標的射撃 番外編

先月末は月イチの診察日だったので関節注射しました。
メチャメチャ痛いです。
針を刺したままアンプルを交換して二種類の薬を注入するのですが、後から入れる薬が物凄く痛いです。
打った後の関節がゴリゴリする感じも嫌です。

そんな日はテッポー撃つのに限ります。
寒くてエアガン撃つのは無理かも…と思いましたが、TARGETカスタムの撮影がしたいので機材一式用意して出発しました。

なんだかんだと用事を済ませて府中湖に着いたのが正午過ぎ。
秋を通り越して冬晴れです。



最高気温17度の予報でしたが、湖岸は体感気温15度くらいでしょうか?
日差しは暖かいのですが、とにかく風が冷たいです。

湖面が茶色に濁ってます。
台風21号の際に結構な量を放流したとは聞いてましたが…水がまっ茶色です。
外れたコースブイが湖岸まで流されてました。



まずブツ撮りから始めます。
今回持ってきたのはこの二丁です。



M92Fミリタリー改ドルフィンとTARGETカスタムです。
ドルフィンは以前記事にしたときはブツ撮りだけでしたので初の標的射撃。
TARGETカスタムはグリップが決まって完成形になったのでブツ撮りと標的射撃。
奇しくも固定ホップと可変ホップの撃ち比べになりました。



ハンドガンのアースカラー塗装を最初に考えた人は天才だと思います。
この状態ですでに銃のシルエットが消えかかってます。
グリップをWilson CombatのOD色に交換すれば草むらに溶け込むでしょう。

レプリカグリップが欲しくなってきました。
Wilson Combat G10グリップ



TARGETカスタムはこんな感じです。
相変わらず自己主張が激しいですが…意外や意外、品の良さを感じます。
透き通るようなブルーと真っ白なグリップの相乗効果が抜群です。
苦労してグリップを製作した甲斐がありました。

ブツ撮りが終われば初速計測です。
カメラを三脚に取り付けて…と、ここで上の遊歩道から作業着を着たオッサンが降りてきました。
銃はガンケースの中。ガスも弾もまだバッグから出してません。

「なんがでっきょんな?」(=何してるの?)

「写真ですよ。釣りはやらんので」(被写体が何とは言ってない)

「こな辺はな、昔よーホンタケが取れよったんや」(解りますよね)

と言いながら草むらを足でガサガサ…
そして草むらに手を突っ込んでキノコを採ります。

「あったがぃ。見てみぃ、手でいろたトコが青んなっとるやろ? これがホンタケいうんや。昔は歩いたら踏みまわる位よーけ生えとったんや」(まー解るかなと)

瞬く間にキノコを三本ゲットして嬉しそうなオッサン。
折角なのでキノコの写真を撮らせてもらいました。



ホンタケというキノコ。フツーに初めて見ました。
帰ってwebで調べると、正式名称「ハツタケ」というキノコでした。
オッサンは「こんなん食べるんは香川の人間だけやで」と得意げに言ってましたが、日本全国どこでも食される身近な食用キノコです。
きのこのwebサイト



オッサンは右端のオレンジっぽいのを「アカハツ」と呼んでました。
コチラは正しく「アカハツ」というキノコでした。
香川県では「アカタケ」とも呼ぶそうです。
微妙に種類が違うらしいですが、如何せん全く興味がありません。

しかし44年も人間やってると「全く興味のないモノを嬉々として写真に撮って会話を弾ませる」なんて事ができてしまいます。
我ながら「大人になったなぁ」と思います。




何かに触れると青くなるのがハツタケ/アカハツの特徴です。
カサの周囲が青くなってます。

「こななちょっとこばではかいないのぉ~両手にあばかんくらいやなかったらせがないけど、ないもんはしゃあないわのぉ」(=こんな少しでは物足りないな~両手に溢れる位は取れないと来た甲斐がないけど、ないものは仕方がないよなぁ)

