実物マガジンと実物ダミーカート①

今月はなんだか調子が良くないです。記事を書く回数も減っています。
仕事が忙しいのもありますが、なんとなく気分が乗らない日々が続いています。
五月病ならぬ六月病でしょうか?



今回はリアルカートマガジンとダミーカートのお話です。
基本的にはどちらもモデルガン用品なのでエアガンには直接関係ありませんが、雰囲気を楽しむアクセサリーとして根強い人気があります。
そしてどちらも「モデルガン用(玩具)」と「実物」が存在する厄介な商品です…

私が持っているマガジンは、1911系、グロック17/18、M92SB/F系の三種類です。
順番に見て行きます。

まずはタニオコバ製1911系リアルカートマガジンです。
先日のショットショージャパン会場で購入しました。



非常に綺麗な黒染めが施されています。
レインボーラグーンの.45ACPダミーカートをフルロードしてみました。
残弾確認孔からキラリと輝くダミーカートがカッコイイです!



背面の溶接痕が生々しいです。
さすがはタニオコバ製品。造形に手抜きは一切ありません。



マガジンベースは刻印入りです。
無刻印の商品もありましたが、迷わずコチラを購入しました。
刻印入りの方が圧倒的に華やかで「それらしい」雰囲気を放っています。

次はタナカ製グロック17/18用リアルカートマガジンです。
amazonで「造りがチャチ」「オモチャみたいな品質」というレビューを見ましたが、グロックのリアルカートマガジンはこの商品だけです。
なので気にせず購入しました。



まぁ「チャチ」と言われればチャチなのですが…
実物の「ポリマー樹脂+スチールインナー」に対してコチラは「ABS樹脂+アルミインナー」なので、チャチなのは仕方ありません。



実物と同じ「樹脂外装+金属インナー」構造を見事に再現しています。
材質はともかく構造にチャチさは一切ありません。



実物は黄色い丸で囲んだ場所に ”9mm” の刻印が施されています。
樹脂製品なので容易に再現できる筈なのに再現していないのは、本物と誤認されるのを避けるための措置だと思います。



コチラもレインボーラグーンの9mmダミーカートをフルロードしました。実に2セット16発を全弾ギッシリ詰め込んでいます。
残弾確認孔が沢山あるので華やかです。



マガジンベースもリアル刻印です。
コチラはエアガンにも同様の商品があるので「おおぉ!」とはなりません。



そして最後に紹介するのが、M92SB/F系のマガジンです。
ジェリコの記事でチョコッと登場したマガジンですが、コチラは「実物」です。
コチラもレインボーラグーンの9mmダミーカートを15発フルロードしています。



写真マジックで綺麗に見えますが、実際はサビやキズがあちこちにあります。
そして実物ならではの刻印が施されています。
納入メーカーは「チェックメイト社」で用途は「政府専用」です。





残弾確認孔は三箇所です。
擦れキズが生々しさを感じさせます。



マガジンベースはこんな感じです。
エアガンはM92Fばかりなので薄いマガジンベースは新鮮に感じます。
軍用ならではの刻印も気分が高まるポイントです。



さて…

実物マガジンに関しては「合法」「違法」で意見が分かれています。
多様な意見が存在しますが、要約すれば次の二種類になります。

 ・ リボルバーは弾倉兼薬室なので違法だが、オートの弾倉はタダの箱なので合法
 ・ タダの箱でも実銃部品なので違法

どちらの意見も一理あります。

 ・ グリップさえ実銃部品とされて輸入できない現状ではタダの箱でも違法
 ・ グリップ同様に「すでに国内に存在しているモノ」を購入し所有するのは合法
 ・ ライフルの弾倉の所持は合法だが、拳銃の弾倉の所持は違法

ここまで意見が異なると、どれを信用すれば良いのか分からなくなります。
web通販の現状を見ると「すでに国内に存在しているモノを購入し所有するのは合法」しかし「ライフルの弾倉の所持は合法だが、拳銃の弾倉の所持は違法」が妥当な解釈の様に思われます。

その証拠にamazonではライフルの弾倉はフツーに販売されていますが、拳銃の弾倉は一切販売されていません。
コチラです

しかし沖縄で米軍放出品を販売しているショップでは、拳銃の弾倉もフツーに販売されています。
コチラです

恐らく「米軍放出品」という出所が明確な「産業廃棄物」なので販売が許可されているのでしょう。
私のM92SB/F系マガジンもこのショップで購入しました。
公安委員会への届出と古物商取扱証を正しく行っているショップから購入する弾倉については、悪用しない限り、購入や所有は問題なさそうです。
定期的に警察の立入検査が実施される実店舗で購入すれば更に安心できそうです。

しかし違法性が排除されている訳ではないと思います。



実物マガジン以上に厄介なのが実物ダミーカートです。

実はショットショージャパンの会場で実物ダミーカートを購入しました。
先の記事で紹介しなかったのは、果たして公の場で紹介して良いモノなのかどうか判断がつかなかったからです。





.45口径ハイドラショック弾のダミーカートです。
弾頭と薬莢は実物です。火薬を抜き雷管を装着しない事で「ダミーカート」として販売されています。
ハイドラショック弾は特殊な弾頭構造が衣服を貫通して人体内部に到達してから弾頭が炸裂する様に設計された、非常に殺傷力の高い「エグい」弾丸です。
コチラです

