マルイG17改G17Gen5⑦

先週、左手親指の腱鞘炎(ばね指)の手術をしました。
局所麻酔で15分のお手軽な手術ですが、手術は手術です。
家に帰るとドッと疲れが出て熱っぽくなりました。



平成25年にも両手の親指~中指の腱鞘炎(手根管症候群)の手術で両手の手の平を切りましたが、その時はこんなに疲れが出ませんでした。
四十代になると一年毎に体力が落ちていきます。
歳はとりたくないものです。

手が不自由になりましたが、グロックの製作は続きます。

右側スライドストップ部分の凹形状のモールドの加工を行います。
まず『型取くん』とプラリペアで凹部分を成型します。



これをフレームに溶着して整形します、が…
あまり綺麗に整形できませんでした。
凹部分だけを移植する方法では綺麗に加工するのが難しいです。



という訳で型取のやり直しです。
今度はノッチ部分まで含めた広い範囲を型取りました。



凹部分とノッチ部分の左端が同じ位置に合わせて成型されていますが、Gen5で新設された右側スライドストップ部分では両者の位置関係が逆になります。

それを再現するために真ん中で真っ二つに切断して両者の右端を合わせます。
そしてこの位置で合体させます。



硬化したら表面を削って整形します。
同時に両端の不要な部分を切り落として最小限の大きさにします。
そしてフレームを同じ大きさに切り抜き、整形した凹部分を移植します。



ここまでは順調に進みました、が…
仕上げ加工でまた失敗してしまいました。
プラリペアを削り落とすだけの簡単加工です。失敗しようのない加工です。
我ながら「どんだけヘタクソなんだ?」とツッコミたくなります…



これでは到底満足できません。やり直しです。
裏側を極限まで薄く削った影響でグダグダになったフレーム上部のラインも整形し直す必要があります。

修正が必要な部分は他にもあります。
グリップ下部の形状に注目して下さい。



現状ではグリップ部分の前後がハネ上がった形状になっています。
意図的にこの形状に整形した訳ではありませんが、強引に広げたマグウェル部分を綺麗に収束させようとすると、自然にこの形状になりました。

しかし実銃Gen5のグリップ下部を真横から見ると、Gen4以前と変わりありません。
底面そのものはフラットで、バックストラップ部分がハネ上がった形状です。



ここまで形状が異なると修正せざるを得ません。
底面の前方をフラットに加工し直します。

前方のハネ上がった部分にプラリペアを盛ります。
深く加工し過ぎていたフロントストラップの切り抜き部分も埋めて、切り抜き部分を浅く加工し直します。





硬化したら削って整形します。
部分的な修正なので簡単に終わりました。







綺麗に整形できました。
しかし上手くできる時とできない時の落差が激しいのが難点です。
どう考えてもスライドストップ部分の加工の方が簡単たと思うのですが…

次にGen4/5形状のマガジンキャッチを組み込みます。
アートルームユニコーン製ワイドマガジンキャッチ「角型」です。
特に「Gen4/5形状」とは謳われていませんが、形状はGen4/5そのものです。
真鍮製の塗装仕上げです。
ユニコーンさんの商品説明よりも、LAさんの商品説明の方が分かり易いです。
コチラです



「組込にはフレームの加工が必要」という、初心者お断りの漢らしいパーツです。
小さいショップだからこそ販売可能なマニア指数のい商品です。



こんな「取付説明」が添付されています。
「削り過ぎに注意(赤字)」や「万一削り過ぎた場合、パテやプラリペアで修正して下さい」などのシビれる注意書きが記されています。

モノ自体は非常に良い品です。
純正品と全く同じ寸法で誤差はありません。エッジもシャープです。
ただ黒染めではなく塗装仕上げなのが残念ですが…



とりあえず組み込んでみます。
ある程度マガジンキャッチ穴をGen4/5形状に加工していましたが、厳密に寸法を合わせて加工していた訳ではありません。
上手くマガジンキャッチを組み込むためには、正確な加工が必要です。





マガジンキャッチ穴を広げて組み込み可能な状態にしてマガジンキャッチを組み込み、その状態でプラリペアを盛ってピッタリサイズの穴を整形します、が…

案の定、表面の塗装が剥げました。



黒染めすれば済む事なので、気にせず加工を続けます。
ピッタリサイズの穴を僅かに削ってマガジンキャッチが抵抗なく左右に動く様に微調整すれば完成です。

丸で囲んだ部分が噛み合う事でマガジンキャッチの位置が規定されます。
この部分の整形と調整がちょっと面倒ですが、概ね簡単な加工で組込可能です。





それではマガジンキャッチスプリングを差し込み…ができませんでした。
内部の隔壁がゴッソリなくなっています。

前回グリップ内側を削った際に、図らずも鉄工ヤスリがマガジンキャッチスプリングの収まる細長い穴の隔壁を削り落としてしまっていました。
まさかこんな事になっていたとは…



