マルゼンVz61スコーピオン⑥

いよいよロアレシーバーの組み立てです。
既にアッパーレシーバーは完成しているので、今回の作業でVz61が完成します!

その前に…

塗装の仕上がり具合を確認します。
マスキングテープを剥がした直後の状態です。



なかなか綺麗に仕上がっています。
鉄工ヤスリで加工したツールマークも雑ですが悪くはありません。プレス加工のアッパーレシーバーとの表面仕上げの違いが表現できればOKです。







横一列に並ぶツールマークがとても良い感じになりました!
ウレタン塗料の二層塗りが効いています!



セフティも綺麗に仕上がりました。
マスキング部分に致命的なハミ出しはありません。

まずは仮組…しようとしましたが、塗膜が厚過ぎて仮組できません。
モナカ構造なので合わせ面の塗膜を削り落とす必要があります。



トリガーガードをマスキングテープで保護して研磨します。
塗膜が硬いので鉄工ヤスリでゴリゴリ削ります。







これでロアレシーバーを仮組できます、が…
トリガーガードの塗膜が厚過ぎてグリップが組み込めません。
鉄工ヤスリでトリガーガード左右両側の干渉箇所の塗膜を削り落とします。



これでグリップが組み込めます。
グリップ基部の塗膜を削る必要はありませんでした。



塗装前と雰囲気がガラリと変わりました! 良い感じです!
仮組が終われば細部の仕上げに移ります。

ミッチャクロン+青組で塗装した6mmのダミーリベットを貼り付けます。
切削ビットでウレタン二層塗りの塗膜を剥がして、いつもの『ボンド ウルトラ多用途 SU プレミアムハード クリア』でガッチリ接着します。



接着と同時にメラミンスポンジで研磨して金属光沢を出します。
青組で塗装した部分をすべて研磨しています。





4mmのモールドが6mmのダミーリベットになりましたが、まぁ許容範囲内です。
リベットの存在感が増したので良しとします。

メラミンスポンジでゴシゴシ研磨すると下地の色が出ます。
とはいえ今回は下地が佐世保グレイなのであまり目立ちません。むしろギラギラしたメタリックシルバーよりも「鋼鉄らしさ」を感じます。





控え目な色落ち具合が良い感じです。

 ・ コントラストの強いウェザリング メタリックシルバーで下塗り
 ・ 控え目なウェザリング      佐世保グレイで下塗り

適材適所で下塗り塗料を変えれば多様なウェザリング仕上げができそうです。
何事もやってみないと判らないモノです。

組み立てに備えてピン穴の塗膜を削り落としておきます。







それでは組み立てを行います。
まずはボルトストップにバネを込み込んでリアシャーシに組み込みます。





左側ロアレシーバーにマガジンキャッチボタンをハメ込んでおきます。
その状態でロアシャーシを組み込みます。



次にセレクターレバーを組み込みます。
知恵の輪の様にくるくる回して挿し込みます。



リアブロックにスプリングとクリックピンを組み込みます。
意外とすぐ外れるので要注意です。



リアブロックを組み込みます。
これまた知恵の輪の様に滑り込ませて定位置に置く必要がありますが、難しい作業ではありません。
この時にセレクターレバーの凹とクリックピンを合わせておきます。
ストック基部をネジ込む土台になる銀色の部品を忘れずに組み込みます。



各部品の位置関係は次の通りです。
普通に組み込めば必ずこの位置関係になるので間違えようがありませんが、念のために写真を掲載しておきます。



ここまで組み込むと次の状態になります。
左側ロアレシーバーへの部品の組み込みはこれで終了です、



右側ロアレシーバーを被せます。
上手く入ればパチン!と隙間なく綺麗に取り付けられます。



ロアレシーバー先端のネジを締め込みます。
一点止めですが強度に問題はありません。



グリップを組み込んでネジ止めします。
このネジはリアブロックを定位置に固定する役目も兼ねています。
グリップを取り付けるとリアブロックも自動的に固定される設計です。



最後にストック基部をネジ止めします。
モナカ構造なので上部に隙間ができてしまいます。とはいえ分解前は気付かないほど綺麗に合わさっていたのですが…
ピンの塗膜を削り過ぎてピンが細くなり過ぎたのが原因です。



これでロアレシーバーの組み立てが終了しました!
塗膜を削る作業を合わせても一時間程度の作業です。



それではアッパーレシーバーと合体…しようとしましたが、またしても塗膜が厚過ぎて合体できませんでした。
ヒンジ部分の塗膜を削り落とします。



これで合体できます。
両者を合わせた状態でヒンジピンを挿し込みます。
クリックピンを押し込まないと入らないので、マイナスドライバーでクリックピンを押さえ込んだ状態でヒンジピンを押し込みます。



念願のチェコグレーのVz61が完成しました!

