エル・ポトロ⑧

前回の記事を投稿した後に気付いたのですが…

研磨したリコイルプラグが見えちゃってます。
本来は見えないのですが、ダストカバーの寸法が僅かに足りていませんでした。



さすがにカッコ悪いので黒染めします。
見える部分だけ染めれば十分です。



改めて組み込みます。
加工直後に発生したキーキー音は一切しません。
あれは一体何だったのでしょうか?

これで見た目はバッチリです。



今回、製作から一年半後にこの銃を記事にするのに際し、改めてこの銃について調べてみました。

日本のwebサイトで ”エル・シリーズ” についての記述があるのは、エル・ポトロ①記事中で紹介させて頂いたPEKOさんのブログだけです。 
PEKOさんのブログ
なので調査は米国サイトがメインになります。

米国サイトでさえ情報が少ないのですが、探せばあるものです。
そのものズバリ、エル・ポトロについて記事が書かれたサイトを見つけました。
コチラです
短い文章なので簡単に意訳します。

★ エル・ポトロはコンバットコマンダーの限定モデルで、1994年に代理店リュー・ホートン社から500丁限定で販売されました。コルトロイヤルブルーにフェイクパールグリップ、.38スーパー口径という仕様で価格は1,025ドルでした。★

サイトに掲載されている写真です。
メダリオン付きの白系フェイクパールグリップが装着されています。



エル・パトロンに関する情報もありました。
コチラです
ここでも「コルト・カスタムショップで500丁製作された」と書かれています。

PEKOさん情報では「全バリエーション350丁限定」でしたが、これらの記事では「500丁限定」となっています。

”エル・シリーズ” の情報自体が少ないのでなんとも言えませんが、当初予定していた販売数を売れ行きに応じて増減させるのは珍しい事ではありません。1,000ドル超えの高額商品なので、売れ行き好調なら販売数を増やすのは当然の流れです。

販売年や代理店名まで特定されているので、記事の信憑性は高いです。

ここで私が注目したのは「グリップはフェイクパールグリップ」という情報です。
私が入手しているエル・ポトロの写真は、今回のモノを含めると四種類です。
今回の写真は上で紹介しましたので、残りの三種類を以下に挙げてみます。

1. 黒系のフェイクパールグリップが装着されています。メダリオンはありません。



2. 写真がモノトーンなので色が判別できませんが、1と同様にメダリオン無しのフェイクパールグリップが装着されています。



サンプル数は少ないですが「オリジナルのエル・ポトロはフェイクパール仕様」は間違いなさそうです。

3. 今回のカスタムの参考にした写真です。グリップは社外品に交換されています。このエキゾチックなグリップを再現するためにWEのメタル調グリップを取り付けました。



この手のアートグリップには硬度の高いジャーマンシルバー(シルバー800)が使用されます。このグリップは「ジャーマンシルバーグリップのエングレーブ加工+聖母マリア像の部分に24Kメッキ仕上げ」と推測されます。

この手のメキシカンアートグリップの販売サイトを見つけました。
コチラです
どれも超高級品ですが、メキシコの方々はこういうグリップがお好みの様です。
ちなみに下の写真のグリップはお値段244.95ドルです。



WEのメタル調グリップはそれなりに雰囲気はありますが、ホンモノのアートグリップには遠く及びません。
ま、amazon価格3,980円では最初から勝負にすらなりませんが。

現状の「WEグリップ装着エル・ポトロ」はこんな感じです。



ラテンな文様は十分それっぽいのですが…
モノは試しにフェイクパールグリップを装着したらどんな感じになるか、試してみようという訳です。

とはいえ機能パーツをキラキラ仕様にしている時点でオリジナルのエル・ポトロからかけ離れた姿になっていますが…コレはあくまでも ”エル・シリーズ” の文法に沿ったカスタムです。
エル・パトロンはまさしくこのキラキラ仕様です。
決して突拍子もない自己流アレンジではありません。

オリジナルのエル・ポトロをもう一度見てみます。
グリップ下側のピンカットに注目して下さい。



この深くえぐり込む様なピンカット。
これはホーグのフェイクパールグリップに間違いありません。



このホーグのフェイクパールグリップは日本のwebショップで販売されています。
残念ながらメダリオン仕様ではありません。
コチラのショップです



商品紹介にマルイ1911を使用しています。
「マルイ1911に取付可能です」と言ってくれている様なものです。
買わない手はありません。

「キャロムのフェイクパールグリップがあるじゃないか!?」と思われる方も多いと思います。確かにキャロムのグリップの方が安価で入手し易いですし、日本製なので品質も問題ありません。



キャロムのフェイクパールグリップは非常に良くできています。
白以外にピンクとライトブルーの樹脂が混ぜられていて、本物のパールの質感に極限まで近づけられています。「フェイクパールグリップ」としてのクオリティは非常に高い商品です。

対して米国製のフェイクパールグリップは透明と白の二種類の樹脂をザックリ混ぜて「パールっぽいよね?」な品質で売られています。
WAが採用しているAJAX製フェイクパールグリップも本物のパールとは程遠い商品です。あくまでも「パールを模したマーブル模様の樹脂製グリップ」として販売されています。
公式webサイト

「本物のパールらしさ」ではキャロムのフェイクパールグリップの圧勝です。
品質の高さが段違いです。比較になりません。
しかしその「品質の高さ」が時に邪魔になる場合があります。

今回の「フェイクパールグリップ仕様のエル・ポトロ」がまさにそのパターンです。
1994年に販売された ”オリジナル” エル・ポトロの再現には「安っぽさ全開でとても本物のパールには見えない」ホーグのフェイクパールグリップが必須なのです。

日本的緻密さやクオリティの高さを備えたキャロムのフェイクパールグリップはアメリカンなバタ臭さを強調するカスタムには不向きです。



さて、お値段はWEグリップの倍以上するホーグのフェイクパールグリップ。
パールグリップ自体は特に珍しい商品ではないので、「パールグリップ付けたのね」で終るかも知れません。
現状のWEグリップの方が「非凡さ」では遥かに上です。

結果は届いてからのお楽しみです。
次回に続きます。




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