この状態ではマガジンキャッチスプリングがグラグラで全く固定されません。
隔壁を整形し直す必要があります。

1mmのABS板を溶着して左右の隙間をプラリペアですべて埋めます。
そして強度アップのためにABS板の表面にもプラリペアを盛ります。
見た目は汚いですがガチガチに固定されてビクともしません。





これだけ盛っても僅かにマガジンに降れる程度しか干渉していません。
スペース的にはかなり余裕があります。
丸で囲った凸形状の出っ張りは邪魔なので削り落としました。マガジンキャッチスプリングの横方向の移動量を規定するための出っ張りだと思いますが、なくても問題はありません。

マガジンキャッチスプリングを差し込んでみます。



ガッチリ固定されてビクともしません。成功です。
マガジンキャッチを組み込んでみます。



正常に機能します。全く問題ありません。
プラリペア盛りっぱなしで汚いですが、下手に削って強度が落ちてしまっては意味がありません。外からは見えない部分なのでこのままにしておきます。

フレームを組み立ててチェックします。



マガジンがちゃんと適正位置に固定されています。
この状態でスライドを組み込んで作動させても、装填→発射→ブローバック→次弾装填の一連の動作に問題はありません。快調にスライドが回転します。
マガジンキャッチの装着は成功です。

確認が終われば再びフレームを分解します。
そしてマガジンキャッチの塗膜を剥離するためにIPAに漬け込みます。



これでフロントストラップの加工に移れると思いきや…
とんでもない失敗加工を発見してしまいました!
おぉぉ…



えーっと…

どうしてこうなった?

マグウェル部分を広げてから形状を仕上げるまでの工程をすべて「目見当」で行ったのが原因です。
ザックリにも程がありますが、逆に言えば僅か2mmの誤差に収まったのは凄い事かも知れません。全く自慢できませんが。

あまりにもカッコ悪いので修正します。
左右のマグウェル部分にプラリペアを盛ります。
フロントストラップと同様に、マガジン後部の隔壁の切り抜きも浅く加工します。





そして鉄工ヤスリでゴリゴリ削りますが…
今度は目見当ではいけません。
正確な加工を行うために、高精度な専用治具を製作します。





板に17mm間隔で三本の線を引きました。
「治具」など全く使わない私にとっては長足の進歩です。

左側を1mm詰めて、右側を1mm広げます。
全幅34mmのマグウェルを整形します。







上手く加工できました!
高精度専用治具のおかげでピッタリ左右17mmのマグウェルになりました。
実銃の形状に合わせてマグウェル部分の肉厚も増やしています。





隔壁部分の切り抜きも浅く加工し直しました。
ヤスリが入らないので切削ビットで削って成型しています。
前後の切り抜き部分の輪郭が同じになる様に慎重に形状を揃えました。



これでマグウェル部分の加工がすべて終了しました。
今回も物凄い量のプラリペア使用しました。とにかく「盛っては削り、削っては盛る」という感覚です。

新たな修正個所がなければ、次回からようやくフロントストラップのRTFテクスチャーの加工に着手できます。

実はアローダイナミックG17のグリップパネルを切り取った時に、『型取くん』で表面のRTFテクスチャーの型取りを行っていました。



そして薄い複製を二枚成型しました。
コレを使ってフロントストラップのRTFテクスチャーを再現する作戦です。
上手く行くかどうかは全く分かりませんが、他に良い方法が思いつきません。



想像以上にフレーム加工で苦戦していますが、地道に前進するしかありません。
バックストラップ装着も残っているので気が遠くなります。
ま、チマチマやっていきます。

次回に続きます。




2 Replies to “マルイG17改G17Gen5⑦”

  1. こんにちは(o^^o)

    ご無沙汰しております。m(_ _)m

    いつも、リアルなカスタムにおそれいります。f^_^;

    腱鞘炎…大変でしたね。(大汗)

    私も自己流カスタムをして、身体のあちこちを(体調)崩しがちになるトキがありますf^_^;

    カスタム楽しみにしておりますが…お大事にしてくださいね!

  2. tatsupapa1201様、いつもコメントありがとうございます。
    お返事がすっかり遅くなって申し訳ありません。
    コメント通知機能があればいいのに…あるけど知らないだけなのかも…

    手術は15分位で終りましたが、その後が大変です。
    特にバネ指は術後の回復に半年~一年位かかるそうなので、正直なんだかなぁです。

    リサイクルショップでメカニクスグローブの中古を買いました!
    コレは良いです! 今回のグロックカスタムではステンレス板を切ったり穿孔したりしましたが、このグローブのおかげで手を切る心配をせずに済みました!
    スチールパーツを加工する際に物凄く熱くなりますが、そんな時にもこのグローブが大活躍しました!

    オススメです!

    お互いケガに気を付けて、カスタムライフを楽しみましょう!> tatsupapa1201さん

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