純正のマットブラックも迫力があって良いのですが、私的にはチェコグレーのVz61の方が断然カッコ良く見えます!
ま、無可動実銃が買えない憂さ晴らしカスタムなので当然ですが…



大満足のデキなのですが、唯一の残念ポイントはロアレシーバー後端の隙間です。
アッパーレシーバーを組み込むとリコイルスプリングの圧力で隙間が開いてしまいました。コレはカッコ悪い…



ストックレスだと隙間が目立つので、ストックを取り付けてみました。
ストック付きもカッコイイ!
やはりVz61にストックは欠かせません!



しかし20mmレールが邪魔をしてストックが固定できません。
現状では20mmレールの上に乗せているだけです…



…と思いきや! 少し押すとカチャッ!と20mmレールの下側に入りました!
予想外の事態です! コレには驚きました!



先の記事で書きましたが、ストック内側の幅は18mmです。
20mmレールに対して2mmも幅が狭いので入らないだろうと思っていましたが、ストックの二本のスチール棒が各1mm外側に広がれば入ってしまう寸法です。



最初はストック全体が亜鉛合金制だと思っていたので「入らない」と思い込んでいましたが、スチール製ストックの弾性は2mmの寸法差など簡単にクリアしてしまいました! 嬉しい誤算です!



ストックの伸長/収納を繰り返しても、僅かなキズしかつきません。ウレタン二層塗りの塗膜は強靭です! これならストック付きのままで問題なく運用できます。
ストックピンをEリングで完全に固定します。



この状態で3マガジン撃ちました。
セミ/フル共に問題ありません。作動は快調そのものです!
やはりマルゼンvz61は撃って楽しい銃です!

それでは最後の作業を行います。
アッパーレシーバー先端左側の穴を赤くペイントします。



実は赤くペイントされているのは先端左側の穴だけではありません。
フロントサイトの根元も赤くペイントされています。



側面からの写真なので分かり難いですが、チェコグレーのVz61はフロントサイトの根元も赤くペイントされています。サイト調整した位置をマーキングしているのだと思いますが、詳細は不明です。
シカゴさんのwebサイトに判り易い写真が掲載されています。掲載されている個体は黒色樹脂グリップが装着されていますが、間違いなくチェコグレーのVz61です。
コチラです





今回はいつものGSIクレオス『レッド』より鮮やかな同社『シャインレッド』を使用しました。実銃Vz61の写真を見ると赤というよりも朱色に近い鮮やかな赤色でペイントされています。それで今回はシャインレッドを選びました。



すべての作業が終了しました。
いよいよドットサイトを搭載します!



カッコイイ! 文句なくカッコイイ!
古風なチェコグレーのVz61と現用光学機器の組み合わせながら、両者が違和感なくマッチしています! 無理矢理くっつけたチグハグ感はありません!
Vz61のデザインの懐の深さを感じます!



しかしドットサイトを搭載したままではストックを収納できません。ガンケースに収納する際にはドットサイトを取り外す必要があります。
カスタム当初から判っていたコトですが、面倒くさいのは否めません…



…と思いながら試してみると、なんと寸法ギリギリながらドットサイトを搭載したままガンケースに収納できました! さすがは旧チェコスロバキア社会主義共和国の内務省が発案した特殊武器! 出自を考えればコレが正しい収納方法かも!?

収納したのはSRCトカレフTT33の純正ガンケースです。寸法は30cm×20cm×6cmで、MTM#807より横幅と縦幅が若干大きく薄い形状をしています。
余りモノのガンケースがまさかのピッタリサイズ! コレで気分は内務省特殊部隊!

この後、台風直前にロケを行いました。
ドットサイトの効果は如何に!?

次回をお楽しみに!




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