキャッチスプリングがグラグラで全く固定されません。
隔壁を整形し直す必要があります。

1mmのABS板を溶着して左右の隙間をプラリペアですべて埋めます。
そして強度アップのためにABS板の表面にもプラリペアを盛ります。
見た目は汚いですがガチガチに固定されてビクともしません。





これだけ盛っても僅かにマガジンに降れる程度しか干渉していません。
スペース的にはかなり余裕があります。
丸で囲った凸形状の出っ張りは邪魔なので削り落としました。マガジンキャッチスプリングの横方向の移動量を規定するための出っ張りだと思いますが、なくても問題はありません。

マガジンキャッチスプリングを差し込んでみます。



ガッチリ固定されてビクともしません。成功です。
マガジンキャッチを組み込んでみます。



正常に機能します。全く問題ありません。
プラリペア盛りっぱなしで汚いですが、下手に削って強度が落ちてしまっては意味がありません。外からは見えない部分なのでこのままにしておきます。

フレームを組み立ててチェックします。



マガジンがちゃんと適正位置に固定されています。
この状態でスライドを組み込んで作動させても、装填→発射→ブローバック→次弾装填の一連の動作に問題はありません。快調にスライドが回転します。
マガジンキャッチの装着は成功です。

確認が終われば再びフレームを分解します。
そしてマガジンキャッチの塗膜を剥離するためにIPAに漬け込みます。



これでフロントストラップの加工に移れると思いきや…
とんでもない失敗加工を発見してしまいました!
おぉぉ…



えーっと…

どうしてこうなった?

マグウェル部分を広げてから形状を仕上げるまでの工程をすべて「目見当」で行ったのが原因です。
ザックリにも程がありますが、逆に言えば僅か2mmの誤差に収まったのは凄い事かも知れません。全く自慢できませんが。

あまりにもカッコ悪いので修正します。
左右のマグウェル部分にプラリペアを盛ります。
フロントストラップと同様に、マガジン後部の隔壁の切り抜きも浅く加工します。





そして鉄工ヤスリでゴリゴリ削りますが…
今度は目見当ではいけません。
正確な加工を行うために、高精度な専用治具を製作します。





板に17mm間隔で三本の線を引きました。
「治具」など全く使わない私にとっては長足の進歩です。

左側を1mm詰めて、右側を1mm広げます。
全幅34mmのマグウェルを整形します。







上手く加工できました!
高精度専用治具のおかげでピッタリ左右17mmのマグウェルになりました。
実銃の形状に合わせてマグウェル部分の肉厚も増やしています。





隔壁部分の切り抜きも浅く加工し直しました。
ヤスリが入らないので切削ビットで削って成型しています。
前後の切り抜き部分の輪郭が同じになる様に慎重に形状を揃えました。



これでマグウェル部分の加工がすべて終了しました。
今回も物凄い量のプラリペア使用しました。とにかく「盛っては削り、削っては盛る」という感覚です。

新たな修正個所がなければ、次回からようやくフロントストラップのRTFテクスチャーの加工に着手できます。

実はアローダイナミックG17のグリップパネルを切り取った時に、『型取くん』で表面のRTFテクスチャーの型取りを行っていました。



そして薄い複製を二枚成型しました。
コレを使ってフロントストラップのRTFテクスチャーを再現する作戦です。
上手く行くかどうかは全く分かりませんが、他に良い方法が思いつきません。



想像以上にフレーム加工で苦戦していますが、地道に前進するしかありません。
バックストラップ装着も残っているので気が遠くなります。
ま、チマチマやっていきます。

次回に続きます。

(さらに…)

マルイG17改G17Gen5⑥

先週の土日は寒の戻りで冷え込みました。
そんなクソ寒い週末にBUCK-TICKのライブに行ってきました。
香川発の一泊二日弾丸ライブ参戦です。
晴れて暖かそうに見えますが、最高気温は13度くらいで寒かったです。

○ 神戸国際会館こくさいホール(土曜日)



○ なら100年会館(日曜日)



