マルイG17改G17Gen5⑱

先週の大雨はまさに予測不能な「天変地異」でした。
梅雨の長雨があれほど大規模な災害を引き起こすなど誰も想像できません。異常気象も遂にここまで来たか!と思わされます。

香川県も多数の被害が発生しました。まだ被害が続いている地区もあります。
おかげで木曜日から日曜日まで三泊四日ならぬ三徹四日でアタマはフラフラ、カラダは全身筋肉痛でピキピキです。

月曜日の夜にようやく帰宅して爆睡しましたが…疲れが全然とれません。
歳はとりたくないモノです。



こう書くとまるで私が自衛隊か消防隊、警察または地方自治体に勤務しているかの様ですが、そんな事は一切ありません。
災害が発生するとデスクワークが100倍に増えるのは、全国5,293万人のフツーのサラリーマンの皆様にとっては周知の事実だと思います。今回は災害の規模が大きかったのでデスクワークが10,000倍に激増したため仕方なく徹夜しました。


火曜日の昼過ぎにボケ起きてスライドをチェックしました。
黒味の強いガンメタリックがとても綺麗です。







スプレー塗料なので表面がザラついていますが、実物は写真ほどザラザラが気になる訳ではありません。梨地ではありますが今回に限っては失敗ではありません。
このザラザラがnDLCコーティング特有のキラキラした金属感を醸し出す重要な役割を果たしているので、表面を研磨せずにこのままザラつき感を残しておきます。

ま、そもそも繊細な作業の苦手な私が塗装表面を綺麗に研磨するなどできる筈がありません。グダグダに失敗して塗り直すのが目に見えています。



とはいえ実銃Gen5の表面はツルツルしています。
メタリック塗料もnDLCコーティングの様な特殊コーティングも対象の表面に金属粒子を定着させる表面処理に変わりありません。

見た目の違いは金属粒子の大きさです。

メタリック塗料は顔料に微細なアルミ粒子を混合した塗料を対象に塗布する事で、樹脂や繊維、木材などの非金属素材に「金属的な見た目」を与える表面処理です。
目的は対象の外観に金属感と高級感を与える事です。
アルミ粒子が大きいので塗料によってはラメの様な安っぽい仕上がりになります。
コチラです

DLCコーティングは金属の硬度と対腐食性を高めるために、イオン化蒸着法を用いて金属の表面にダイアモンド結合やグラファイト結合を持つ炭素原子の非晶質膜を成膜する表面処理です。ダイアモンドと同じ炭素原子を用いる事からDLC=Diamond Like Carbonと呼ばれます。
目的は金属表面の硬度と対腐食性の向上です。
DLCコーティングの表面はナノレベルの非晶質膜で覆われているために平滑でツルツルしています。粒子そのものを目視する事は不可能です。
コチラです





このような高度な表面処理の質感を塗装で表現するのは至難のワザです。DLCコーティングはパッと見は黒またはグレー単色に見えますが、炭素原子がダイアモンドと同じ結合をしているので光の加減で実に複雑な表情を見せます。

特にGen4までのDLCコーティングはライトグレーに見えるので塗装で再現するのが困難だと思っていましたが、Gen5のnDLCコーティングは黒味の強いガンメタリックに見えるので、思い切ってメタリック塗料のミディアムグレーメタリックを購入して塗装しました。

それではスライド一式をフレームに組み込みます!
グロックGen5の完成です!





スライドの金属感がハンパありません!
室内では黒味が強いガンメタル。しかし屋外の自然光では一転してシャイニーなスチールグレー! ハイレベルな仕上がりです!

といっても何か特別な塗り方をした訳ではありません。①捨て吹き→②本吹き→③仕上げ吹きの三段階を教科書通りに行っただけです。
イサム塗料の二液ウレタンスプレーは気難しさがなく塗りやすい塗料です。







シャイニーなスライドのおかげでフレームの半ツヤ仕上げが目立たなくなりました。
良い具合にバランスが取れています。
そして ”Gen5” の四文字がスライドを引き締めています。

組み立てと撮影を行ったのは火曜日の夕方です。
青空のブルーと夕日の赤い輝きが同居したスライドは息を呑む美しさです。
良くできた塗料があればメタルスライドは不要だと改めて実感します。



右側スライドストップレバーです。
思えば今回のカスタムはこの機能を再現する事から始まったのでした。

この写真だけでも、①スライドとフレームの切り欠き ②右側スライドストップレバー ③スライドストップレバー下の凹形状 ④エキストラクターのモールド ⑤ロッキングブロックピン消去 ⑥交換式バックストラップ などカスタムがテンコ盛りです。

