ドルフィン あるいは フロビスネイビースライド④

ライラクスのドルフィンFSコンバージョンキットを加工します。
ブログのために後から撮ったのがバレバレな写真ですね。



この頃はまさか自分がブログでカスタム銃を世間の皆様に披露するなど夢にも思ってなかったので、今ほどマメに写真を撮ってません。ただ凝った加工や苦労した加工は撮影して記録に残してました。それが今になって役に立ってます。

コンバージョンキットの刻印は大胆にアレンジされています。大人の事情で実物ともモデルガンとも異なる刻印を採用したのでしょうが、今回のカスタムには不要です。

プラリペアでサクッと消去します。





削り過ぎて面が歪んでます。フレーム加工の時より明らかにサクサク軽やかに削れるので楽勝と思いきや、気付いたときには既に手遅れでした。削り過ぎで面が凸になって銃口側のエッジが弧を描いてます。これはどうしたものか…

専門店の店長さん曰く「ABS樹脂にも”番手”があります。マルイなど大手メーカーは番手が高く硬質なABS樹脂を使用しますが、社外パーツメーカはコストと生産性の観点から加工しやすい低い番手のABS樹脂を使用することが多いです。そういうパーツを純正パーツと同じ力加減で加工すると、削り過ぎて面が歪んだりエッジが垂れたりするので注意して下さい」とのこと。

先に言って欲しいです。

気を取り直して作業を続けます。
このコンバージョンキットを組み込むと二つの不具合が生じます。
 1. ダブルアクションで撃てなくなる。
 2. セフティが効かなくなる(後付けセフティを組み込まない場合)

ダブルアクション不可はフルオート機構を組み込む代償として発生します。今回のカスタムはフルオート機構は一切組み込まないので関係ありません。

しかしセフティはフルオート機構の有無に関わらず効かなくなります。純正スライドには右側セフティの下側にセフティロッドを組み込むスペースが存在します。そこにセフティロッドを差し込みセフティ軸先端の突起に引っかけることで、セフティの動きに連動してセフティロッドが上下します。
対してコンバージョンキットの内側にはセフティロッドを組み込むスペースが整形されてません。セフティを機能させるには、スライド内側を加工して純正と同じ形状にする必要があります。



リューターで削ります。スライド上部は肉厚なので大胆に削っていきます。大まかに削ったら棒ヤスリで表面を均一に整え、セフティロッドがスムーズに上下するよう調整します。



部品を全て組み込むとこうなります。赤丸で囲ったパーツがセフティロッドです。セフティONでセフティロッドが降りた際にガタがあるとトリガーバーを上手く押さえ込めません。左右にガタがあるとセフティロッドが横に逃げてしまいトリガーバーが上がってしまいます。また前後にガタがあると中途半端にトリガーバーが上がってハンマーが落ちてしまいます。加工そのものは簡単ですが精度が求められる場所なので、トライ&エラーで慎重に仕上げます。

スライドを組み込むとこんな感じになります。





全体像が見えてきました。なかなか良い感じです。

この状態で専門店に送ります。今回はスライドの刻印加工と塗装だけの依頼です。
フレームはトリガーガード根元のプルーフマーク以外すべて刻印消去してますので、自分で塗装します。メタリック系だとアレですがOD単色なので、気楽にいきます。

次回に続きます。




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