さてグロックです。
今回からフレーム加工の難易度が上がります。
グリップ四面に施されたRTFテクスチャーを再現します。



社外パーツのGen4フレームはどれも売り切れ入荷待ちで入手不可能です。
しかもアローダイナミックG17のフレームは内部パーツの取付位置や寸法が微妙に異なるために互換性がありません。

現状ではアローダイナミックG17のグリップパネルを切り取ってマルイG17に移植する以外にRTFテクスチャーを再現する方法はなさそうです。
しかし同社のフレームは表面がツルツルで硬度のい材質で成型されています。
この材質がプラリペアに反応しないと加工ができません。



フレームと交換用バックストラップを少し切って実験してみ…、き、切れません!
物凄く硬い素材です! カッチカチです!
マルイグロックの比ではありません!

丸ノコビットでは全く歯が立たないので、鉄工用の切断砥石で切断します。
そしてプラリペアで接合してみます。



無事に溶着されました。ABS樹脂です。しかし非常に硬いABS樹脂です。
アローダイナミックG17は海外仕様のエアガンなので、高圧ガスの使用に耐える硬度のABS樹脂が使用されているのだと思います。
加工性は最悪ですが仕方ありません。このフレームを使用します。

まずバックストラップを切り出します。
リュータービットでは歯が立たないので、Pカッターでザクザク切ります。
交換式バックストラップの溝ラインに沿って切断します。



切れる限界まで切って、あとはドライバーを差し込んで切れ目を割り進んで行こうと思いましたが…
ドライバーをコジった瞬間に「パキッ!」と割れてしまいました。
この硬いABS樹脂、柔軟性がなさ過ぎです。



裏側からプラリペアで溶着しましたが、表側の欠けた部分は表側にプラリペアを盛らないと修復できません。
しかし私には目の細かい凸凹テクスチャーのシャープなエッジを保ったまま表面のプラリペアを削って均一な平面にするという高度な技術はありません。
案の定、表面が汚く荒れてしまいました。

残念ながらこのバックストラップは使用できなくなりました…



グロックのフレームは肉厚で切り難い上に、隔壁と交換式バックストラップの溝ラインがグリップ中央で交差する複雑な構造になっています。
このためバックストラップの切断には大変な労力が必要です。



バックストラップの移植は諦めた方が良さそうです。
無難に交換式バックストラップを装着します。

しかしグリップ下部を強引に曲げてマグウェル形状に加工しているため、バックストラップの全長が加工前より短くなっています。
そのため交換式バックストラップと長さが合いません。

上部の取付穴を合わせると下部が突出します。
逆に下部を合わせると上部の取付穴が合わなくなります。






交換式バックストラップを切断して長さを調整するしかなさそうです。
マルイG17のバックストラップ部分も削って細くする必要があります。
色々考えた結果、交換式バックストラップの装着は最後に行う事にしました。

しかし交換式バックストラップを装着するとグリップが前後に太くなります。
少しでも握りやすくするためにフロントストラップを更に削り込みます。
Gen3のテクスチャーが完全に消えるまで削りました。



今回は左右のグリップパネル加工を行います。
アローダイナミックG17からのグリップパネル移植です。

PカッターでアローダイナミックG17のグリップパネルを切り出します。
バックストラップよりはマシですが、硬い上に肉厚なので非常に苦労しました。
このフレームは本当に加工性が最悪です。





無残な姿になりました。
アローダイナミック社の関係者が見たら激怒しそうな残骸状態です。

次にマルイG17のグリップパネルを切り出します、が…
その前に色々とやる事があります。



まず『型取くん』で左側スライドストップ部分の凹型モールドを型取ります。
この凹型モールドは右側スライドストップ部分の整形に不可欠です。
フレームを切った張ったする前に型取っておきます。

そしてGen5で変更された部分もこのタイミングで対策しておきます。
フレーム右側上部の生産国を表示している刻印です。



Gen5のフレーム右側刻印はグリップ下部に集約されています。
フレームが原型を留めているうちにフレーム右側上部の刻印を埋めておきます。
同時に左右のロッキングブロックピンのモールドも埋めてしまいます。