下の写真では⑦ダブルスプリングリコイルSPガイド+ガイドロッド ⑧スライドとフレームの先端左右の食い違い形状 ⑨”Gen5" 刻印 も確認できます。





G26/G34形状のフロントフェイスに見慣れてしまうと、Gen4までのグロックが1911系その他のトラディショナルなテッポー好きから「箱みたいでカッコ悪い」と言われ続けている理由が何となく理解できる様になりました。

見比べると確かに「箱です!」と激しく自己主張している様に見えます。
コレはコレで嫌いではありませんが…



F/Rサイトは以前も紹介したUAC製 ”Ultra-Blight Fiber Optic Front Sight” と ”Speed Shoot Sjght” です。
この組み合わせは非常に撃ちやすいです! ゴーストリングRサイトのおかげで驚くほど視界が良く、Fサイトが一瞬で標的を捉えます。そして瞬時にリカバリーできます。
集光ファイバーFサイトの狙い易さも特筆に値します!



という訳で、水曜日に恒例のロケに行ってきました。

…しかしいつもの府中湖は昨年12月から今年12月まで一年かけて湖岸の遊歩道の補修が行われています。遊歩道の入口と出口には立入禁止の看板が設置されています。



とはいえ四六時中工事を行っている訳ではなく、写真の様に工事をしていない日は立入禁止が解除されています。

前にも書きましたが府中湖はブラックバス釣りで全国的に有名なスポットです。今年も工事などお構いなく釣りに興じる釣り人達が平日/休日問わず大勢訪れています。



こういう状況になるとテッポー趣味人は立場が弱くならざるを得ません。
釣り人達は「バス釣ってまーす」と言えば済まされるでしょうし、邪魔だと言われても身軽なので簡単に場所を変える事ができます。

しかし遊歩道から見え難い上にギリギリ20mを確保できる湖岸はいつもの一箇所しかありません。しかも三脚にセットしたカメラと標的の空き缶を設置しているので急に邪魔だと言われてもすぐには対応できません。

それ以前に抜き身のテッポーを見られた時点で、後の展開は運任せです…



仕方なく別の場所に移動しました。
絶対に地元民しか知らない秘密のスポットです。
府中湖にほど近い田舎の工業団地ですが、写真の左側を見てみると…



地上げされて造成された工業団地に隣接した場所に公園が整備されています。
写真ではただの茂みにしか見えませんが、この中に公園があります。
公園は地上げ前の元の土地に整備されているので、工業団地の地盤とは高低差が10m位あります。



清々しい程の田舎っぷりです。
ま、田舎だからこそ土地を造成して工業団地を建設できたのですが。

ちなみにココからいつもの府中湖の撮影スポットまでは、抜け道と裏道を走れば三分で着きます。
道を知らない人達だと15分はかかるでしょうか…



公園へのアクセスはこの進入路だけです。
一応「遊歩道」なのですが、田んぼで作業しているオッサン以外に誰かが歩いているのを見た事がありません。
ご覧の通りクルマ一台分の幅員しかありません。



進入路を降りて行きます。
道の右側は地上げした地盤の法面ですが、左側には田んぼがあります。
この道はトラックやトラクター、コンバイン等が田んぼにアクセスする農道も兼ねています…というか今では農道がメインの用途になっています。



何か見えてきました。
橋の様です。



ここで関所の登場です!
用水路にワザと斜めに橋を設置して進入路にクランクを設けています。
橋自体も5ナンバーのコンパクトカーがギリギリ通れる幅しかない上に橋の前後が超狭いので、前後に長いセダンやワゴンは絶対に橋を渡れない設計です。

橋を渡ると広い空間があるので、行政が「妙な輩の溜まり場にならない様に」関所を設けたのだと思いますが…
本当に通りたい人達にとってはクソ迷惑な障害物でしかありません。



公園に近づいてきました。
そして徐々に草が増えてきました。
前はこんな大量に生えていなかった筈なのですが…



「2t未満は通行不可」どころかトラクターしか通れねーじゃねーか!
コンパクトカーがギリギリ通れる幅員のある進入路なのですが、ここまで草が凄いと歩行者すら通るのが困難です…



『千と千尋の神隠し』状態になりました。公園の入口すら判らない有様です。
行政が草刈りとか最低限の管理をする義務があると思うのですが…
いくら何でも放置し過ぎです。





