マルイG17改G17Gen5⑪

フレームのGen5化が終わったので組み立てました。
正直ここまで時間がかかるとは思ってもいませんでした。
実に一ヵ月ぶりの元の姿です!





Mサイズの交換式バックストラップが絶妙な太さです。
視覚的な安定感が増してG19に近いシルエットになりました。
G17のヒョロ長いグリップがマッチョになった感じです。

作動は快調そのものです。
スライドストップがないのでホールドオープンはしませんが、滑らかに回転して綺麗に全弾撃ち尽します。
何の問題もありません。





スライド左側の刻印はマッドさんに入れ直してもらうので消去しました。
右側の刻印はそのまま使うので消さずに残しています。

フレーム上面を何回も研磨し直したので、スライドとの隙間が大きくなりました。
とはいえ実銃グロックもかなり大きな隙間があります、
明るいタンカラーの19Xを見れば隙間の大きさが一目瞭然です。



インナーシャーシやスプリング類が丸見えになる程の大きな隙間です。
コレを見てしまうと隙間は気にしなくても良さそうに思えます。
グロックは「隙間が大きい方がリアル」なのかも知れません。



グリップ下部とマガジンベースの間にも大きな隙間ができました。
さすがにコレはカッコ悪い…と思いきや、これまた実銃Gen5にも同じ様な隙間が存在しています。



ここまでは結果オーライでしたが…
マガジンキャッチの下側がグリップ内に収まっていません。
上側はかろうじて収まっていますが、下側が大きな段差になっています。



マガジンキャッチ右側(写真では左側)の形状が本来のグリップ形状です。
グロックのフロントストラップはかなり角ばっています。
こんなに丸い形状ではありません。



先の記事に書いた通り、現状ではマガジンキャッチ穴の上下でフロントストラップの幅が違っています。
辻褄合わせでフロントストラップ左右の角を削り過ぎたのが原因です。
グリップパネルを移植する大加工だったとはいえ、ここまでグリップ自体の形状が変わってしまうのは、正直ちょっと頂けません。

とはいえ今となっては修正不可能です。
せめてフロントストラップのRTFテクスチャー加工を行う前に気付いていれば修正できていたのですが…



さて、今回から改めてアンビスライドストップの製作を再開します。
一ヵ月も間が空いたので「仕切り直し」と言った方が良いかも知れませんね。

まずはおさらいです。
最初に製作したスライドストップを見てみます。
製作途中で一ヵ月も放置していたテストピースです。



1mm厚の純正スライドストップに0.5mm厚のステンレス板で製作した右側スライドストップレバーを合体させる作戦でしたが、この方法には致命的な欠陥があります。

ステンレス板の厚さです。

0.5mm厚のステンレス板(SUS304)では明らかに強度不足です。
このような曲げ加工の方向と同じ方向にチカラを加える構造の場合、0.5mm厚のステンレス板ではしなってしまうので「レバー」の機能を果たせません。



という訳でコレを製作します。
Gen5純正アンビスライドストップです!





確実に1mm厚はありそうな頑強なスチール板で製作されています。
軸部分の強度もGen4までの華奢なスライドストップとは比較になりません。

とはいえ私にはペンチと鉄工ヤスリとミニリューターしかありません。
こんな肉厚な立派なスライドストップは到底製作できません。
限界はあるでしょうが、今回も0.5mm厚のステンレス板で製作します。

その前にフレームを小加工します。

実銃Gen5もアンビ化はスペース的に厳しかった様で、右側スライドストップレバーが通る部分に大胆なスリットが設けられています。
こうしないとトリガーバーとフレームの間にスライドストップレバーを収める事ができなかったのでしょう。



同じ加工を施して外観のリアル化とスペース確保を行います。
削り過ぎるとラインがグダグダになるので、この程度に留めておきます。



同様にフレーム内側も一定の肉厚を残しておかないと色々と弊害が出ます。
現状では削り過ぎた箇所にプラリペアを盛って補強しています。
今回はフレーム内側は一切削らずにスライドストップを製作します。


トリガーバーがフレームと平行になった部分が一番スペース的に厳しいです。
赤い丸で囲った部分もトリガーバーとインナーシャーシの隙間が文字通り紙一枚分しかありません。ココも非常に厳しい部分です。


スペース確保のためにインナーシャーシ後端の凸部分を削り落とします。
チャンバー後端を保持するための突起ですが、なくても作動に問題はありません。
微妙なガタが増えて精度が下がる可能性はありますが。

精度UPのために突起を延長したカスタムインナーシャーシが販売されています。
コチラです



それではスライドストップの製作に入ります。

まず純正スライドストップの寸法を計測します。
使用するのは純正形状のGUARDER製スチールスライドストップです。
軸部分の外径6mm、内径2.5mm、厚さ1mmです。



