祝! 7000訪問!

元旦に6,000訪問を達成してから一ヵ月半経ちました…

やりました! 7,000訪問を達成しました!
しかも前回の6,000訪問に続いて僅か一ヵ月半での+1,000訪問達成です!
凄い! 素晴らしい! パチパチパチ!



前回から今日までに製作した銃は…ハドソンデザートイーグルの一挺だけです。 それも「製作した」ではなく「製作中」です。まだ完成していません。何せ初めての試みなので試行錯誤の連続です。仕事も忙しい時期なのでなかなか製作が進みません。
そんな状況にも関わらずご覧頂いた皆様、ありがとうございました!

次は8,000訪問を目指します!


昨年12月にオクで長年欲しかった銃をゲットしました。
タナカ ブローニングハイパワーM1935 ビジランティーです!



前々から欲しいと思っていましたが、webでの評判が最悪なので購入に二の足を踏んでいました。単に「マガジンがガス漏れする」程度なら気にする必要もないのですが、「ブリーチが落ちてくる」「シアバーが折れる」「トリガーがクソ重い」「ホップ機構が変態仕様」など、銃自体の設計や構造に関する不具合や悪評があまりにも多いので、購入しても愛着が湧かなさそうな気がしていました。

それに私が好きなハイパワーはマークⅢです。アンビセフティとサムレスト形状のグリップが実戦的で精悍な外観を呈しています。何よりマークⅠ系の洗濯板みたいなグリップがどうにもカッコ悪く見えて好きではありませんでした。



映画『キラー・エリート』で元SAS隊員の秘密組織「フェザーメン」の工作員達がマークⅢを使用しています。私の中でハイパワーといえばこの作品です!
ま、敵の銃ではありますが…





今回ゲットしたのはマークⅠ系のM1935 ビジランティです。正直「ま、いいか」程度の気持ちで商品の到着をを待っていました…

しかし実物を見てみると…グリップがどうとか全く気にならないカッコ良さ!
とにかく薄くて細い! グリップも細くて握り易い! 端正なスタイルが最高です!
洗濯板みたいで握り難そうなグリップも、実際に握ってみると抜群の握り易さでビックリ! とまぁ…良い事だらけでした!



ちなみにグリップは落札後に私が純正木製グリップを別途購入して取り付けました。
web通販ではマークⅡ以降のアンビセフティ対応木製グリップ(右側グリップ左上のカドが斜めにカットされている)が多数見られますが、マークⅠ系の非アンビセフティ木製グリップはどのショップも在庫切れです。

webで散々探しまくって購入したマークⅠ用非アンビセフティ木製グリップは純正品だけあって、鋭く立ったチェッカリングが抜群のグリップ性能を発揮してくれます!
銘木でなくても木の風合いは良いモノです。



実はこの銃、前オーナーが並々ならぬ愛情を注ぎ込んで随所にファインチューニングを施しています。

 ・ KM企画製スパーハンマー装着&調整
 ・ エジプト製シアバー&ブリーチノズルガイド装着
 ・ バルブノッカー調整
 ・ マガジンガス漏れ対策

普通のハイパワーならスルーしていたトコロですが、これだけのチューニングが施された商品なので落札した訳です。バルブノッカーとマガジンのハナシは落札後のやり取りで前オーナーから教えて頂いたチューニング内容で、オクの商品説明にはスパーハンマーとシアバー&ブリーチノズルガイド交換しか記載されていませんでした。
嬉しい誤算でした!

KM企画製スパーハンマーです。ステンレスシルバーの輝きがカッコイイ! 外観の良いアクセントになっています! もちろん機能パーツなのでカチッとした素晴らしい操作感です! 現在は絶版品なのでお得感あります!



写真では引っ込んでいるので見えませんが、バルブノッカー周辺も入念な擦り合わせ調整が行われています。おかげで「ハンマーが落ちたのにガスが放出されない」トラブルは皆無です! 地味ですが素晴らしいチューニングです!



エジプト製シアバー&ブリーチノズルガイドです。金色の輝きが美しい!
このパーツのおかげで重いながらもハンマーが落ちるタイミングが明確に把握できます。独特のトリガーフィーリングですが、webで酷評されている未対策モデルのトリガーフィーリングとは別物になっていると断言できます!



シアバーは真鍮削り出しです。
現在は戦民思想さんがジュラルミン削り出しの強化シアバーを販売していますので、シアバーに関しては容易に対策できます。
コチラです



ブリーチノズルガイドです。コチラも真鍮削り出しなので、L字型に曲がった後方部分がポキッと折れてしまうトラブルは皆無です。
戦民思想さんには是非ともコチラも商品化して欲しいです。



これらのチューニングのおかげで作動は快調そのものです! 前オーナーが「マルイ並みに動くのでガンガン使って下さい!」と仰っていたのも納得です!

しかし撃っているとホップパッキン下部のイモネジが緩んできてダブルフィードが頻発するようになり、最後は弾ポロして給弾できなくなります。ベストなホップ位置でイモネジをネジロックで固定すれば済む事ですが、ガスブローバックモデルなので季節による調整を考えると、安易に固定してしまうのもどうかと思います…





大変素晴らしいタナカ ブローニングハイパワーM1935 ビジランティ。モデルガンメーカーならではの造形美と内部構造のリアルさが最高です!