といいながらもあちこちウロウロして帰りそうにないので、カメラを片付けて先に道路に上がるとオッサンも上がってきました。
そこでピン!ときました。

「ホンマはガンケースの中身が見たかったんやろ!?」



まー精一杯の演技が微笑ましいオッサンを邪険にするのもどうかと思ったので、お互いクルマに乗って手を振って別れました。

なんとなくヤル気がなくなったので自宅へ向けてクルマを走らせますが…家が近づくにつれて気分がモヤモヤしてきました。

「こんな晴天でそれなりに気温がある日はもうないんじゃないか?」
「春が一瞬で終ったみたいに、秋も一瞬で終るんじゃないか?」

そう考えると今日がラストチャンスです!
Uターンして再び府中湖へ向かいます!

念には念を入れてロケ地点の周囲をクルマで偵察します。
オッサンのハイエースは見当たりません。釣り人のクルマが数台あるだけです。



湖岸に戻ってきました。
この時にはもう開き直りの境地です。よく分かりませんが無性に開き直ってます。

「釣りするヤツもおるしキノコ採るヤツもおる。ジョギングしよるヤツもおる。それやったらエアガン撃つヤツがおってもええやろが? 悪いんか?」
ガラの悪さは生まれつきです。

という訳で1ミリの迷いもなくカメラと三脚を用意します。
まずは初速計測です。

M92Fミリタリー改ドルフィン
  一回目 57.97m/s
  二回目 58.65m/s
  三回目 57.25m/s
  四回目 57.71m/s
  五回目 57.97m/s
 平均初速 57.91m/s

TARGETカスタム
  一回目 66.32m/s
  二回目 66.11m/s
  三回目 60.27m/s
  四回目 65.96m/s
  五回目 65.58m/s
 平均初速 64.84m/s

やはり体感温度15度ではこんなものです。
しかしチューニング内容はほとんど同じなのに平均初速が6.93m/sも違います。

唯一の違いはドルフィンが純正ピストンカップなのに対して、TARGETカスタムはロケットバルブ付属のピストンヘッドに交換している点だけです。
まぁM92Fミリタリーは構造的に初速が上がり難い機種ですので、ピストンヘッドだけが原因ではないと思います。何より機種が違うので単純な比較は意味がありません。

今回からおニューのモンスターエナジー白缶(ウルトラ)を使います!
些細な事ですが、的が新しくなると撃つ時の気分が違います。
ま、コレもすぐにボコボコになる運命なのですが。



それではご覧下さい。


やはり寒さには勝てません。
散々な結果になりました…

20m
 ドルフィン    28発中 1発ヒット
 TARGETカスタム 27発中 1発ヒット

10m
 ドルフィン    28発中 3発ヒット
 TARGETカスタム 22発中 8発ヒット



ドルフィンは全く結果が出ませんでした。
固定ホップなので初速が出ないと弾が伸びません。山なり弾道で20mが限界です。
こればっかりはどうしようもありません。

しかもツイストバレルの効果で20mは山なり弾道&右スライスです。
10mは軽い山なり弾道から的の手前でキュッ!と右にスライスします。
曲芸射撃もいいとこです。
撃ってて絶望的な気分になりましたが、意地と根性で合計4発ヒットさせました。

やっぱり秋冬はダメですね…



その点、TARGETカスタムは前回ホップ調整をバッチリ決めてるのでズバッ!と矢の様な弾道で的を狙えます。最初の10発くらいまでは…

マガジン容量が少ないので冷え始めると見る見るうちに作動が不安定になります。
20mはまだ「カラ撃ち⇔発射」の状態でなんとか最後の一発まで撃ち切りましたが、10mは途中から完全なカラ撃ち状態で発射不能になりました。

