マルイM1911A1 US&S⑤

ちょっと間が空きましたが、記事の続きです。

とっくに完成している作業内容をまるで現在進行形みたいに書くのもアレですが、そもそも「ブログ=日記」なので、こういうモノなのでしょう。
夏休みの日記をまとめて書いている気分です。



ウレタンつや消しクリアが完全硬化しました。
ブルーイング破膜をつや消しクリアーでコーティングするとどうなるのか? 仕上がりを色々想像しながら待ちましたが、結果はご覧の通りの「つやのない金属光沢」という不思議な仕上がりになりました。



光の屈折率が変化したのか原因なのか判りませんが、青色がさらに明るい青色に発色して見えます! 写真では判り難いですが、塗装前に青色だった部分がスカイブルーの様に透き通った明るい青色に変化しています!
コレは嬉しい誤算です!

ローバルRの修正部分もさらに目立たなくなりました。
 つや消しクリアーの「アラ隠し効果」は健在です!







アウターバレルはシリーズ'70ニッケルフィニッシュのメッキバレルを使用します。
部品注文では在庫切れだったので、オクで入手しました。
メッキの深い輝きが美しいです!



銃を組み立てます。
なかなか良い感じです!





青色の色味が変化したおかげで、塗装前まで色合いが一致していた亜鉛合金製パーツが浮いてしまい、逆にそれまで浮いていたサムセフティが見事に溶け込みました。
トリガーも本体の色合いにバッチリ合っています。

まさかこんな逆転現象が起きるとは…



残念ながらUS&S刻印は判読が難しい状態になりました。
この刻印が消えてしまうと今回のカスタムの主旨が失われてしまうのですが、消えかけてしまったモノは仕方ありません…



逆にフレームの刻印はクッキリ残っています。
ローバルRにシリコンリムーバーを吹いてしまったのが悔やまれますが、世の中には「やってみないと判らない」事が沢山あります。今回は失敗からひとつ学んだと思えば、悪くない経験だと思います。



アウターバレルの変更は効果絶大です!
私が中途半端に研磨したローバルRでは、メッキの輝きには到底敵いません。素晴らしい輝きになりました!
チャンバー部分の刻印も良い感じです!



しかし…
このアウターバレルはメッキ層が厚いので、組み込むと動きがシブくなります。スライドを引いて手を放すと中途半端な位置で固まってしまう程のシブさです。
コレでは正常に作動しません。

ショートリコイルの際にチャンバーと擦れ合う部分のメッキ層を削り落とし、カド部分をガッツリ削り落として、アウターバレルが抵抗なく前後する様にしました。
コレで作動不良は解消しました。



スライドストップも作動がシブくなっています。空のマガジンを装填してスライドを引いてもスライドストップが上がりません。
コチラは表面の塗膜が厚くなり過ぎたのが原因です。
つや消しクリアー層を600番のペーパーで削り落とします。



これ以上削るとブルーイング層が剥がれてしまいます、が…
まだスライドストップの上りが悪いです。塗膜の僅かな厚みが原因なのですが、見た目を考えると、これ以上は削れません。

ブランジャーピンが接触する部分を切削ビットで削ります。スライドストップにかかる抵抗を減らす作戦です。正常にスライドストップが作動するまで、慎重に接触部分を削りました。
コレで作動不良は解消です!



そして…

今回は米国KSDグリップ社製の実物グリップを使用します!
コチラです



ウォールナットにレーザー刻印でアステカ調?の彫刻を施した、個性のカタマリの様なグリップです。ここまでエキゾチックなグリップはなかなかありません。
オクで見つけた瞬間に速攻で落札しました。

オーバーシーズ・グリップスさんが出品してらっしゃいました。
今回は良いグリップをありがとうございました!
コチラです



普通に考えれば、こんな奇抜なグリップが似合う1911などある筈がありません。実銃ならともかく、エアガンでは銃がグリップの個性に負けてしまいます。なのでコレクション目的で落札したグリップですが…ウォールナットの色合いとニスなし削りっぱなしの「木の質感」が、つや消しブルーイングの1911と抜群に合います!

