マルゼンVz61スコーピオン⑤

マスキング塗装した鉄色倶楽部 青組が完全硬化しました。
いよいよ組み立て…の前に、先の記事の内容に誤りがありました。
ストックです。



先の記事で「純正ストックは亜鉛合金制なので曲げ伸ばし加工は不可能」と書きましたが、分解するとそれなりに弾性があります。亜鉛合金には弾性はありません。
ストック本体はスチール製です。



よく見ると亜鉛合金のストック取付部分とスチールのストック本体がピンと接着剤で接合されていました。ストック全体をスチール製にすると取付部分の複雑な形状を整形する手間とコストが発生しますが、分割式ならコストを抑えられます。
非常に合理的な構造です。

以上の事から「ストック本体はスチール製なので曲げ伸ばし加工は可能」でした。
謹んでお詫び申し上げます。


それでは組み立てです!
まずはアッパーレシーバーを組み立てます。



アウターバレルをフロントシャーシに組み込みます。
ネジ込むだけの簡単装着です。



アッパーレシーバーに20mmレールを取り付けます。
取付はネジとジーナスを併用します。
まず20mmレール下部に位置決め用のペイントマーカーを塗ります。



この状態で20mmレールをアッパーレシーバーにネジ留めします。
ネジを一杯まで締め込んで密着させて、さらに上から手でグリグリ押し付けます。
ペイントマーカーが付着してくれないと意味がないので念入りに作業します。



20mmレールを取り外すとペイントマーカーが付着しています。
少ししか付着しませんでしたが、前後左右の位置は確認できます。
コレでOKです。



ペイントマーカーを目安に切削ビットで塗膜を削り落とします。
ウレタン塗料の二層塗りなので塗膜が硬いです! 切削ビットで削るとパリパリッ!と音を立てて塗膜が剥がれていきます。



塗膜に接合しても意味がありません。本体のABS樹脂に接合するために表面の塗膜を剥がす必要があります。そのための加工です。

20mmレールもペイントマーカーを削り落として亜鉛合金の地肌を出しておきます。
ピカピカに剥がす必要はありません。うっすら地肌が見えればOKです。



20mmレールにジーナスを盛ります。
その状態でネジを挿し込み、アッパーレシーバーに正確に密着させます。
そしてネジを締め込んで固定します。



ハミ出したジーナスを棒で綺麗に整えます。
20mmレールの側面にハミ出したジーナスが付着しましたが、ヘラで落とすのも限界があります。完全硬化後にすべて削り落としてブラックブラッセンで塗り直すと綺麗になるのでしょうが、目立たない部分なのでそこまで徹底した作業は行いません。

今回はノギスで水平/垂直を正確に合わせました。
この状態で24時間放置してジーナスを完全硬化させます。





完全硬化するとガチガチです! ビクともしません!
ネジとジーナスの併用なので強度は完璧です!

ここで大事な加工をし忘れているのに気が付きました。

実銃Vz61のアッパーレシーバー先端左側には穴がふたつあります。
この穴はブルーイング仕上げの初期型Vz61にもCZ社が生産している現行型Vz61にも存在しません。チェコグレーの中期~後期型Vz61にだけ存在します。



この穴には赤いペイントが施されていますが、何のための穴なのかは不明です。しかしチェコグレーのVz61だけに見られる大きな特徴なので再現します。

本来なら塗装前に行う加工ですが、すっかり忘れていたので塗装後に行うハメになりました。ドリルビットで穴を開けて、切削ビットで下側の穴と同じ大きさに加工します。



裏側にABS板を貼って仕上げようと思いましたが、フロントシャーシを組み込むと裏側のクリアランスが厳しいので止めました。塗装前なら裏側にプラリペアを盛って穴の底上げ加工を行うトコロですが、塗装後なので塗装面が荒れると困ります。
フロントシャーシが穴の底面に見えなくもないので良しとします。
赤いペイントは最後に行います。



改めてアッパーレシーバーを見てみると、フロントサイト一式を定位置に取り付けできそうな気がします。フロントサイトベースが20mmレールと干渉するかも知れませんが、その場合にも僅かな削り加工で済みそうです。



フロントサイトベースを乗せてみると…まさかの無干渉で取り付けできました!
両者の位置関係を事前に計測していた訳ではありません。20mmレールの取付位置はメンテナンス性と収まり具合を考えて消去法で決めたので、フロントサイト一式との位置関係は全く考慮していませんでした。



両者の間隔は僅か1mmです!
まるで図ったかの様なピッタリ具合ですが、ウソ偽りなく完全な偶然です!



ドットサイトのマウントベースを乗せてみます。
搭載位置は一番前のスロットです。
見事にピッタリ収まりました!

これまた計ったかの様な収まり具合になりましたが、本当に偶然の産物です!
マウントベースを取り付けると20mmレールの中途半端な取付位置があたかも計算され尽くしたベストポジションであるかの様に見えます!





確認が終わったのでドットサイトとマウントベースを合体させます。
ネジ二本を締め込むだけの簡単作業です。



リアサイト一式を取り付けます。
クリックピン穴が左側になる様にリアサイトポストを取り付けます。



そしてリアサイトを組み込みます。
リアサイトはジュラコン製なので加工も塗装も不可能です。KSC Vz61のリアサイト一式が移植できればリアルさが増すのでしょうが…



そしてコッキングノブを装着します。
ハメ込むだけの簡単装着です。



これでアッパーレシーバーの組み立てが完了しました!
20mmレールの接合に24時間費やした以外は30分程の作業です。マルゼンVz61は本当にユーザーに優しい合理的な設計が行われています。メンテナンス性も完璧です!



20mmレールを搭載しただけで印象がガラリと変わりました!
古風なVz61にはミスマッチかと思いきや、そんな事は微塵も感じません。バリバリの現用装備に変身しました!



ドットサイトの搭載と赤いペイントはロアレシーバーを組み込んで作動調整が終わった後に行います。
どんな姿になるのか楽しみです!

次はロアレシーバーの組み立てですが、長くなりそうなので一旦記事を終えます。

次回に続きます!




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