マルゼンVz61スコーピオン②

現在CZ社が販売しているスコーピオンには五種類の口径が存在します。外観からマガジン形状は判別できますが、それだけでは口径を特定する事はできません。
現行モデルはコチラです
 
○ カーブマガジン仕様
 ・ .22LR
 ・ 7.65mmブローニング(.32ACP)



○ ストレートマガジン仕様
 ・ 9×17mmブローニング(.380ACP)
 ・ 9×18mmマカロフ
 ・ 9mm P.A. Knall(ブランク弾)



名称は "Sa (=Small arm) vz61+口径" に統一されました。
例えば9×18mmマカロフ仕様は "Sa vz61 caliber 9mm Makarov" となります。過去の試作モデルより格段に判り易い名称です。
9×18mmマカロフ仕様はコチラです


さて今回のカスタムで「アタマをもうひと捻りした」のが何かといえば…
コチラの写真をご覧下さい。
ドットサイトを搭載したVz61です。



チェコ共和国のOKtarget製 "OKO Red Dot Reflex Sight" が搭載されています。
スペックは次の通りです。

 全長    3.98" (10.1cm)
 全高    2.05" (5.2cm)
 全幅    1.45" (3.7cm)
 レンズ直径 1.02" (2.6cm)

パッと見は標準的なリフレックスサイトですが、よく見るとレンズ下部とドット照射部分が固定サイトの形状をしています。カッコイイ!



Vz61用の専用マウントベースです。
アッパーレシーバー先端に無加工で取付可能です。



詳細はコチラです

こういうカスタム自体は珍しいモノではありません。
サバゲでスコーピオンを使用される方には周知のカスタムだと思います、が…
このVz61はストックが大改造されていて、ドットサイトを搭載したままストックを折り畳むコトが可能なのです!



同じドットサイトとマウントベースと改造ストックが装着されたVz61がチェコ共和国の銃器雑誌で紹介されています。それを誰かが撮影して米国のwebサイトに投稿したのがこの写真です。
コチラです

注目は専用マウントベース下側のアッパーレシーバーを挟み込んで固定している六角形のリング部分です。
この部分がドットサイト搭載とストック収納機能を両立しています。





※ この二枚の写真は必要な部分を切り取って掲載しています。

リング部分のカドがアッパーフレームから5mm程?突き出しています。ココにストックが乗る事でロックはされないものの、ドットサイト本体にもコッキングノブにも干渉する事なくストックが折り畳まれます。

おかげでこんな太いサプレッサーも問題なく併用できます!



コレをエアガンで再現するのは大変です。
運良くホンモノのOKO Red Dot Reflex Sightと専用マウントベースが手に入ったとしても、専用加工されたストックは入手できないでしょう。仮にオクで売られていたとしても、私は実銃部品は買わない方針です。

となると国内で流通しているドットサイトとマウントベースを購入してマウントベースを大改造した上で、純正ストックを大改造しなければいけません。
しかし…



何とストック間の寸法が僅か18mmしかありません!
この寸法ではドットサイト以前に20mmレールすらストックに干渉します。全幅18mm以下の超マイクロドットサイトを専用直付マウントベースで装着すれば干渉しないでしょうが、そんな極小サイズのドットサイトは存在しないと思います…

マルゼンVz61の純正ストックは亜鉛合金製なので、曲げ伸ばし加工はできません。
となると同じ形状のストックを製作する方法はふたつしかありません。

 ・ スチール棒を曲げて製作したストックと亜鉛合金のストック基部を合体させる
 ・ スチール材の切削加工で製作したストック基部を溶接して合体させる

前者は腕力と根性とジーナスとビスがあれば素人にも製作できそうですが、強度は期待できません。強度を求めるなら後者になりますが、コチラは旋盤と溶接機がなければ実現不可能です。
ショップに製作を依頼すれば造ってもらえるかもですが、凄い金額になりそうです。

それは無理なので…

「ライフルストックを装着しよう」

実銃Vz61ユーザーも考えるコトは同じです。先程のwebサイトにライフルストックを装着したVz61の写真が掲載されています。
ドットサイト+フォアグリップ+ウエポンライト+サプレッサー+ライフルストックの最新装備テンコ盛り最強カスタムVz61です!