しかし…
気になったのが『M1935 ビジランティ』という商品名です。
こんな事を調べて何になるのか判りませんが、私は他の方々が気にも留めないコトがなぜか気になる悪い癖があります。
困ったモノです…


"Vigilante" は英語圏では「自警団員」を意味する言葉です。そして「自警団」は私設の軍隊や民兵組織を意味します。
コチラです

なぜこのような言葉がハイパワーの名称に使われたのでしょうか?



ブローニング ハイパワーの歴史を簡単に記してみます。
参考webサイトはコチラです

 ・ 1935年 ベルギー軍が "P35" の名称で制式採用
       装弾数13発
       内装式エキストラクター
       左側セフティ(非アンビセフティ)
       タンジェントリアサイト 
       マガジンセフティ
       リングハンマー
       木製グリップ
       マズル下部に水抜き穴を装備





 ・ 1940年 ドイツ軍がベルギーを占領
       FN社でP35のドイツ軍用モデル "Pistole 640(b)" が製造される
       カナダに逃げたFN社の技術者が持ち出した設計図を元にP35を製造し
       連合国へ供給する
       両モデル共にタンジェントリアサイトと固定式リアサイトのモデルが
       同時並行で製造される 


 
 ・ 1945年 ドイツ降伏
       FN社がP35の製造を再開
 ・ 1948年 軽量化モデル "HP No.2 MK1/1 Canadian Lightweight Pattern" が
       少量試作される
 ・ 1962年 内装式エキストラクターが外装式に変更される
       イギリス軍が "L9A1" の名称で正式採用



 ・ 1973年 リングハンマーがスパーハンマーに変更される
       タンジェントリアサイトが廃止され固定式リアサイトのみになる
 ・ 1980頃 マークⅡ製造開始
       アンビセフティ
       樹脂製グリップ
       米軍トライアル用にダブルアクションモデル "BDA" が製造されるが
       不採用になる



 ・ 1988年 マークⅢ製造開始
       オートマチックファイアリングピンブロックセフティ
       サムレスト形状の樹脂グリップ
       マズル下部の水抜き穴が廃止される


 
 ・ 2017年 FN社が製造中止を発表

正式名称 "Browning Hi-Power" 以外のハイパワーの呼称/制式名称は次の通りです。
ライセンス生産モデルやコピーモデルは省略します。

 ・ 英語圏
    HP (High-Power または Hi-Power)
    BHP (Browning High-Power)
    BAP (Browning Automatic Pistol)
    HP No.2 MK1/1 Canadian Lightweight Pattern
 ・ フランス語圏
    GP (Grande Puissance)
 ・ ベルギー軍
    P35 または HP35
 ・ 英軍
    L9A1

なんと歴史上は「ビジランティ」という名称は存在しませんでした!
しかも「カナディアン」の呼称ですら正式記録が残っているのは、1948年に試験的に少量生産された "HP No.2 MK1/1 Canadian Lightweight Pattern" だけです。

この銃はハイパワーを軽量化して性能向上を図る目的で6挺だけ製作され、試験と性能評価のために米国と英国とカナダに各2挺ずつ送られたモノです。
肉抜きされた軽量スチールスライドとアルミ切削フレームで25%もの軽量化を達成したモデルでしたが、芳しい成績は得られずに計画は中止されました。
コチラです




しかし「ビジランティ」という呼称(俗称)が全く存在しなかった訳ではありません。
次の記事中に "fixed sight Hi-Power, Vigilante" と記載されています。当たり前の様にサラリと記されている事から、"Vigilante" という呼称が特別なモノではない事が推測されます。
コチラです



あくまでも推測ですが…

1940年にカナダでタンジェントリアサイトと固定式リアサイトのモデルが同時並行で製造され始めた時に、いかにもミリタリー然としたタンジェントリアサイトモデルと便宜的に区別するために「自警団員(Vigilante)」という呼称が用いられたのではないか? と思います。 

タナカが『M1935 ビジランティ』を商品化する際に、名称を慎重かつ詳細に調査・検討した事は想像に難くありません。恐らく資料の中から固定式リアサイトモデルを "Vigilante" と呼称している資料を見つけ出して、それを商品名に採用したのでしょう。そうでなければ "Vigilante" などという、あまり一般的ではない単語を商品名に採用する筈がありません。





『カナディアン』についても事情は同じ様なモノだと思います。

"HP No.2 MK1/1 Canadian Lightweight Pattern" は「国家的プロジェクトに用いられた銃」の名称なので正式記録に残されるのは当然ですが、単に「カナダで製造されたハイパワー」を言い表す呼称として「カナディアン」という言葉が用いられても何の不思議もありません。

特に「カナディアン」はカナダのシンボル「カエデ」がプリントされていたり刻印が異なっていたりするので、FN社製のハイパワーと区別するための呼称が必要です。そのための一番お手軽な呼称が「カナディアン」だったのでしょう。


長くなりましたが、以上が私の『M1935 ビジランティ』という商品名の解釈です。
あくまでも個人的な解釈なので間違っている可能性はありますが、当たらずとも遠からず…ではないかと思います。





ホールドオープンした姿も美しいです。

ハイパワーが世界中で使用されているのは、ただ単に「性能が優れている」だけではないと思います。どんなに優秀な銃でもカッコ悪ければ使いたくない筈…と言いたいトコロですが、如何せんグロックがこの万国共通の「テッポー美意識」を打ち破って世界的大人気を勝ち取っているので、なんとも言えません…

という訳で今回はタナカ ブローニング ハイパワーM1935 ビジランティーでした!
次回からデザートイーグルのカスタム記事を再開します!
既にカスタムは佳境に差し掛かっています。もうすぐ完成です!

お楽しみに!




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