軸部分の外径に合わせて幅6mmのステンレス板を切り出します。
そして中央付近に2.5mmの穴を開けます。



次にトリガーを加工します。
トリガーバーもGUARDER製スチールトリガーバーを使用します。
トリガー、トリガーバー、スライドストップの位置関係はこのようになっています。



純正トリガーはスライドストップを組み込むために、左側に1mm下がった平面部分が設けられています。
1mm厚のスライドストップが1mm下がった平面に入り込んでツライチになり、その状態でインナーフレームに組み込まれる構造です。

黄色い丸で囲った部分はトリガーの左側でガタが生じない様にトリガーの位置を規定する突起です。



この突起は邪魔なので削り落とします。
スライドストップがこの突起の役割を果たすので問題ありません。
そしてアンビ化するためにトリガーの右側も1mm削り込んで平面を新設します。
トリガーはジュラコン製なので簡単に削れます。





次にトリガーを巻く様にステンレス板を曲げて、スライドストップの元になる形状に整形します。
この時にステンレス板がトリガー両面の1mmの平面に収まる様にしっかり曲げて、ステンレス板をトリガーに密着させるのがポイントです。



コレをスライドに仮組します。
問題がなければ次の段階に進みますが…





曲げた部分がフレームと干渉して、ステンレス板が上方向にハネ上がりません。
上方向にハネ上がらないとスライドストップにはなりません。
しかも軸穴部分が弱過ぎていまにも折れそうです。



残念ながら失敗です。
ま、最初から上手く行くとは思っていません。
トライ&エラーです。

今度は幅7mmのステンレス板を切り出します。
そして中央付近に2.5mmの穴を開けます。



フレームとの干渉を避けるために、前方への突出量を最小限に抑えます。
トリガー上部の前方に突き出した三角形の部分を削り落とします。



そしてステンレス板を巻いてスライドストップの元を整形します。
今回は曲げた後に反対側にも2.5mmの穴を開けています。



前方への突出量が減っています。
曲げ加工も無駄なく綺麗にできています。

しかし…





フレームとの干渉以前に、トリガーに設けた1mm低い平面の段差部分に干渉してステンレス板がハネ上がりません。

ま、切りっぱなしの板そのままの形状では上手く行く筈がありません。
トリガーの形状に合わせてステンレス板を整形します。





ステンレス板の加工はハイス鋼(HSS)の切削ビットを使用しました。ステンレス板をバリバリと削ってくれる強力なビットです。

この状態でフレームに仮組します。





これだけハネ上がればスライドストップとしては十分です。
ステンレス板が下から見えるかな? と思いましたが、全く見えません、
バッチリです!



実銃もエアガンもマガジンフォロアーと接触してスライドストップ全体を上下させるのは左側レバーです。
スライドストップバネ(マルイ正式名称)が組み込まれるのも左側レバーです。
アンビ化されても主要な機能は左側レバーが担っています。

という訳で左側レバーから製作を始めます。
GUARDER製スライドストップを重ね合わせて輪郭をケガきます。



輪郭の通りにステンレス板を削ります。
そしてスライドストップとステンレス板に直径1mmの穴を二箇所づつ開けます。
最後にスライドストップが斜めに曲がる場所でステンレス板を切断します。



この状態で直径1mmの真鍮クギをかしめて両者を合体させます。
左側レバーは重要なので、スチール製のスライドストップをそのまま合体させて強度と剛性を持たせる作戦です。
軸穴を同軸にすれば軸穴の強度を心配する必要もなくなります。



かしめた真鍮クギは0.5mm位の高さがあります。
それがトリガーに干渉するので、干渉箇所を削ります。





スライドストップとトリガーはこれでOKですが、外側に合体させたスライドストップの幅1mm分だけインナーシャーシ内側の左側面を削らないとスライドストップが収まりません。
削り過ぎるとガタが生じるので、現物合わせで慎重に削ります。



スライドストップバネはスライドストップの外側に組み込みます。
インナーシャーシ内側の上側左端にスライドストップバネを引っ掛ける溝を削っておきます。







この状態でトリガーには妙なガタもなく、スライドストップとの干渉もありません。
スライドストップも妙な引っ掛かりもなくスムーズに上下します。
そして持ち上げて放すとスライドストップバネのチカラで定位置に戻ります。




実はフレーム左側を少しだけ削っています。
もちろん外観は通常のスライドストップと全く同じです。

左側スライドストップレバーが完成しました!
前回より格段に凝った造りです!

次は難関の右側スライドストップレバーを製作します。
次回に続きます!




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