クラウンモデル S&W Bodyguard380④

Bodyguard380の塗装がようやく完全乾燥しました。
ミッチャクロン+ウレタンレッド+ウレタンつや消しクリアー+鉄色倶楽部 青組の四層塗装です。予想以上につやが消えてマットな質感になってくれました。





塗料指定の完全乾燥時間を単純に足し合わせても、78時間+78時間+48時間=204時間で8日と12時間が必要です。しかも勤務日は帰宅すると真っ暗です。

仕方なく各種レバー類のミッチャクロン+青組は帰宅後に玄関の外灯で塗装しました。
よく見えないので厚吹きになりましたが、事前にマスキングをしっかり行ったおかげで綺麗な塗り分けができました。







ところが何と! シリアルナンバーを青組で塗装するのをすっかり忘れていました!
マスキングの段階で気付いていれば後から塗り足す事ができたのですが、マスキングテープをすべて剥がした後ではどうしようもありません。
とりあえずコレで良しとします。



加工した超小型スイッチ取付部分も綺麗に仕上がりました。
ヤスリ後もパッと見では目立ちません。
よく見るとフレームのラインが歪んでいますが気にしない事にします。



マガジンパンパーもバッチリつやが消えました。
上側のマガジン本体と比べると質感の違いが一目瞭然です。



スライドも綺麗に塗り分けができました。
細かい部分を丁寧に仕上げると全体が引き締まって見えます。
ガッツリ残ったパーティングラインが気になりますが…







今回はS&W Bodyguard380のフレームをM&P Bodyguard380 "Red Blaze Edition" と同じ赤色に塗装しています。厳密にいえば架空銃になりますが、改めて調べてみるとS&W Boduguard380にもRed Blaze Editionが存在する事が判りました!



Red Blaze EditionはS&Wの公式バリエーションではなく、Hyatt Guns社が特注モデルとして販売しているカラーバリエーションです。
コチラです

最初に同社のwenサイトをチェックした時にM&P Bodyguardベースのモデルしか確認できなかったのは、Bodyguard380がモデルチェンジでM&Pシリーズになったためにカタログ落ちしていたのが原因でした。

という訳でS&W Bodyguard380 Red Blaze Editionは架空銃ではありませんでした!
これで心置きなくカスタムを続行できます!

しかし気になるのがスライドの色です。普通のBodyguard380ではさほど気にならなかったのですが、Red Blaze Editionではスライドの黒さが引き立ちます。



赤色のフレームにミディアムグレーメタリックは間違っている様な気がしてきたので、Bodyguard380をもう一挺購入してスライドを青組で塗装しました。
amazon価格1,620円(税込)のなせるワザです。



両者を比べるとかなり色が異なります。
これだけ色が違うとフレームとの相性が気になります…



フレームと組み合わせて比較してみます。
スライドとフレームを内側からセロテープで合体させて両者を見比べます。
結果はご覧の通りです…





ミディアムグレーメタリックのスライドはRed Blaze Editionとは似ても似つかぬ色でした! ここまで色の違いが明白ではどうしようもありません。折角マスキングしてF/Rサイト等を青組で塗り分けましたが、ミディアムグレーメタリックのスライドは残念ながら不採用です。

青組のスライドはパーティングラインをすべて消去してから塗装しています。
しかしリコイルスプリングガイドロッドはモールドです。
コレをリアル加工します。



モールドを切削ビットで削り落として凹みを整形します。
そして6mmのダミーリベットを接着します。



コレでシルバーのリコイルスプリングガイドロッドが再現できました。
単純な加工ですが見た目がガラリと変わります。スライド前面はヒケが目立つので加工前に平面出しを行っていれば完璧でしたが…
オススメです!



アウターバレルとチャンバーカバーも青組で塗装したモノを使用します。
研磨していない青組は落ち着いた黒色です。



それではいよいよレーザーを取り付けます!
事前にレーザーモジュールのコードが長過ぎるので短く切っておきます。
断面から数ミリの皮膜を剥いで心線を捻じれば準備OKです。



コードを超小型電池ケースの端子に挿し込んで接着します。『ボンド ウルトラ多用途SU プレミアムハード クリア』は本当に何にでも使用できる便利な接着剤です。



硬化後にマスキングテープで巻いておきます。本当はビニールテープで行う作業ですが手元になかったのでマスキングテープで代用しました。
微弱な電流なので発火する事はないと思います。



超小型スイッチをフレームに挿し込みます。塗膜が厚いのでなかなか入りませんが、ピンセントで定位置まで押し込んで接着します。
スライドスイッチなので上方向にチカラが加わる事はありませんが、組立後に外れない保障はありません。外れると面倒なので接着剤でガッチリ固定しておきます。



超小型電池ケースとコードをレーザーモジュール後方に配置します。コードが後方に垂れるとインナーシャーシの下敷きになってしまうので要注意です。
上手く配置できればレーザーモジュールを挿し込んで接着します。接着しない方が電池交換しやすいかも知れませんが、この電池を頻繁に交換する事はないと思います。
接着剤でガッチリ固定してもOKです。



取付後はこんな感じになります。
スイッチレバーが2mm突出していますが、操作性を考えればこのくらいの長さは必要です。それに切断ビットで過剰な熱と振動を加えると超小型スイッチが壊れる可能性があります。そこまでしてレバーを短くする必要はありません。







点灯チェックもバッチリです! 低出力レーザーがまるでSF映画の光線銃みたいに輝いています! 角度によって光の拡散具合が変化するのが面白いです!