…着きました。
ラピュタの庭園もビックリの荒れっぷりです。後ろの山と同化しています。
昔はコンパクトカーを公園の中まで乗り入れた事もあります。写真からは信じられないでしょうが、間違いなく普通の公園です。しかも結構広い公園です。

工業団地建設当時はおそらく「昼休みにお弁当を食べたりする憩いの空間」的な発想でこの公園を整備したのでしょうが…
誰がこんな田んぼの真ん中で蚊に刺されながら弁当を食べるんだ?
完全に失敗しているとしか思えません…


仕方なくクランク橋の奥の広い場所に戻ります。
今回のロケはここで行います。
ここなら20mの標的射撃も余裕です。



反対側を見ると道路が見えますが、道路側からは簡単にはコチラは見えません。仮に見えたとしても何をやっているかは絶対に判らないでしょう。
走行するクルマから一瞬人影が見えたとしても、その一瞬で「エアガンを手に持っている!」と判別するのは不可能だと思います。



的はいつものモンスターエナジーウルトラ(白缶)です。
前回ちょっとだけ使用したので若干凹んでますが、概ね新品です。



今回は他人の目を気にする必要が全くなかったので、思う存分、好きなだけ時間をかけてジックリ撮影しました。

やっぱり屋外でエアガンを撃つのは楽しいです!

府中湖は常に風が吹いていますが、コチラはほぼ無風です。初投入のラムダジャパン製6.05mmインナーバレルの性能をチェックするには最適の環境です。
銃自体もカスタムのカタマリといえる代物なので、基本的な作動確認からアンビスライドストップの作動確認、10mと20mの標的射撃と入念に作動確認を行いました。

それではご覧下さい。


最初に動画をUPしたのは水曜日ですが、UPした後に動画リストをチェックしていると…以前UPした「メープルリーフ製クレイジージェットインナーバレルの標的射撃」の動画がいつの間にか削除されているのを発見しました!

コチラです


おそらく特定の商品名が入っていたのが削除された理由だと思います。この時の標的射撃では芳しい成績が出なかったので、販売元がクレームを申し出たのでしょう。

今回の動画はあくまでも「エアガン最速のGen5完成!」が本題なのですが、動画内に「ラムダジャパンの6.05mmインナーバレル」というキャプチャーを入れていたので一旦削除して、編集し直した動画を再度UPしました。

本題と関係のないトコロで削除されてはたまったモノではありません。
世間様に向かって物申すからには細心の注意が必要です。

ラムダジャパン製6.05mmインナーバレルは決して悪い商品ではありません。
むしろ数あるインナーバレルの中では優秀な部類に入ると思います。

○ 初速計測
   一回目 73.94m/s
   二回目 73.82m/s
   三回目 71.29m/s
   四回目 72.55m/s
   五回目 70.45m/s
  平均初速 72.41m/s

○ 標的射撃 10m
   25発中12発ヒット(48%)

○ 標的射撃 20m
   26発中2発ヒット(0.7%)

20mではパッとしませんでしたが、コレは主に私のウデに問題があると思います。
10mでは驚異の12発ヒット! 実に五割近い命中率です! 10m以下の近距離用と考えれば素晴らしいインナーバレルです!
初速の変動もなく70m/s台前半で安定しています。
総じて高いポテンシャルを秘めたインナーバレルだと思います!





三月から始めた「グロックGen5カスタム」が無事に終了しました。
実に四ヶ月の月日を費やした渾身のカスタムです!
加工していない部分がないフルカスタムながら、見た目は実に落ち着いたフツーのグロックGen5です。
こういう「羊の皮を被った」的なカスタムも良いモノです。

そして今回は…

世界最速のグロックGen5のエアガン!!(多分)

この称号が欲しくて頑張りました!
まぁこんな酔狂なカスタムを行う方が他にいるとは思えませんが…



今回初めて動画に音楽を入れてみました。著作権フリーの音源をダウンロード購入したロシア民謡の『一週間』です。
この曲を選んだのは、この一週間が①大雨の災害あり ②翌日の晴天&梅雨明け宣言あり ③人間ドックあり ④ロケ場所変更あり…の怒涛の一週間だったからです。

しかも木曜日がまさかのWindowsの半年毎の大規模アップデートでPCがまともに動かず、金曜日(昨日)の夜から記事を書き続けて今に至りました。
本当に大変な一週間でした。

記念すべき100記事目が記念すべき内容になりました!
グロック編はこれで終了です!
パチパチパチ!

次回はマカロフです。
お楽しみに!




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