クラウンモデル S&W Bodyguard380⑤

Bpdyguard380の続きです。
レーザー照射機能を廃止しましたが、外装カスタムはまだ終わっていません。
気を取り直して作業を再開します。

フレームにインナーシャーシをハメ込みます。
内側を念入りに養生していたので塗膜の厚みが邪魔する事はありません。
スルリと入ります。



実はこの状態で超小型電池ケースと配線がインナーシャーシの前方にキッチリ納まる事を確認していました。
それだけにレーザー照射機能を廃止せざるを得なかったのが悔やまれます…



愚痴を言えばキリがありません。スッパリ諦めます。
私の様な一個人が何をどう頑張っても法律には勝てません。

独立行政法人 国民生活センターに郵送して個別テストを依頼すれば何らかの回答は得られるでしょうが、規制だらけのレーザー関係で「お咎めナシ」の判断が下される筈がありません。没収されると嫌なので止めておきます。
コチラです

とはいえ昨年「ガンケースの個人輸入は合法なのか?」を所轄の警察署に出向いて取調室で刑事さんに直接聞いた「冒険」に比べれば何のことはありません。向学のために郵送して個別テストをお願いするのも良いかも知れません。

二本のピンを挿し込みます。
挿し込むのは左側からです。ピンに方向性があるので右側からは入りません。



セフティレバーを挿し込んでインナーシャーシを完全に固定します。
この部分は塗膜を棒ヤスリで削って調整しましたが、それでも固いのでチカラ技で押し込みました。ABS樹脂製のセフティレバーが折れないかドキドキしました。



アウターバレルとチャンバーカバーを取り付けます。
そしてスライドをパチン!とハメ込めば組立作業は終了です。
マガジンを装着すれば完成です!



この状態で作動チェックします。とはいえ作動不良になる要素は構造上どこにもありません。ちゃんとコッキングできてBB弾が発射されます。

それでは最終仕上げを行います。
まずはモールドのレーザースイッチをライトグレーに塗装します。使用するのは塗料ではなく、クレオスのサフェーサー500(溶きパテ)です。



ラバー素材?のザラッとしたスイッチ表面の質感をサフェーサー500で再現する作戦でしたが、硬化後はまさかのツルツルピカピカになりました。
ま、よく似た色なので良しとします…

次はスライド左側の刻印に施された白いスミ入れを再現します。
実銃のスライド刻印はこんな感じです。



細い刻印が「抜き文字」になる様に白いスミ入れが施されています。
対するクラウンモデルのBodyguard380はこんな感じです。



文字の大きさ自体は同じですが抜き文字にはなっていません。さすがにそこまで再現するのは無理です。
文字全体をベタッと白色でスミ入れします。

エアガン/モデルガンのスミ入れはクレヨンを使用するのが定番です。
今回はクレヨンを使用し…ようと思いましたが、色々考えてクレヨンではなくクレパスを使用する事にしました。



現在市販されているクレヨンには液体油が含有されて描きやすく改良されていますが、元々「クレヨン」は顔料を固形ワックスで固めた硬い画材でした。線画を描くのに最適な画材ですが「パステル(顔料を接着剤で固めた画材)」の様な多彩な表現力はありませんでした。
そこで両者の特徴を併せ持つ画材として大正時代に開発されたのが、クレヨンに液体油を含有させて柔らかくした『クレパス』です。これは開発元の株式会社サクラクレパスが命名して商標登録された商品名で、一般的な名称は「オイルパステル」です。
コチラです

今回は吹きっぱなしで研磨していない鉄色倶楽部 青組のマットな質感のまま仕上げたいので、硬めのクレヨンより液体油の含有量が多くて柔らかいクレパスを使用する事にしました。



サクラクレパスです。私が小学生の頃からパッケージが全く変わっていません。
「永遠の定番」とはこういうモノなのでしょう。
月日が経つのは早いモノです…



刻印にクレパスを塗り込みます。とても柔らかいので塗膜への攻撃性は皆無です。クレパスを選んで正解でした。
塗り込みが終わればシリコンオフを吹き付けたティッシュペーパーで表面の余分なクレパスを拭き取ります。油性の画材なのでシリコンオフで拭くと溶けて綺麗に拭き取れてくれます。



綺麗にスミ入れができました!
クレパスは放っておけば硬化しますが、確実に保護するためにウレタンつや消しクリアーで塗装します。



今回のカスタムは塗装工程が多いです。当初はレーザーサイト搭載を中心に作業を行っていたので塗装はそれなり…と思っていました。
しかし仕上がりの綺麗さを追及すると塗装を疎かにする訳にはいきません。このウレタンつや消しクリアーの塗装でさらに78時間の完全硬化時間を費やしました。