仕方なくマガジンの弾を抜こうとスライドをシャカシャカしてると、ローディングノズルとスライドの間に弾が挟まりました! ジャム発生です!
マガジンを抜いてホップ調整用の精密ドライバーでこじって弾を除去しましたが、見るとマガジンに弾が一発残ってます。
「まーカメラ撮影中だし、最後の一発撃っとくか」とマガジンを装填しスライドを引いて初弾装填。で撃つとまさかのヒット! これは爽快でした!
最後はカラ撃ちで撮影終了。

結果は合計9発ヒット。
弾道は完璧なので冷えさえなければもっとヒットしていた筈です。
惜しい結果になりました。

気が付くとコースブイが目の前に漂着してました。
カラ撃ちでガス抜きする替わりに0.28gバイオ弾で撃ちまくったのは秘密です。



今回はドルフィンのダメっぷりが際立つ結果になりましたが、気温さえ高ければ安定した弾道で的を狙えるとても良い銃です。
今回も「安定した山なり右スライス弾道」を披露してくれました。
毎回同じ弾道を描くからこそ、曲芸射撃なのに4発もヒットできました。
これが毎回バラバラな弾道だとゴルゴ13でもヒットできないでしょう。
マルイチャンバーは偉大です!



TARGETカスタムは二回目の標的射撃なので気負わずに撃ちました。
でもまさかここまで冷えに弱いとは思いませんでした。
サバイバルゲームでも1911系は夏限定なのでしょうか?
とても秋のサバゲで活躍できるとは思えません。
ま、結局サバゲチームに入れずじまいでショップが閉店したので関係ありませんが。



的がおニューになると新鮮な気分になります。

新品の缶はど真ん中に当たると「コォン!」とカン高い音がしますが、上や下に当たると「チン!」という音しかしません。BB弾が缶の曲面に弾かれる音です。
撃ってる時はちゃんと聞こえてますが、自宅で動画編集する時はヘッドホンで聞かないとこの「チン!」の音は聞こえません。

ボコボコの缶の方が派手な音がするので動画向きです。
貫通したBB弾が中に入ってるので当たると「ガッシャン!」と実に賑やかです。



二度の台風で落ち葉が綺麗サッパリなくなってます。
まるで誰かが掃除したみたいです。

缶を刺してる枝が折れてないか心配でしたが無事でした。
この絶妙なS字形状が缶を刺すのに丁度良いのです。
ま、一番最初の標的射撃で折れて今の長さになったのですが。
貴重な枝なのでこれ以上折れないで欲しいです。



よくナイフやホルスターと一緒に銃を革ジャンなどの上に置いて室内撮りしている写真を見かけますが、私は自然光の下で撮った写真が好きです。

銃は自然の中で撮影するととても美しいと思います。
厳ついドルフィンもなんとなく優雅に見えるから不思議です。
意図的にタクティカル色が強くならない様に造ったので尚更ですが。



そう考えると、今まで造った銃は意図的にタクティカルにならない様に造ってます。
このTARGETカスタムも機能パーツはバリバリのタクティカル仕様ですが、牧歌的なアメリカンテイストを追求したグリップを装着してタクティカル色を消してます。

私の好みは「米国のテッポー好きが持ってそうな個性溢れる銃」です。
その手のパーツは入手困難な場合が多いので苦労します。せめてグリップくらいは個人輸入OKにして欲しいものです。
その分、完成した時の満足度も大きいです。

そんな事を考えてると、マルイから部品注文したパーツが届きました。
キラキラしたパーツが沢山入ってます。
明日…いや、今日は休みなのでくすみ切ったパーツを交換しようと思います。

お楽しみに!




2 Replies to “標的射撃 番外編”

  1. はじめまして。

    2丁とも素晴らしいカスタムガンですね♪

    ドルフィンも渋くてカッコいいです(^^)

  2. > kumiyujunmioさん
    ありがとうございます!

    どちらもマニアック過ぎるカスタムですが(特にドルフィン)、褒めて頂けると嬉しいです。

    これからも「流行から外れた」「着眼点が妙な」カスタム銃を造っていきますので、期待して下さい!

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