そしてスライド加工の際に切削ビットで傷つけた部分も補修します。
フレームを大加工する前にこれらの小加工を済ませておきます。



それではマルイG17のグリップパネルを切り出します。

まずアローダイナミックG17のグリップパネルの輪郭をケガきます。
といっても正確なラインはグリップパネル後端の交換式バックストラップの溝ラインだけで、それ以外はRTFテクスチャーから数ミリ離してテキトーに切り出しています。
そのテキトーな輪郭に合わせてマルイG17のグリップパネルを切り取ります。



Pカッターでグルリと一周切った状態です。
ここからドライバーでコジって割り進みます。
マルイのABS樹脂は柔軟性がありますので、アローダイナミックG17のバックストラップの様に割れる心配はありません。



グリップパネルを切り取るとこんな感じになります。
まるで1911系の様な姿です。

丸で囲んだ部分に注目して下さい。



Pカッターで切っていると銀色の金属粉が出るので「?」と思っていましたが…なんと隔壁とバックストラップの間に亜鉛合金のウェイトが埋め込まれていました!



こんなトコロにこんなモノがあるなんて全く知らなかったのでビックリです!
既出のネタかも知れませんが、マルイの企業努力を垣間見た気がします。

コレでアローダイナミックG17のグリップパネルとマルイG17のグリップが共に切り取られた訳ですが、テキトーな輪郭をテキトーに切断しているので、そのままでは切断箇所が干渉してグリップパネルが入りません。

双方の干渉箇所を削って修正する必要があります。







ここまで削ってようやく仮組できました。
大きな隙間はプラリペアで埋めるので問題ありません。





それではグリップパネルをプラリペアで合体させます。
これほど大きな部品を合体させるのは初めてです。しかも左右です。
大量のプラリペアを地味にチクチク盛っていきます。







合体直後の状態です。
左側のマガジンキャッチ部分はGen4/5形状のマガジンキャッチを組み込む前提で、Gen4/5形状に整形しています。
グリップパネルを切り取る際に欠けた隔壁も修復しました。

あとはプラリペアを削って形状を整えるだけです。
ここまでくれば完成したも同然です。



棒ヤスリでの荒削りが終わった状態です。
Gen5らしいグリップになりました、が…

マガジンが入りません。

最初に互換性をチェックした時に、アローダイナミックG17のグリップ内側がマルイより狭くてマガジンが入りませんでした。
それを事前に確認していたので予想はしていましたが…ほぼ完成した状態でマガジンが入らないとなると、さすがショックが大きいです…

絶望的な心境でグリップ内側を削ります。
アローダイナミックのABS樹脂は硬いので、切る以上に削るのが物凄く大変です。
マガジンベースを外したマガジンを挿して光にかざして干渉箇所を確認しながら、鉄工ヤスリでひたすら削ります。





一時間以上削り続けて、ようやくマガジンが入りました。
まだマガジンが自重で軽く抜け落ちる状態には達していませんが、削るのがあまりにも大変なので、とりあえずコレで良しとします。



この削り作業の際にマガジンを無理に押し込んだので、グリップ右側前方の接合部分が「パキッ!」と割れてしまいました。
切削ビットで穴を開けてプラリペアで溶着し直します。



最後に400番のペーパーで表面を整えます。
まだフロントストラップの加工が残っているので、この段階では400番でOKです。
すべての加工が終わった後に1,000番のペーパーで仕上げます。





グリップ左右のRTFテクスチャーが完成しました!

社外パーツのGen4フレームが入手できればこんな苦労は全く不要なのですが、現在入手不可能なモノをあれこれ言っても仕方ありません。
むしろ苦労して製作したグリップの方が愛着が湧くというモノです。

まだフレーム加工は終わっていません。
フロントストラップのRTFテクスチャーが残っています。
その次は交換式バックストラップを装着します。

次回に続きます。

(さらに…)