マルイG17改G17Gen5⑥

先週の土日は寒の戻りで冷え込みました。
そんなクソ寒い週末にBUCK-TICKのライブに行ってきました。
香川発の一泊二日弾丸ライブ参戦です。
晴れて暖かそうに見えますが、最高気温は13度くらいで寒かったです。

○ 神戸国際会館こくさいホール(土曜日)



○ なら100年会館(日曜日)



さてグロックです。
今回からフレーム加工の難易度が上がります。
グリップ四面に施されたRTFテクスチャーを再現します。



社外パーツのGen4フレームはどれも売り切れ入荷待ちで入手不可能です。
しかもアローダイナミックG17のフレームは内部パーツの取付位置や寸法が微妙に異なるために互換性がありません。

現状ではアローダイナミックG17のグリップパネルを切り取ってマルイG17に移植する以外にRTFテクスチャーを再現する方法はなさそうです。
しかし同社のフレームは表面がツルツルで硬度のい材質で成型されています。
この材質がプラリペアに反応しないと加工ができません。



フレームと交換用バックストラップを少し切って実験してみ…、き、切れません!
物凄く硬い素材です! カッチカチです!
マルイグロックの比ではありません!

丸ノコビットでは全く歯が立たないので、鉄工用の切断砥石で切断します。
そしてプラリペアで接合してみます。



無事に溶着されました。ABS樹脂です。しかし非常に硬いABS樹脂です。
アローダイナミックG17は海外仕様のエアガンなので、高圧ガスの使用に耐える硬度のABS樹脂が使用されているのだと思います。
加工性は最悪ですが仕方ありません。このフレームを使用します。

まずバックストラップを切り出します。
リュータービットでは歯が立たないので、Pカッターでザクザク切ります。
交換式バックストラップの溝ラインに沿って切断します。



切れる限界まで切って、あとはドライバーを差し込んで切れ目を割り進んで行こうと思いましたが…
ドライバーをコジった瞬間に「パキッ!」と割れてしまいました。
この硬いABS樹脂、柔軟性がなさ過ぎです。



裏側からプラリペアで溶着しましたが、表側の欠けた部分は表側にプラリペアを盛らないと修復できません。
しかし私には目の細かい凸凹テクスチャーのシャープなエッジを保ったまま表面のプラリペアを削って均一な平面にするという高度な技術はありません。
案の定、表面が汚く荒れてしまいました。

残念ながらこのバックストラップは使用できなくなりました…



グロックのフレームは肉厚で切り難い上に、隔壁と交換式バックストラップの溝ラインがグリップ中央で交差する複雑な構造になっています。
このためバックストラップの切断には大変な労力が必要です。



バックストラップの移植は諦めた方が良さそうです。
無難に交換式バックストラップを装着します。

しかしグリップ下部を強引に曲げてマグウェル形状に加工しているため、バックストラップの全長が加工前より短くなっています。
そのため交換式バックストラップと長さが合いません。

上部の取付穴を合わせると下部が突出します。
逆に下部を合わせると上部の取付穴が合わなくなります。






交換式バックストラップを切断して長さを調整するしかなさそうです。
マルイG17のバックストラップ部分も削って細くする必要があります。
色々考えた結果、交換式バックストラップの装着は最後に行う事にしました。

しかし交換式バックストラップを装着するとグリップが前後に太くなります。
少しでも握りやすくするためにフロントストラップを更に削り込みます。
Gen3のテクスチャーが完全に消えるまで削りました。



今回は左右のグリップパネル加工を行います。
アローダイナミックG17からのグリップパネル移植です。

PカッターでアローダイナミックG17のグリップパネルを切り出します。
バックストラップよりはマシですが、硬い上に肉厚なので非常に苦労しました。
このフレームは本当に加工性が最悪です。





無残な姿になりました。
アローダイナミック社の関係者が見たら激怒しそうな残骸状態です。

次にマルイG17のグリップパネルを切り出します、が…
その前に色々とやる事があります。



まず『型取くん』で左側スライドストップ部分の凹型モールドを型取ります。
この凹型モールドは右側スライドストップ部分の整形に不可欠です。
フレームを切った張ったする前に型取っておきます。