完全硬化したスライドです。
ウレタンつや消しクリアーのおかげで落ち着いたマットな質感になりました。
実銃Bodyguard380のスライドはテカテカした黒色ですが、エアガンのスライドがテカテカだとどうしても安っぽくなります。よほどコダワリがない限りはマット仕上げの方が高級感が感じられます。

ミディアムグレーメタリックのスライドにもスミ入れを行い、スライドとフレームをウレタンつや消しクリアーで塗装しました。
コチラはパーティングラインの処理などは一切行っていません。



ギラギラ感が消えて落ち着いたメタリック色になりました。G17改G17Gen5とは趣が異なる仕上がりです。予想以上に綺麗な色になりました!
スライドストップの切り欠きモールドだけ青組を塗り忘れたのはご愛嬌です…



フレームはこれで「普通」という感じです。amazon価格1,620円(税込)の商品に多くを求めてはいけませんが、純正のあまりにも安っぽいテカテカぷりはどうにかならないのかと思います…

これで二挺のBodyguard380が完成しました!
塗装工程で長い時間を費やしましたが、その甲斐あって素晴らしい銃になりました!
今日は晴天でしたので屋外で撮影しました。

まずはRed Blaze Editionです!





さすが米国大手銃器販売会社のHyatt Guns社が手掛ける特注カラーモデルだけのことはあります。韓国製の格安エアコキで再現しても十分サマになってます!

自然光だとド派手な赤色とマットブラックのコントラストが引き立ちます! やはりスライドをテカテカ仕上げにしなくて正解でした!
レーザースイッチのサフェーサー500も良いアクセントになっています!



精悍なツラ構えです!
マットシルバーのリコイルSPガイドが渋いです! ダミーリベットは侮れません!
そしてレーザー照射部分は正真正銘ホンモノです! コチラはダミーではありません。配線を繋ぎ直すと発光します! スライド前面に妥協は一切ありません!



スライド後端もメリハリの利いた立体感のある仕上がりになりました! まるでスライドが後退してハンマーがコックされそうに見えます!
同じ青組でもつやの有無でここまで質感が変わるとは驚きです!



刻印のスミ入れは初めて行いましたが、クレパス一本でここまで綺麗に仕上がるとは思ってもいませんでした。最初に考えた人は天才だと思います!
今後は実銃の刻印がスミ入れされている場合は積極的にスミ入れします!

と、ここまでは良いハナシなのですが…
塗膜が厚くなり過ぎて思わぬ現象が起きました。



それなりに強いスプリングが組み込まれているのですが、スライド/フレーム双方の厚塗り塗膜が原因でスライドが戻らなくなりました。
おかげで実銃Bodyguard380のスライドがジャムで閉鎖不良した状態が再現できてしまいます。不具合ではありますが面白い現象です!





エジェクションポートに.380の空ケースを挿し込むと面白いイタズラ写真が撮れそうです。しかし.380の空ケースは入手が難しいと思うので、9mmの空ケースかダミーカートの弾頭部分を外したモノでやってみたいです。

続いて通常モデルです!





コチラはスライドのスッキリした輝きとマットブラックのフレームの組み合わせがイイ感じです! この落ち着いた雰囲気もカッコイイです!

Red Blaze Editionの各種レバー類がつや有りなのに対してコチラはすべてつや消し仕上げです。おかげでフレーム全体がのっぺりした感じになっています。ウレタン塗料を使い切るために急遽塗装したのでこういう仕上がりになりましたが、やはり手間と時間をかけて各種レバー類をキッチリ塗り分けた方が良かったです。





とはいえこういう写真だとのっぺり感はありません。amazon価格1,620円(税込)とは思えないキッチリ造り込まれた形状のおかげで各種レバー類がまるで別パーツの様に見えます。
パーティングラインと "MADE IN KOREA" の刻印を消去してレーザースイッチを塗装していればもっと完成度がアップしていたと思います…





ガチ仕上げと手抜き仕上げ。手間のかかり方は比較になりませんが、結果的に両方とも魅力的な銃になりました!
MTM #805に二挺揃って綺麗に納まります。納めた姿もカッコイイ!



ロケに出向いて初速を計測するとか標的射撃を行うとか、そういう銃ではありません。あくまでも部屋で眺めたり適当な的を撃って遊ぶ銃です。

この銃のカスタムは楽しいです! 純粋に「カスタムの楽しさ」を味わえる貴重な存在です! 何挺でもカスタムできそうな気がします! そのくらい楽しいです!
機会があればフルストローク化してみたいです。そしてガスブローバック化すれば完璧なBodyguard380になりますが、さすがにそれは私のウデでは無理です…

レーザーは諦めましたが、総じて楽しいカスタムでした!
何事も結果良ければすべて良しです!

S&W Bodyguard380はこれで終了です!




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