※ レーザー光を直視するのは厳禁です。あくまでも「こんな感じです」という写真を撮るためにデジタルカメラを使用しましたが、この方法が100%安全という訳ではありません。皆様は絶対にマネしないで下さい。





カメラで撮ると煌々と輝いて見えますが、実際に照射されるレーザー光は弱いです。静止させると滲みも歪みもない綺麗な光点が見えますが、光点を素早く移動させると暗過ぎて全く目で追えません。
これはレーザーモジュール自体に問題があるのではなく、CR1220ボタン電池一個では電流不足で本来の出力が100%発揮できないのが原因だと思います。こういう商品は電気に詳しい人達が購入する前提で販売されているのでしょう。



今回のカスタムは「レーザーポインター」を使用しています。
レーザーポインターは使用方法を誤れば重大な事故に直結する光学機器です。それ故に法律で販売可能なレーザーポインターの出力等が厳格に定められています。
レーザーの出力はコチラです

レーザーポインターに関する規則は『消費生活用品安全法』並びに『経済産業省関係特定製品の技術上の基準等に関する省令(技術基準)』に定められています。
コチラです
参考サイトはコチラです

 ・ 2001年 レーザーポインターが『特別特定製品』に指定され規制対象になり、
         PSCマークの表示が義務付けられる。
        出力規制 JIS C6802 クラス2(1mW)以下
        電池規制 電池の総重量は40g以上
             電池の種類は単三、単四、単五形のみ
             電池の本数は二本以上
        寸法規制 電池規制の論理的帰結である超小型、超薄型、全長8cm
             未満のレーザーポインターは違法
        形状規制 玩具形状(レーザー照準器付きモデルガン)は違法
        通電規制 手を放してもレーザー照射状態が維持されるスイッチ
             付きのレーザーポインターは違法

これでもかというガチガチの規制っぷりですが、2010年に法改正されて電池規制が廃止されます。これにより寸法規制も事実上の廃止になりました。
コチラです
参考サイトはコチラです

 ・ 2010年 電池規制が廃止され、ボタン電池も合法になる
       この廃止の論理的帰結として超小型、超薄型、全長8cm未満の
       レーザーポインターが合法になる

今回のカスタムに上記の規制を当てはめると、次の三点が違法になります。

 ・ 使用しているレーザーモジュールがPSCマークを取得していない
 ・ 完成形状が玩具形状(レーザー照準器付きモデルガン)である
 ・ レーザー照射状態が維持されるスイッチを使用している

カスタムを始める前に調べておけば良かったとタメ息が出る内容です。これでは今回のBodyguard380が「違法と知りつつ製作したカスタム銃」になってしまいます。
そんな事は私の完全合法主義が許しません。





配線をブチ切りました!

これで「機能を廃止したレーザーモジュールを利用して外観をリアル化した」合法なカスタム銃になりましたが、カスタムの趣旨が根底から覆ってしまいました。これでは単にS&W Bodyguard380 Red Blaze Edition を塗装で再現するだけのお手軽カスタムでしかありません。 

このブログを始めて一年四ヶ月になりますが、カスタムの途中でここまで大胆な方針転換を行ったのは初めてです!
「なんだかなぁ」とは思いますが、ブログで世間の皆様にカスタム内容を公開している以上、違法と知りつつカスタムを続行する訳にはいきません。



ちなみに完全合法なレーザーサイトはハートフォードの『ビームフォード』シリーズです。2001年の規制で製造中止になりましたが、2010年の法改正で復活しました。
コチラです



エアガン/モデルガンと一体成型ではないので「玩具形状」に該当しないという法解釈なのだと思います。そうでなければ市場に存在するすべてのレーザーサイトが違法になってしまいます。



それではCrimson Trace社の各種レーザーグリップ(実物・レプリカを問わず)は合法なのか? 玩具形状に該当しないのか? など色々考えてしまいます。なぜなら同社のレプリカグリップ(レーザー機能アリ)を装着したエアガンを堂々と紹介しているブログが多数見受けられるからです。
実物はコチラです

ま、愚痴はこのくらいにして…
次回に続きます。




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