しかしココまで行くと私にはトゥーマッチです。
サバゲをされる方にはピッタリのカスタムだと思いますが、お座敷な私にはあまりにも戦闘的過ぎて性能を持て余してしまいます。

となると…

「ストックを外してしまおう」

悩んだ挙句の結論がコレではあまりにも安直過ぎますが、他に問題なくドットサイトを装着する方法が思い付きません。
「絶対にストックは収納しない」方針ならハナシは別ですが…

「ストックありき」の考えを放棄すると、光学サイト選びから装着場所選びに至るまで、ありとあらゆる可能性を考慮できます。
この場合、完成したカスタムスコーピオンは "Vz61ピストル" になります。



コレは米国の3Dプリントサービスwebサイトに出品されているKWA/KSC Vz61用ホルスターの商品紹介写真です。カスタムVz61(エアガン)がカッコイイ!
コチラです

エアガン目線だとアッパーレシーバー後端に光学サイトを搭載する方がバランスが取れて断然カッコ良く見えます。
しかし実銃Vz61はアッパーレシーバー先端に光学サイト搭載しています。アイリリーフの問題なのか、それとも前方に重量物を設置してリコイルを減少させる目的なのかは判りませんが、アッパーレシーバー後方に光学サイトを搭載した実銃Vz61は見つかりませんでした。

まずはコチラのVz61です。



このVz61はアッパーレシーバー先端に20mmレールを装着していますが、ストックは取り外さずに残しています。
「撃つ時以外はドットサイトを外しておく」という割り切った運用方法なら、ストック先端を20mmレールに干渉しない様に広げるだけでOKです。
ドットサイトを外してストックを折り畳めば、ガンケースに問題なく収納できます。

次のVz61はストックレスのVz61ピストルです





このVz61ピストルにはスコープとフラッシュハイダーが装着されています。
マウントリングがF/Rサイトを妨げない優れた形状をしているので、万が一スコープが故障した場合にも固定サイトを使って射撃を続行できます。
詳細はコチラです

という訳で今回はストックを外してドットサイトを搭載します!

しかし再現するのは現行モデルのVz61ピストルではなく、あくまでも1973年~1979年に生産されたチェコグレーのオリジナルVz61です。
「古いVz61のストックを取り外して現行法規に適合させたアップデートモデル」と言えば良いのでしょうか?
毎度のコトながら、変わり者で申し訳ありません…



そうと決まればチェコ料理…ではなくてドットサイト選びです!

私は光学機器には詳しくありません。webで検索する度に色々な商品が次々とヒットして目移りしてしまい、何日経ってもどれが良いのか決められません。値段も数千円から数万円とピンキリですが、レビューを見ると必ずしも「値段=性能」とは限らない様なので途方に暮れてしまいます…

そこで考えました。

「とりあえず日本製!」

石橋を叩いて渡る作戦です。
これで候補は次の三種類に絞られました(値段は最安価格です)

 ・ ノーベルアームズ COMBAT80   5.889円
 ・ ノーベルアームズ SURE HIT MRS 15,780円
 ・ 東京スコープ XT-6        24,800円

この中で唯一COMBAT80がOKO Red Dot Reflex Sightと同じリフレックスサイトです。値段も安いのでお買い得ですが、今回はもっと小さいマイクロドットサイトが欲しいのでパスします。
後の二機種はとにかく高い! 最安価格でもマルイのエアガンが一丁買える金額です。それにお座敷の私には完全にオーバースペックです…

XT-6はマック堺さんがレビューされています。
なんと実銃用だそうです。


こんな高額なのは買えないなぁ…と思いながらアレコレ見ていると、amazonで偶然見つけました!

 ・ Vector Optics スピリット 10,800円

中国製の少々お高いマイクロドットサイトです。
コチラです



今までの流れでは完全にスルーする商品なのですが、レビューの評判がとても良いのが気になります。なのでちょっと調べてみました。
どろぬまさんが詳しくレビューされています。
もう良い事しか書いてありません! まるでメーカーの商品紹介の様な褒めっぷりです! 見ていると欲しくなってきます…

「価格は13,000円程度と少しお高めですが、保証があり、使ってみて気に入らなければ返品もできて性能も結構いいドットサイト」

コレで決まりました。
気が付いたらamazonでポチっていました。パブロフの犬もビックリの条件反射っぷりです。我ながら呆れる単純さです…



で、届きました。
電池は別途購入という事なのでホームセンターで買いました。
中国の人達は変なカタチの箱が好きなのでしょうか?



小さい箱に中身がギッシリ詰まっています。六角レンチや掃除用のクロスまで同封されていてサービス精神満点です!
ま、一万円越えの商品なので当然と言えば当然ですが…



コレが噂の『満足保証書』です、が…
私ははこういうのはあまり好きではありません。何となく自信過剰な感じがしてしまうのと、逆に「返品上等のポンコツじゃないのか?」と疑ってしまうのと、両極端な感情を抱いてしまいます。

本体を見てみます。





とてもコンパクトながら精悍なデザインがカッコイイ!
金属製なので安っぽさは微塵も感じません。
しかも非常に軽量です。

ドットを点灯させてみました。





綺麗な真円のドットが煌々と輝いています。
光学機器はド素人の私が見ても明るくて見やすいと思います。
「最強コスパ!」と絶賛されるのも納得の商品です!

という訳でこのドットサイトを搭載します。
毎回マニアック過ぎるカスタムばかり行ってきましたが、今回初めて一般ウケしそうな現用装備を試してみます。

次回に続きます!




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