そしてGen5で変更された部分もこのタイミングで対策しておきます。
フレーム右側上部の生産国を表示している刻印です。



Gen5のフレーム右側刻印はグリップ下部に集約されています。
フレームが原型を留めているうちにフレーム右側上部の刻印を埋めておきます。
同時に左右のロッキングブロックピンのモールドも埋めてしまいます。



そしてスライド加工の際に切削ビットで傷つけた部分も補修します。
フレームを大加工する前にこれらの小加工を済ませておきます。



それではマルイG17のグリップパネルを切り出します。

まずアローダイナミックG17のグリップパネルの輪郭をケガきます。
といっても正確なラインはグリップパネル後端の交換式バックストラップの溝ラインだけで、それ以外はRTFテクスチャーから数ミリ離してテキトーに切り出しています。
そのテキトーな輪郭に合わせてマルイG17のグリップパネルを切り取ります。



Pカッターでグルリと一周切った状態です。
ここからドライバーでコジって割り進みます。
マルイのABS樹脂は柔軟性がありますので、アローダイナミックG17のバックストラップの様に割れる心配はありません。



グリップパネルを切り取るとこんな感じになります。
まるで1911系の様な姿です。

丸で囲んだ部分に注目して下さい。



Pカッターで切っていると銀色の金属粉が出るので「?」と思っていましたが…なんと隔壁とバックストラップの間に亜鉛合金のウェイトが埋め込まれていました!



こんなトコロにこんなモノがあるなんて全く知らなかったのでビックリです!
既出のネタかも知れませんが、マルイの企業努力を垣間見た気がします。

コレでアローダイナミックG17のグリップパネルとマルイG17のグリップが共に切り取られた訳ですが、テキトーな輪郭をテキトーに切断しているので、そのままでは切断箇所が干渉してグリップパネルが入りません。

双方の干渉箇所を削って修正する必要があります。







ここまで削ってようやく仮組できました。
大きな隙間はプラリペアで埋めるので問題ありません。





それではグリップパネルをプラリペアで合体させます。
これほど大きな部品を合体させるのは初めてです。しかも左右です。
大量のプラリペアを地味にチクチク盛っていきます。







合体直後の状態です。
左側のマガジンキャッチ部分はGen4/5形状のマガジンキャッチを組み込む前提で、Gen4/5形状に整形しています。
グリップパネルを切り取る際に欠けた隔壁も修復しました。

あとはプラリペアを削って形状を整えるだけです。
ここまでくれば完成したも同然です。



棒ヤスリでの荒削りが終わった状態です。
Gen5らしいグリップになりました、が…

マガジンが入りません。

最初に互換性をチェックした時に、アローダイナミックG17のグリップ内側がマルイより狭くてマガジンが入りませんでした。
それを事前に確認していたので予想はしていましたが…ほぼ完成した状態でマガジンが入らないとなると、さすがショックが大きいです…

絶望的な心境でグリップ内側を削ります。
アローダイナミックのABS樹脂は硬いので、切る以上に削るのが物凄く大変です。
マガジンベースを外したマガジンを挿して光にかざして干渉箇所を確認しながら、鉄工ヤスリでひたすら削ります。





一時間以上削り続けて、ようやくマガジンが入りました。
まだマガジンが自重で軽く抜け落ちる状態には達していませんが、削るのがあまりにも大変なので、とりあえずコレで良しとします。



この削り作業の際にマガジンを無理に押し込んだので、グリップ右側前方の接合部分が「パキッ!」と割れてしまいました。
切削ビットで穴を開けてプラリペアで溶着し直します。



最後に400番のペーパーで表面を整えます。
まだフロントストラップの加工が残っているので、この段階では400番でOKです。
すべての加工が終わった後に1,000番のペーパーで仕上げます。





グリップ左右のRTFテクスチャーが完成しました!

社外パーツのGen4フレームが入手できればこんな苦労は全く不要なのですが、現在入手不可能なモノをあれこれ言っても仕方ありません。
むしろ苦労して製作したグリップの方が愛着が湧くというモノです。

まだフレーム加工は終わっていません。
フロントストラップのRTFテクスチャーが残っています。
その次は交換式バックストラップを装着します。

次回に続きます。




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