一個1,800円と物凄く高額でしたので、二個しか買えませんでした。
ま、モノがモノなので二個で十分ですが。



で、この「ダミーカート」ですが…
これまた「合法」「違法」双方の意見が存在します。

ちなみにamazonでは「使用済みの実物の空薬莢」がフツーに販売されています。
コチラです
コレに「レプリカの弾頭」を装着したダミーカートも販売されています。
コチラです

「使用済みの空薬莢」が何の危害もない産業廃棄物なのも、コレにレプリカの弾頭を装着したダミーカートに危険性がないのも理解できます。使用済みの空薬莢は弾頭に合わせてリサイズしないと再利用できないので、専用工具を持たない一般人が所持しても「危険物」にはなり得ません。

問題は「未使用の実物薬莢」に「実物の弾頭」を装着したモノが、レインボーラグーンの商品と同レベルの「合法なダミーカート」と見做されるのか? です。
webでは合法の意見が多数を占めていますが…

コレを購入したショップの店員さん(女子)との会話です。

 Q. こういう実弾ベースの「ダミーカート」は合法な商品なのですか?
 A. ぜんぜん合法です!
 Q. プライマーが付いてないから合法なの?
 A. プライマーがなければ火薬が出てしまいます。なので危険性はありません!
 Q. プライマーの付いてる商品もありますが?
 A. 外観を問われたら「火薬の有無をX線検査して下さい」と言えばOKです!
 Q. ……

会話の内容は怪しさ全開でしたが、若い女子に一点の曇りもない笑顔で堂々と説明されると「そんなものかなぁ?」と信じてしまいます。
で、二個3,600円の高額な「ダミーカート」を購入したのでした。



しかし…

普通に考えれば「コレに火薬を入れて雷管を装着すれば弾丸になるよ?」と素直な疑問が浮かびます。
そもそも「未使用の実物薬莢」と「実物の弾頭」ですよ? 「実銃部品」どころではなくコレ自体が「実弾の主要部分」ですよ?!

しかもショップのカードには住所も電話番号も何も記されていません。webサイトのアドレスが記されているだけです。
怪しさ全開です。

複数のwebサイトに「実物弾頭と薬莢を使用したダミーカートは側面に穴を開ける必要がある」という情報が記されていましたので、今日やってみました。

薬莢の側面に90度毎に四箇所、リューターで穴を開けます。
簡単な加工です。



弾頭にも穴を開けようとしましたが、硬過ぎて無理でした。
銅の下に鉛があるのを忘れたままドリルビットを突き刺したので、危うくドリルビットを折りそうになりました。
妙なトコロで「実弾の硬さ」を実感しました…



とりあえず二個とも穴を開け終わりました。
意外と見た目は悪くありません。



レインボーラグーンのダミーカートと並べてみます。
かたやレプリカ、かたや実物なのでその差は歴然の筈です、が…



…微妙です。
レインボーラグーンが良くできていると褒めるべきなのか、実物も意外とこんなモノなのかとガッカリするトコロなのか…





マガジンに装填すると「ご利益」が全く感じられません!
費用対効果はゼロです!
弾丸マニアの方々はともかく、フツーのテッポー好きがコレをマガジンに装填しても特別な感慨はありません。むしろレインボーラグーンのダミーカートの方がキラキラ輝いてカッコイイと感じる人達の方が多いと思います。

完全に「実物ダミーカート持ってるぜ!」な自己満足のためだけの商品です。しかもおいそれと他人様に見せられるシロモノでもありません。
究極の自己満アイテムです!



という訳で叩き壊しました。
私は「白か黒か」がハッキリしない物事は嫌いな性格です。そんな私には合法か違法かが判然としない自己満アイテムは必要ありません。
3,600円が30秒でゴミになりました。



とはいえ弾丸の構造を理解する標本としての価値はなくはありません。
レインボーラグーンのダミーカートに鉛芯は入っていませんので、コレはコレで貴重な資料です。
それに「実物の弾頭と薬莢をハンマーで叩き壊す」機会は日本ではまずあり得ないので、ある意味、貴重な経験をしました。

それでは1911A1、グロック34、M92SBドルフィンと各マガジンのツーショットを見てみましょう。
やはりこういうアクセサリーはキラキラ輝いてこそ値打ちがありますね。







今回もヒマネタでした。
ホントは欲しい銃が沢山あるのですが、どれもそれなりに高価です…

今一番欲しいのは映画『アトミック・ブロンド』でこれでもかと登場したマカロフです。特にラストの銃撃戦で使われたサプレッサー付きマカロフがカッコ良かったので、久々にカスタムで再現したいです。



KSCのマカロフPMはオールHW樹脂ですが、実はアウターバレルだけはABS樹脂が使用されています。初期モデルを持っていたので間違いありません。
前にも紹介したかも知れませんが、マッドさんにお世話になる前はプロテックさんにお世話になっていました。
その時にブルーイングカスタムを依頼したのがコチラです。
プロテックさんのブログです



KSCのマカロフPMは初期ロットが地雷なので、高くても初期不良が改善された最新ロットを購入したいです。
WEのサプレッサー付きマカロフPMMを買えばすぐに実現できますが、フルメタルなので問題外です。サプレッサーとネジ切りアウターバレルをパーツ販売してくれれば嬉しいのですが、まず無理でしょう。

アウターバレルの外径が細くて汎用サプレッサーが付かなければ、WEマカロフを購入してスライドとフレームをハンマーで…
というのは嘘です。何とか工夫して取り付けます。

次回に続きます。




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