KSDグリップ社のグリップはマルイ1911系にはポン付けできません。上下のネジ穴を削る必要があります。

調整が終われば、マグウェル部分を削ります。
まずマグウェルの輪郭を描きます。



輪郭に沿ってガッツリ削ります。
荒っぽい削り加工ですが、グリップが浮かない様にピッタリ密着させるためには、このくらい大胆に削る必要があります。



ただグリップ下端だけは外側から見えるので、この部分は鉄工ヤスリで綺麗な平面に整える必要があります。
見た目に直結する部分なので手抜きはできません。



グリップを装着するとこんな感じです。
まぁ「普通にマグウェルが装着されている」状態です。裏側をガシガシ削った事など全く判りません。



しかしマグウェル部分を見れば、グリップに削り加工を施しているのが一目瞭然です。実物がこういう製品なので仕方ない事ですが、サンコーさんも思い切った製品を商品化したものだと感心します。
「グリップ加工上等!」な人達しか購入しませんよ、コレ…



コレで完成です!
なんというか「個性のカタマリ」な1911になりました!
もはや本体がM1911A1 US&Sである必要すら感じなくなりましたが…1911はグリップ選びで印象がガラリと変わるので、コレはコレでアリだと思います。

折角のカスタムなので「どこかで見た様な銃」を造っても仕方ありません。思い切り個性を前面に押し出すのがカスタムの醍醐味だと思います!

まずは屋内で撮影した状態です。
実銃っぽさは感じられません。あくまでも「塗装したエアガン」です。





続いて屋外の日陰で撮影した状態です。
ブルーイング被膜が鮮やかなブルーグレーになりました!
実銃っぽさ抜群です!





そして直射日光の下で撮影した状態です。
ブルーイング被膜がブルーグレーから緑色っぽいグレーに変化しました!
まさにパーカライジング色そのものです!

ブルーイング被膜は環境によって見え方がガラリと変化します!
コレは塗装では絶対に再現できません! ちょっと信じられない「実銃感」です!
頑張ってブルーイングした甲斐がありました!





銃を斜めから極限まで直射日光で輝かせた状態です。
テカテカ過ぎない金属感はさすがブルーイング! 素晴らしい質感です!
つや消しクリアーを選んで正解でした!









今回はグリップが良い仕事をしています!
異形の彫刻の施された木製グリップが、実銃っぽさをビシビシ放っています!
実物グリップ選びは「運任せ」な要素が大きいのが難点ですが、良いモノに当たれば抜群に銃が引き立ちます!
その分、ハズレなグリップも沢山買いましたが…





カスタムパーツを最小限に抑えたおかげで、各パーツに違和感は全く感じません。
今回の「レトロフィット」カスタムは大成功です!





消えかけの刻印は直射日光の下で見ても消えかけです。
折角のUS&S刻印だけに残念ですが「70年以上の年月で摩耗した」と脳内設定を切り替えれば納得できます。

アップで撮るとアラだらけです。
ちょっと見るに堪えない汚さなのはご愛嬌…の範囲を超えています。
おおおぉぉぉぉ…





ローバルRのブルーイングは想像以上に難しい作業でした。
ブルーイングそのものは溶液に漬けるだけなので簡単ですが、ローバルRの塗膜を削って磨く工程が大変でした。思わず「硬いのか脆いのか、どっちかにしてくれ」と言いたくなる、繊細さと根気強さが必要な塗膜処理に悪戦苦闘しました。

私はそういう繊細な作業が苦手なので、仕上がりがアラだらけになりました。
ブルーイングは性格が如実に表れますね…





なので達人の皆様は本当に凄いと思います。
鏡の様にピッカピカに磨き上げたブルーイング仕上げの銃を見る度に、羨ましいやら感心するやら「その銃、売って!」と思うやら…

ブルーイングは「経験がモノをいう世界」というのを、やってみて実感しました。
何事も経験しないと判らないモノです。
今回は本当にそう思いました。





「もう一度リベンジするか?」と問われれば躊躇してしまいますが、ローバルRの塗膜仕上げさえ失敗なく終わらせれば、極上の「実銃感」が味わえます。

正直、この誘惑は抗い難いです…

マルイ1911系ならもう一度トライしてもいいかな? と思います。私のウデでは構造が複雑な銃だと、ローバルRの厚い塗膜で作動不良の無限ループに陥りそうです…







苦労した分、感慨もひとしおです!
これだけ実銃っぽい外観で作動完璧という、大満足の1911が完成しました!
正直「運まかせ」な部分が大きかったのは否めませんが、結果が良ければすべて良しです! 初めての「ローバルRのブルーイング」も楽しかったです!

マルイM1911A1 US&S編はコレで終了です!

次のカスタムは…と言いたいトコロですが…
早くも6月になりました。
Yahoo!ブログで新規記事が投稿できるのは8月31日までです。
ブログ移行作業が謎のトラブルで止まったままなので、何とか移行作業を完了しなければ、ブログを続ける事ができません。
アタマが痛い問題です…

次回に続きます!




2 Replies to “マルイM1911A1 US&S⑤”

  1. 記事読ませていただきました。経過が活き活きと伝わって面白かったです。
    同好の士として影ながら応援しております。

  2. ああああ様、コメントありがとうございます。

    今回はトラブルの連続で苦労しました。
    その甲斐あって完成した今は充実感でいっぱいです!

    達人の皆様に近づける様に頑張ります!

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